WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

Takの卒業式前夜

2018-03-01 | 教育ママ日記





明日は息子Takの卒業式。
私にとっても、ものすごく大きな区切りの日となります。

もうこれから、息子のことを「Tak」と書くのはやめます。


先週末、息子は、公立大学の入試でした。
受験会場は瀬戸大橋を渡っての岡山なので、強風によるマリンライナーの運休に備え、前日から1泊。
私は当然高松駅まで送っていくつもりだったのに、彼は自転車で駅まで行くと言い張ります。
「どこに自転車置くつもり? 高松駅周辺は駐輪禁止区間だよ。24時間以上なんだから、市営の駐輪場に置かないとダメなのよ。
それに、明日の夜は雨なんだよ。合羽持ってくの、荷物になるでしょヽ(`Δ´)ノ
チャリはやめときなさいよ、送るから!」
息子を送りたい母。
しかし、息子は絶対に自力で行って帰ってくるつもりらしい。
今までも重要なことはすべてそうだった。
この様子なら、行ってからも音信不通状態になるに違いないと思った予感的中。
LINE送っても既読にもならない.
入試当日の朝にちゃんと起きられるかの心配も消え去りました。

息子は必ずやり遂げる。


入試が終わってそろそろ帰途に着く頃をみはからって、夕飯は家で食べるのか連絡したら、やっと「家で食べる」とのLINE。

具材を用意していた息子の好物、鶏牛蒡鍋、「めっちゃ疲れた~~~!試験じゃなくて、帰りの電車が。」と開口一番言って帰宅した息子が、鍋の準備の続きをやって、久々に一緒に食事をしました。

受験勉強の日々、息子はダイニングテーブルで勉強して、その合い間に間食、夕飯、夜食…と、ダイニング占領状態の日々なのでした。

二人で鶏牛蒡鍋を囲みながら、彼は自分から
「今日の試験は、かなり手ごたえがあったんだよ。だけど、センターの結果が悲惨だったので、楽観はしてない。倍率も高いし。
でも、これだけ勉強したから、結果がどうであっても、納得できる。」
と申しました。

私はその言葉を聞いて、じょわぁ~~~っと涙が溢れてきて、号泣しそうになりました。「どうだった?」とは聞かないつもりだった。
「泣くなよ」と彼が申すので、かろうじて思い留まりました。

息子は部活を引退してから、本当によく勉強した。
夏休みは、エアコンをかけっ放し、夜中に勉強して、ピアノの椅子の横に布団を敷いて寝た。コールセンターから帰ってきたらまだ寝てたこともあった。
LDKはレッスン室なんだけど、、、レッスンのときは自室で寝てた(^_^;)

そうだ泣くのは結果が出たとき。
私は、結果なんかどっちでもいい。受かっても受からなくてもどっちでもいいんだよ、その時は思い切り晴れやかに泣く。
分岐点からの行く先が決まる時。
それが頑張ったTakに神さまが標された道だよ。



この人は、自分の人生をもう自分で歩き始めているのだなあと、今こう書きながらも涙がじょわぁ~~ですわーー。


今日は、カット&カラーに行って、注文していた生花コサージュを取りにいってきました。

自分の大学の卒業式も、ブラックフォーマルのパンツスーツに生花コサージュで出席したことを思い出しました。
大人に着付けしてもらう袴や振袖が七五三のようでヤだった私。
その時、私は卒業の感慨に耽る暇はなく、もうすぐ次へと気持が向かっていました。

大学の入学式のときも、1人でブルートレイン「瀬戸」に乗って、早朝に東京駅のトイレで歯を磨き、中央線に乗り換えて、入学式会場の立川市民会館に向かったなあ。
実家を出るとき、仏壇に手をあわせて
「ご先祖さま、私はもう二度とこの家で暮らすことはありません。どうか家族をお護りください」
と、お祈りしました。その通りになりました。(帰省は除く)

いよいよ息子にも、そんな18歳の春がやってきた。こんな私の息子だから、自立心旺盛。
これから彼はどんな思いで家を出て行くんだろーなー、、、
正直なところ、寂しくなるだろうなという思いは多少あります。
この部屋から息子がいなくなったら、ものすごくだだっ広く感じるだろうな。
無言の時間が増えるし。
今こうして書きながら過去を振り返って暫し感慨に耽りましたが、
それより今は、これから息子が夢を叶えることに向かっての具体的な一歩を踏み出すのだと思うと、私も「さあ次いこ!」な気分です。


彼はもうじゅうぶんに私を越えて成長したと思っています。


明日の卒業式も彼はチャリ、私は車でいくんだろーなーーー




Comments (4)
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