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金曜日のアンシャンテ ― レヴェランスも…♪

2024-07-07 10:21:22 | Weblog
ポワントに履き替えて軽く足馴らしといくつかのパのチェックをしてからソロ・ヴァリエーションの練習。
まず1回通してみましょう、どうぞ

ん、そうね。
中盤のピケ-クぺ→……のときのアームスが改善されてる、クレーンゲームのアームではなくなりつつあります…よしよし…
こういう静謐で優雅な作品は、アームスの動きによって出来不出来が左右されるといってもいいくらいです……、音を聞こうとする・息を吹き送ろうとする・そよ風の中を揺蕩う・風となって地にあるものを舞い上がらせる…、そんなさまざまな情景を表現するのはアームスの動きです。
で…、ヴァリエーションそのものはかなり動きも良くなってきてるし奥行きも出てきたと思いますよ、ただね、最後のポゼを決めればそれで終わりというわけではありません…、きちんと観客に向かってレヴェランスをして袖に消えるまでが踊りです、だからね、
「去年のお披露目会のときとはちょっとだけレヴェランスの仕方を変えるから
こんな風に、と見本を見せる。
5番シュル・レ・ポワントのポゼから一旦アティチュード・ア・テール・クロワゼに下りる→ポゼのアームスを解きながらゆっくり回転して両手を前でクロス→センターまで歩いてきたらアームスをア・ラ・スゴンドに開く→シルフィードのアームスでレヴェランス
はい、どうぞ
「…… …… ……あ、お縄になっちゃった…
だねぇ、その手の重ね方じゃぁ“お縄になった下手人”だよ
「一緒にやっていただけませんか?」
いいよ…、いくよ…。
ポゼ→アティチュード・ア・テール→回転→センターへ→ア・ラ・スゴンドに→…
「あ、このア・ラ・スゴンドに開くのはただのポール・ドゥ・ブラじゃない、観客全員に語り掛けるように」
アームスを開いていくときに指先を少し上向きにするといいわね
もう一度どうぞ
…… …… …… ……
ん、いいですよ
レヴェランス=révérence:お辞儀・(格式ばった)挨拶・最敬礼という意味ですが、畏敬・崇敬という意味もあるんです…、決して卑屈な感じや慇懃無礼な感じになってはイケマセン
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