久々に選挙のウグイスやりました。
私の住まいは、大きな交差点の角にあり、マンションが立ち並び、交通量も多く、
選挙の時期には街宣車が行き交い、街頭演説には、格好のスポットなのです。
聞きたくなくても、家にいれば、街宣車から聞こえてくるウグイストーク。
名前の連呼連呼連呼連呼
耳に、タコタコタコタコ…
もっとなんか「あれっ、そう? ふ~ん…」ってこと言う人いないの?
ホント、一人もいないんだよ、、、
そんな時、ひとりの新人候補が街頭演説をしているのが耳にとまりました。
「私は34歳、シングルマザー、6年生の子どもを一人で育てている、ふつうのお母さんです」
「無関心、やめました」
へぇ~、それがキャッチコピーか。そりゃインパクトあるよね…と思った。
そして、彼女の街頭演説はすごくきちんとまとめられていて、わかりやすく、説得力もあり、聞き入ってしまいました。
太田あゆみさんです。
翌日も同じくらいの時間にまた彼女がやってきたので、声をかけました。応援してます。お手伝いできることがあれば…と。
全員素人の手作り選挙なので、ほんとにお願いします、助かりますと…
そして、2日後にご連絡をいただき、最終2日間、仕事返上でウグイスをやることに、、、
TELをいただいたとき、私は塩江「行基の湯」の脱衣場でした。
つまり…ハダカでTELに出たのであった( ̄□ ̄;)!!
ふつーこんな状況では、絶対出ません。知らない番号だし。
でも、なんか予感あった。
私のような、全くどこの誰かもわからないオバサンにウグイスを頼むなんて、本当に素人さんの集団なんだなあと…
でも、私も「大変お世話になっております、よろしくお願いします 〇〇〇です」ばっかりのウグイスさんが連日行き交ってうんざりして、
「今年もまたコレだよヽ(`Δ´)ノイッパツ私にやらせろ!」な~んて思っていたところだったので、
ここはホントに久々にイッパツ、燃えまくって、燃え尽きようと…
まずは早速あゆみ候補の事務所へ赴き、情報収集。
あゆみさんのお母さまがいらして、いろいろお話を伺いました。
私は、これまで市議選なんて全くワケわからず、とりあえず両親や友達に聞いて、身内やお友達が応援している人に投票していました。棄権はしたくないので。
東京時代は、政治の世界で仕事をしていた時期もあって、わが故郷、府中市議選では燃えまくってウグイスやってたのですが、
高松の市議選、ボーダーラインは何票なのか、彼女の読みはどれくらいなのか…
街頭演説を聞いてお手伝いしたいと思っただけなので、何もわからないのです。
でも、選挙の参加のあり方って、本来こうじゃないでしょうか?
「この人が好き」というフィーリング。
もちろん、政策も人柄も全部含めてです。
そして、「好きだ」って思う候補者にできることを協力するんだよ。いろんな協力の仕方があると思う。
私は高松に引っ越してきてから、自分で「この人に投票したい」という人に出会わず、捜してもこなかった。初めての出会いでした。
さて。
あゆみ候補の事務所から、リーフレットや、ニュースレターなどいただいてきて、さらにウェブサイトやブログで、候補の政策を検索して読み込みます。
そうしていくうちに、彼女の政策、やりたいことの輪郭がくっきりしてきて、そこに、思いが重なります。
なんだか嬉しく、シアワセな瞬間なのです。
私は政策を語るウグイス。
たくさんの文章の中から、「ウグイス」が語って道ゆく人にインパクトのある短いフレーズにまとめる作業。
あゆみ候補と思いを重ね、候補がほんとうに伝えたいことを数秒にまとめる。
深夜までやりました。
懐かしい作業でした。
翌日。いざ、選挙カーに乗り込み。
いきなり、ホントにこれまでのウグイスさんがどんなことを語っていたのかも全くわからないまま、本番が始まりました。
「太田あゆみ34歳 10年経っても44歳」
「普通のお母さんが市議会に初挑戦しています。」
「無関心、もう、やめましょう」
「太田あゆみと、今すぐ検索してください。」
「あなたにのいちばん近くにいる候補者です。」
などなど。
終盤戦なので、具体的な政策を語るのは交差点で停まっているときのみ。
あゆみさんは、普通の市民感覚と市議会のズレを語り、自分のように、若くて普通の感覚を持った女性が市議会に入ることが必要なのだと強く訴えていました。
彼女にも、政策の5本の柱があり、街頭のスポットごとに内容を変えて具体的に語っているのは素晴らしいと思いました。
これらも、もっとコンパクトにまとめていっぱい語りたかったな~。
あゆみ候補は、私のトークを助手席で聴きながら、すっごく頷いて、「そーだ!」とガッツポーズとかしながら、テンション上がってらして、わが意を得たり。
たったの2日間だったけど、ほとんど初対面だけど、ちゃんと呼応したよ。
街宣車から、道行く人たちの、手を振っての応援を見ながら、この人は絶対に当選する、4000票はイケる…と感じました。
結果は、3973票。40人中8位当選です♪
おめでとう!! 嬉っしゃ♪♪♪
ところで…
私の愛する府中市でも、嘗てウグイスをやってめっちゃ応援した杉村康之さんも当選しました!!
ものすごく嬉しい。ほんとに嬉しい。ひたひたと感動的に嬉しい…
彼は、党のしがらみで(恐らく不本意に)市議を辞して、前回の国政選挙に出馬して惜敗、このたび、再び市議会に再度挑戦して当選しました!!!
彼と私は、候補とウグイスの関係。
候補の政策、今回もしっかり読みました、すっごく共感しました。
こんなに離れていては殆どなにも力になれないのがもどかしかった。
「おめでとう」のメールに
「ありがとう。こんど、一緒にシングルモルト飲もう」
って返信くれた。
飲むだんな!
(飲むとも!!…コレだよ、若き香川県人諸君、「…だんな!」は標準語では「…とも」なのでヨロシク。)
市政を語りながら、シングルモルトを飲む時間、めっちゃ楽しみ♪
「政治にどんなに無関心でも、無関係な人は誰もいない」
とは、太田あゆみさんが、街頭で訴えまくっていた言葉です。全くだ!!
私は選挙フェチじゃありません。
「政治」と「音楽活動」って、ほんとに根っこのところで同じなんだ。
だから、ついつい、力がこもってしまうんだ。
私は、よく「立候補しろ」とか、「政治の歌をつくろうよ」といわれてきました。
…が、両方とも辞退です。
日常で、こんな体験をしたりいろんなこと考えたりすること、全部、音楽に昇華させたいのです。
あゆみさんから、ご本人の名前と画像のアップOKのご連絡いただいたので、画像、差し替えました(^_^;)
冒頭の画像は、あゆみさんが当選した翌日の辻立ちです。すごく爽やかで、大好きな画像です♪♪
今回、ママ友が市会議員選挙に初挑戦します。
選挙のプロが1人もいない、手作り選挙で私もウグイス嬢のお手伝いをさせていただきます。
もちろん、素人で未経験です。
この人の素晴らしさをどうやって皆さんに伝えよう…とウグイス嬢について調べていて、こちらのブログに辿り着けました‼︎
「普通のお母さんが市議会に初挑戦」
「一番近くにいる候補者」
その通りです。
どうか選挙活動の際にあなた様のフレーズを使わせていただく事をお許しください。
4年前の記事に今日コメントをいただき、ありがとうございます。
なんとタイムリー!
今、まさにこの時から4年後の今日、あゆみ候補がうちのマンションの下の交差点で街頭をやっているのを聞いていたところでした。
今年も応援します。さらに進化した原稿も作りました。候補が成長しているからです。
ますみさんの応援する候補のご検討、心からお祈りしています。頑張ってくださいね。
あと5日、あっという間です。
できれば直接参考になるレポートなどもお届けできればよいのですが、、、
この記事が、こんなふうに読まれ、お役に立つことができて嬉しく思います。