繰り返しになるが、本シリーズ、作品の説明に字数をかけず、各編、短く廻りたい。
で、三回目にして、もう道草?ドノン翼(上/左)には優れた彫刻も何点か展示されている。
半地階にはグレゴール・エアハルト(年代等不詳)の「聖マグダラのマリア像」(上/中)、二階への踊り場、「サモトラケのニケ」(上/右)の前は何時も乍らの混雑振り。
一階へ戻ると、盛期ルネサンスの三大巨匠のひとりミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564/イタリア)。
フィレンツェの<アカディミア美術館>の奴隷像とは異なり、ここには完成作「瀕死の奴隷」(下)二体が展示されている。
ちなみに巨匠、複数ある<ピエタ像>を始めとして未完作品が多く、タブロー画に至っては「<聖家族と幼児洗礼者聖ヨハネ>」(ウフィッツイ美術館蔵)のみ完成昨品というから驚く。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーの「<聖母子と聖ヨハネと天使達>」なども未完だったことを思い出した。
その彼の永遠のライバル、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519/イタリア/盛期ルネサンス)も、「<東方三博士の礼拝>」や「聖ヒエロニムス」(上/右:ヴァチカン博物館・絵画館蔵)など未完作品が多い。
かの「モナ・リザ(ジョコンダ)」も、終生手許に置いて筆を入れたとされ、いわば未完。
モナ・リザと言えば三年ほども前だったか、若きモナ・リザ、通称「<アイルワースのモナリザ>」が、一頻(ひとしき)り話題になったことがあった。
ところで各編、短かくする代わりと言っちゃ何だが、憶えている限り過去の関連記事に<リンク>を張るので、足らざるところを幾分かでも補って頂ければと思う。
peter & Catherine’s Travel. Tour No.1014
※ 「駆け足ルーヴル(2) ‐ ボッティチェリ」 へは、<コチラ>からも入れます。
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