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パーソナル・レッスン ― ヒメさんの時間…♪

2021-11-26 16:39:11 | Weblog
今日はアンシャンテ原宿バレエ&ダンスの水曜日クラスレギュラーメンバーのヒメさんのパーソナル・レッスンをしてきました
12月のおさらい会に向けて毎週エスメラルダのヴァリエーションを練習していますが、ヒメさんとしては通常のレッスンだけでは十分ではない気がするってことなので、それではプラスオンしましょうねってことで
彼女の場合、振り付けはきっちりアタマに入っていて過不足なく動けているんです。
惜しいところは1フレーズだけ。
それはクライマックスのバロネ・アン・ナヴァンを繰り返すパートです。
今日のパーソナル・レッスンではその部分をとくに念入りに練習したんです。
バロネ・アン・ナヴァン
動作脚の動きはク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→フォンデュ・ドゥヴァン→ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンだけ
大事なポイントは、フォンデュのあとク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに引き戻すとき、膝下を動かすのではなく腿を素早くターン・アウトして引き戻すこと。膝下を引き戻すことだけに捉われて腿のターン・アウトがおろそかになると、ク・ドゥ・ピエ-プリエが曖昧なカタチになるし、だんだんタイミングもズレてしまいます。それが次第にルルヴェでポワントに上がれなくなる原因になることも
上体が後ろに逃げないように軸脚の上に立てること
通常はバロネ・アン・ナヴァンでは上体をちょっと特別なポジシオニングにしますが、エスメラルダのヴァリエーションでは爪先でタンバリンを打つことが前提になっていますから、トルソーは進行方向に対してドゥ・ファスです。
前に指し伸ばした手の先にあるタンバリンをバロネする脚とともに追いかける、とイメージしましょう。
まずはバロネの部分だけアンシェヌマンとして練習しましょう、どうぞ

うん、うん、それ、それ
プリエとルルヴェの繰り返しが安定してるし、フォンデュのテンポもよくなってますよぉ
普段のヒメさんがついやっちゃうイケナイ癖=上体を後ろに引く癖も1回も出なかったじゃない
よしよし
で、もう1点。
周回するところのステップはパ・ドゥ・バスク・アン・ナヴァンよ。
ヒメさんはバランセみたいな動きをしてるから修正しましょう。
左膝に右膝を被せるようにプリエするのがプレパラシオン、そこから、
右脚ドゥミ・ポワント→左脚踏み出してドゥミ・ポワント→右脚踏み出してドゥミ・ポワントからプリエ→右脚プリエ-左脚ジュテ・ドゥヴァン→左脚ドゥミ・ポワント→右脚踏み出してドゥミ・ポワント→左脚踏み出してドゥミ・ポワントからプリエ→左脚プリエ-右脚ジュテ・アン・ナヴァン→右脚ピケ-アン・ドゥダーン→右脚プリエ-アラベスク・アン・トゥールナン⇒…………
カウントで説明すると、
→8 プレパラシオン⇒1 右→2 左→3 右プリエ→4 左ジュテ・ドゥヴァン→5 左→6 右→7 左プリエ→8 右ジュテ・ドゥヴァン→1 右ピケ-アン・ドゥダーン2 →3 →4 左プリエ-右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5 右プリエ-左アラベスク・アン・トゥールナン→6 →7 →8 ⇒…………
ってことです。
これをさらに単純な言葉にすると、
→8 プレパラシオン⇒1 アップ→2 アップ→3 ダウン→4 →5 アップ→6 アップ→7 ダウン→8 →1 アップ→2 →3 →4 ダウン→5 重心移動→6 →7 →8 ⇒…………
ってことですよ
この上下の変化をきちんと掴めれば、ピルエットがラクになるはずです。
ちょっとやってみて

ほぉらぁ…、全体が安定して滑らかになったじゃない
いいですよぉ、少しずつ仕上げていくのが楽しみですね
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