WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

22年ぶりの再会

2005-06-01 | 人生妙なり
高校時代の同級生だったひろこさんと再会しました。
彼女のご実家が空家になっているので、田舎だけどよかったらどうぞという連絡を、帰省する直前にメールでいただきました。
「うっそぉ~!ぜひ検討したいわ!!」ということに突然決まって、見に行くことに。彼女は、突如、京都から日帰りで来てくれたのでした。
20年以上ぶりの友達は、私に真っ赤なハンカチをおみやげにくれました。
京都の老舗の永楽屋さんの地模様入り、喫煙する骸骨柄のハンカチ。
これをいただいた瞬間、20年の時空がイッキに埋まった感じ。
あーひろこさんと私って、こういう人間関係なのよね(#^_^#)
…っていうか、再会したとたんから、もう「な~んだ昔のままじゃん」という気分で、和みまくってしまったのでしたが。

でっ、その田舎のご実家。
こぢんまりとしていて、Takと2人で住むにはちょうどいいサイズ。
私の実家が築30年余ってことを考えたら、それよりさらに10年以上は古そう。
トイレは汲み取り。
周囲は田んぼや空き地がいっぱいで、虫がいっぱいいそう。
いや、実際、トイレを開けてみたら、大きなクモが巣をはっていましたから…( ̄_ ̄|||)
田舎暮しってのをほとんどしたことがないのですが、これはもう、完全なる「田舎暮し」!
私にできるんだろうか… 虫たちとの共存(^_^;)
でもでも、こういう古い家、ペンキを塗ったり、床を張り替えたりして手を入れて、照明に凝ったりすると、見違えるような民芸調モダンに変身することも知ってるゼ。
あ~やってみたい。住んでみたい。

以前、私は、推定築40年以上のアパートに引っ越しを余儀無くされて、「暗い引っ越しにはしたくない!」といろいろ考えて、もとペンキやさんのジミーと、クロスやさんのしんちゃんに頼んで、部屋を改造してもらいました。台所に後付けの大きなカプセル風呂のある部屋。古い小学校の家庭科室よのうな台所の塗装の剥げた床をカプセル風呂のパイプが這っているのです。この部屋の天井も壁も、カプセル風呂も、パイプもプロ技で全部ペパーミントグリーンに塗って貰いました。
そして、生まれ変わったキッチンに、料理人の梅さんを呼んで、盛大に引っ越しパーティーをしたもんだ。
何度も書いてるけれど、私はほんとに、友達の恩恵だけでここまで生きてきたようなもんです。
それなのに、この人たちのいない郷里で、私は暮らしていけるんだろうか…

でもTakにとっては、とっても楽しい子供時代かも。自然との共存、味のある民芸モダンの家。

ますます混迷を極める母子のの行方…

ひろこさんとは、その後、さぬきうどんのお店で、ビールと日本酒を飲んで、帰りのバスまでの時間を2人でゆるゆると過ごしました。人生の半分以上を京都で過ごし、すっかり京都弁の似合う幸せそうなひろこさん。話題はお互いの結婚や離婚、子育てなど、やはり高校時代とは当然違うんだけど、でもあの時代のままの2人だなあ…と思ったのでありました。
Comments (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カット初体験 | TOP | 家族の距離 »
最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
旧友 (hawk)
2005-06-05 18:18:16
精神が健全であることのひとつの証明がこれです。



旧友との再会をエンジョイできる!



やっぱり TAKAMI さんは健全です。



ぼくなんかぜんぜん違います。

だいたい、高校時代の友達とは、会いたくないです。

返信する
どんなものでも (ふと足ももこ)
2005-06-05 22:30:22
TAKAMIさんはきっと自分のものとして取り入れて行くのでしょうね。

古くても汲み取りでも、それを素敵なものに変える力があなたにはあります。



新しい環境で、新たな人間関係をも構築していかれるのではないでしょうか。



もしTAKAMIさんが東京からいなくなったら寂しいのだけど、四国でも会えるんだから、それもいいのかな、と、私もゆれています。
返信する
それってあの部屋? (まっきー)
2005-06-06 08:36:38
後付のカプセル風呂って、僕がギターを持っておじゃまして、ブランコがーとか、酔っ払い即興演奏会をやったあの部屋でしょうか?

そんな経緯があったんだねー。



田舎という響きには、すごく落ち着くものを感じるな。そこにはそこで楽しいことも大変なこともあるだろうけど、帰れる場所に帰るというのは、やり残したことがなければ、もしくは大方納得行けば、いいことなのではないかと思うよ。

TAMAMIさんなら、昔の友達と再会したり、新しい素敵な人たちと出会ったりして、すぐに友達に囲まれる環境になると思うし。

日本に帰ったら、東京でも香川でも会いに行くよ。
返信する
Unknown (TAKAMI)
2005-06-06 23:53:31
♪hawkさん

私だって、会いたくない同級生とかいますって!

私の場合、それは大学時代に多いかも。

お嬢様系の某音大でしたから…



♪ふと足ももこさん

いえいえ、汲み取りトイレと虫はマジでコワイです!絶対取り入れたくないわよ。

住むとなったら、真面目に取り組まなくてはいけない深刻な問題と思います~~

私も揺れまくっているところよ~~



♪マッキー

そうそう!あの部屋よ!

ブランコのうたも懐かしいけど、鍋やって、

しいたけの茎がさりげなく入ってた歌なんかもサイコー楽しかったよね!

近々、この部分を切り取って書かせていただいてもよいでしょか?

マッキーがギター弾いて歌いながらアパートの階段のぼってきて、玄関をノックしてくれたこととか、ホント楽しかったよ~~!

心強いお言葉、ありがとね~!!いずれ帰国したら、また第2段をやろうよ~!
返信する

post a comment

Recent Entries | 人生妙なり