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ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

顔 ‐ ゆく年

2014年12月31日 | 季節/暦

 ありふれた言葉だけれど、はや大年(おおどし)。
 斑呆けの酔狂老人、一年の間のこと、とてもじゃないが憶えてないので、近間のことでそそくさと。

 歳末の忙しい中、何を狂ったか税金使って訳の分からない総選挙。
 狙い通りに半分近くが白け顔で棄権、その挙句、数に飽かせての増税と物価高、かてて加えて賃金や年金は実質目減り、仕掛けたあの方、これからもしたい放題できると踏んでにんまり、頬が垂れてるじゃなかった弛んでますよ。

 腹立たしいのは、電力会社のお偉いさん。
 罪深き所業フクシマを忘れ、再稼働なくんば再値上げをと臆面もなく口にする鉄面皮!
 記者会見で、血色宜しくふくよかなお顔をなさって抜け抜けと、コスト削減もほどほどに、此の侭じゃやっていけませんからとは恥知らずな。

 酔狂考えるにその原因、悉皆、労働運動の衰退にありやと?
 連合によって労は堕落、だって、組織率たるや18%ないんだもン!
 政権に諂(へつら)い会社に媚び、物欲しげなその顔、若い労働者に見透かされてるよ大労組の役員さん。

 ATAP細胞 「あります!」と言って憚らなかったリケ女は早々と退職金貰って素知らぬ顔。
 尼崎連続変死事件以降福岡や京都でも、TVに写る痴れっとしたその顔、怖いねえ!

 地震に噴火に豪雨に豪雪と何でもござれ、かけがえのない美しいこの星が壊れかけている?
 こんな地球に誰がした、と怒りんぼの旧約聖書の神様、憤怒の形相、まさか “ ノアの箱舟 ”(創世記)の再来? じゃないよねえ。

 暗い話しばかりじゃない。
 テニスの錦織くん、投手と野手の二刀流の大谷くん、フィギアの羽生くん、年末にはバドミントン女子ダブルスの高橋・松友さん、若いのに皆さんいい顔をしていた。

 グレートトラバース、一切交通機関を使わずに日本百名山を一筆書き踏破の田中陽希さん、飛ぶが如く山嶺を走るその姿たるや、甲山で顎を出す始末の酔狂には役小角(えんのおづぬ)に見えた!

 何事に限らず悪しざまに言うは「品がないよ!」と叱られ、悄気っ面?で、

  老いは只静かにあるや年の暮れ   (虚子)

 って、とこかな。
 とまれ、今年も有難うございました、笑顔で和やかに穏やかな新年をお迎え下さい。
 さあ、ご挨拶も終わって、寝正月だ~い! えっ、その締まりのない寝顔なんとかならないかって? ほっといてくれます。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.913

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遠い夏の日 ‐ 想い出のカタリナ

2014年12月29日 | 想い出のカタリナ

 いつ頃のことだったか、「夏の日の恋」という歌が流行(はや)ったのは?
 ストリングスがムーディーにも甘く奏でるこの曲、アメリカ映画、「避暑地の出来事」の主題歌だった。

 ところで、R君とI君に用意したクリスマス・プレゼントを贈る機会を外してしまった。
 年内に渡して上げなければと思い、一昨日(12/27)の昼前、大阪駅でふたりと待ち合わせた。

 お昼を食べた後、風もなく穏やかな天気に誘われ電気科学館にプラネタリウムを見に行った。
 秋の星座とオーロラの神秘を楽しんでから、土佐堀通りを地下鉄四つ橋線の肥後橋駅まで歩いた。

 その通りに面し、近代的なビルが並ぶ中に忘れられたような古ぼけた6階建ての建物が残っていた。

 今から四十年ほども前の夏、よく晴れた日の土曜日のこと。
 半ドンの土曜は午前で仕事から解放され、映画やスポーツや麻雀など、それぞれが思い思いの午後を楽しく過ごしていた。

 その日は同好の者でソフトボールをやろうと、用具を持って社員通用口に集まっていた。
 その時、何人かの女子社員が出てきたが、その中のひとりに濃紺のノースリーブのブラウスに白いスカート、真っ白な鍔の広い帽子を被った小柄な女性、と言うより女の娘(こ)がいた。

 若き日のカタリナ その人である。
 少ししてから、当時、女性週刊誌に連載されていたトシコムトーさんの漫画、「<小サナ恋人>」に登場するハナコとタローと、先輩諸姉から小さくからかわれたりするようになった。

 新築されたばかりのその建物が当時の勤務場所だったが、往時の面影は余り残ってなく時の流れを思わせた。
 かっての社員通用口の前まできたとき、あのメロディが過(よぎ)り、景色が滲んでその場で足が止まってしまった。

 そんなセピア色に褪せたあの遠い夏の日の出来事、聊かの感傷を込めて今年の “ 想い出のカタリナ ” の最終稿にしたけれど、<泣き虫ペトロ >に相応しいのかな?とも思う。

 サイクリングの途中、とある花屋さんで撮らせて貰ったドリーミーとジュリアンと名が付いた 「プリムラ」二種。
 今年も、駄文に彩を添えくれた “ 花たち ” に感謝を込めて。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.912

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明日はいつでも

2014年12月26日 | 季節/暦

 降誕祭を終えて今年も残り僅かになった。
 斑呆けの酔狂老人、昨日のことか昔のことしか憶えてないが、振り返りゃ何やかやとあったような、なかったような一年。

 で、カタリナ が遺した “ 茶道手帳 ”、薬手帳の代用に体重と血圧値、服用した薬を記し、余白にその日の体調などをメモっている。
 そのメモを拾い読みすると、何とうだうだと過ごしてきたんだ!と聊か情けなくもある。

 花が満開に近かった頃、入院には至らなかったものの四度目のイレウスになって、這う這うの体で西宮病院へ転がり込み、外科外来の処置室で二時間ほど横になり点滴を受けている。

 余りにも冴えない表情で金曜日のミサに与っていたようだ。
 その格好、祭壇から見えたのだろう、神父様から、「金曜日の<レジオ>に来なさい!」と叱られ、「えっ、でも、女性の方ばかりじゃ?」とお答えするのが精一杯だったのが、そろそろ梅雨に入ろうかという頃だったと。

 その梅雨もそろそろ明けようかという頃、何を思ったのか、<平泉の中尊寺>へ日帰りの独り旅。
 仙台から平泉まで各駅停車の電車を乗り継いで、奥州藤原三代、兵どもの夢の跡を駆け足で歩き、塩タンを食って帰っている。

 酷く暑い夏がゆく頃のこと、“ 心が折れそう ” とメモっている。
 今思い返せばむきになるほどのことでもなかったのだが、生来、不器用なのだから仕方がない。

 モンゴメリの小説を映画化した、「赤毛のアン」。
 <アン>が、“ 明日はいつでも失敗のない新しい日 ” と話した言葉を拾い、赤ペンで手帳になぞっているのもその頃のことだったか。

 思い返せば恥ずかしくもある暮らし振りだが、この暮れにお仲間と<忘年会>、

  年忘れ老(ろう)は淋しく笑(え)まひをり (虚子)

 を、実感した一年でもあった。
 尤も、<六甲山を山越え>しての有馬温泉行ハイクも、<サンクトペテルブルグの旅>も、風呂敷を広げたままだけれど。

 過日、自転車で走っていたら、もうそんな時期になるのか<水仙>が顔を覗かせていた。
 この花、息長く何時までも好い香りを届けてくれるのが嬉しい。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.911

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Merry Christmas 

2014年12月24日 | 聖堂/教会/聖書

 クリスマス おめでとう 

 雪が積もった日のクリスマスを、ホワイト・クリスマスというのだそうだ。
 ちなみに、雪のないその日を、グリーン・クリスマスと呼ぶことを初めて知った。

 ホワイト・クリスマスがこんなにも愛されるようになったのは、イギリスの文豪ディケンズが、「クリスマス・キャロル」で雪のクリスマスを書いたからだという。

 ♪ I’m dreaming of a white Christmas  Just like the ones I  used to know

 と、始まるこの歌、戦前間もなくのことだそうだが、映画「ホワイト・クリスマス」のなかでビング・クロスビーが歌って大ヒットしたのだという。

 ところで、先週の半ば “ 爆弾低気圧 ” なるものが北海道の上空で発生、日本列島を凍らせた。
 24時間の間に、中心気圧が24ヘクトパスカル(hPa)以上低下する温帯低気圧をこのように呼ぶらしいのだが、今回はその倍以上50hPaも急速に低下したらしい。

 近畿や東海地方でも、北・中部や山間地だけでなく市街地でも雪まみれになったらしい。
 北海道や東北など、普段、雪に慣れている筈の所でも多くの被害が出たと報道されていた。
 同じホワイトでも、雪や雲などによって視界が白一色となり、方向や地形の起伏が識別できなくなる、ホワイト・アウト現象が被害を大きくしたととも。

 一面の銀世界、樅の木に降り積む真っ白な雪、弥が上にも聖夜を美しく飾ってくれる。
 が、その雪も、風も雨もそう、適当であればこそ益(やく)もあり、それを楽しむ余裕も生まれると言うもの。
 とまれ、2014年前の明日(12/25)、<ベツレヘム>の馬小屋で、メシア・救い主としてイエス様がこの世に遣わされた。
 が、世間はそんなことお構いなしに大はしゃぎ、それでいいのだと思う。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.910

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めまい

2014年12月22日 | 日記

 前号で、“ 自律神経失調症 ” のことを書いた。
 悪乗りする訳ではないが、序に “ めまい ” について、聊かお恥ずかしい話をひとくさり。

 その前にヒチコックの傑作のひとつ、映画「めまい」の話を。
 この映画、” 犯人を追う途中に同僚を死なせてしまった刑事、ショックで高所恐怖症によるめまいに襲われるようになり警察を辞めてしまう。そこへ学生時代の友人が現れて、何かに憑かれたかのように不審な行動する妻を調査して欲しいと頼まれるのだが・・・” (ウィキペディアから)と、如何にも乱暴だがこんな筋。

 サスペンスとしての話の面白さに加えて、主演女優のキム・ノヴァクの妖艶な魅力に驚いたことを憶えている。

 話が脱線したが、ここ数日、そのめまいとまではいかないが、前兆ともとれる “ ふらつき ” が続いてい、「少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かればいいのよ」と、誰かから啓示??を受けたのを前号で書いた。

 早速、入浴後の始末のことを考えるとついつい億劫になるが意を決し、大層なとお笑い召さるなって。風呂のスイッチ、序に入浴剤も入れゆったり。
 思えばこの入浴、早春、奈良での<同窓会>以来である。

 湯船に浸かり乍ら、阪神地域の統括支店時代の頃だからかなり昔になるが、春闘も終わり徹夜続きから解放され、同僚と環状線の野田駅近くのサウナへ行った時のことを思い出した。
 其処でマッサージを受けた折、耳下を強く揉まれ平衡感覚を失い大変な目に遭ったことを。

 兎に角、立っていられないし、掴もうとした柱が歪んで見え、横になると天井が回り、そのうち嘔吐感に苛まれるように。

 同僚が気付いてくれて救急車をと言うのを押しとどめ、タクシーで当時住んでいた高槻の社宅まで這う這うの体で帰った。

 カタリナ が驚いて、近くの医院へ往診を頼んでくれ、点滴を受けようやく落ち着いた。
 この先生、社宅近くで開業される前、「会社病院で内科医をされていたそうよ、どおりで親切だったわ」と後日聞かされた。

 そんなこんなで酔狂老人、もともと平衡感覚に弱いのかも知れない、肉体的にも精神的にも?
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.909

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自律神経失調症

2014年12月19日 | 日記

 前々号で、“ 体調が思わしくなく ” などと書いて心配をかけたようだ。
 ここ1週間ほどのこと、めまいとまではいかないが、前兆ともとれる “ ふらつき ” が続いている。

 それほど酷くはないが、だらだらと引き続くものだから聊か気色が悪く、脳梗塞や心筋梗塞などが頭を過り精神衛生上もよろしくない。

 病院へ行けばいいようなものだが、多分、栄養失調、素人なりに当たらずと雖も遠からず。で、しっかり食べればそのうち治ると決めてかかり煮え切らない。

 ところで、よく耳にする話に、自律神経失調症がある。
 自律神経の均衡の乱れからくるふらつきの場合、その原因は殆どがストレスだとか。
 ストレスの多い毎日が続くと、交感神経ばかりが活性化してしまって、全身の筋肉が固く緊張し血流が悪くなるのだそうだ。

 仕事や人間関係など精神的なものだけでなく、運動や睡眠の不足、食生活の乱れなど肉体的なストレスを抱えている場合も起るのだそうだ。

 人間関係、PC、孤独感、暑さ寒さ、睡眠不足、不規則な食事などがもたらす交感神経が優位な時、そして、睡眠、お風呂、ストレッチやマッサージなどで回復・リラックスなどがもたらす副交感神経が優位な時、があるのだそうで、その均衡の崩れがふらつきの原因なんだと。

 なるほどそう聞かされれば、見かけによらず繊細な?酔狂老人には思い当たることばかり。

 判ってしまえば簡単なことと思うのだが、これがなかなか実践できないから始末が悪い。
 で、まずはPC離れ、エアコン嫌いの寒さ対策、色の濃い野菜をと考えてたら、「ゆっくりお風呂に入りなさい!」と声がする。

 そうなんだよなあ、アメリカナイズなんて言えば格好いいが、シャワーばかりで済ませてきたもんなあ。
 失調症の処方箋は、後始末が面倒ゆえのお風呂スイッチが押せない病の克服、のようだ、ほんまかいな!
 まあ、悔し紛れじゃないが、シャワーはヒートショック対策には好いと聞くしなあ?

 一週間ほども前のこと、好天に誘われ自転車で走っていたら、なんと萎れかかった「向日葵」が咲いていた。
 あの暑かった夏の名残?それとも副交感神経がなせる業?のんびりと晩秋を晩夏と勘違い、まさかねえ!
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.908

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セザンヌ ‐ コートールド美術研究所(4)

2014年12月17日 |  ∟イギリスの美術館

 何度か書いたので、またかとそっぽを向かれそう。
 ポール・セザンヌ(1839-1906/フランス/後期印象派)、小学の高学年になって教科書で初めて目にした絵画、というより絵である。

 美術評論誌にも、“ 近代絵画の父と呼ばれ20世紀絵画の扉を開いた ” とあって、教科書にも取り上げられたのだろう。

 その彼、南仏の小さな町エクス=アン=プロヴァンスで帽子の販売業を営んでいた裕福な家に長男として生まれ、父が知人と設立した銀行経営が成功、裕福な人生を送る。

 彼と同時代の画家、後期印象派の<ゴッホ>(1853-1890/オランダ)や<ゴーギャン>(1848-1903/フランス)、印象派・素朴派を代表する<ルソー>(1844-1910/フランス)など、困窮の中に絵を描き続けた人たちとはまた違った画業を歩んでいる。

 その彼の絵 「カード遊びをする人たち」から。
 本作は、彼が当時、関心を寄せていた労働者階級をモデルに、カード遊びに興じる人々を連作的に描いたもので、現在、五点が確認されているのだそうだ。

 三番目に描かれたのではないかとされる本作は、他の作品が、大勢の労働者が見守る中でカード遊びに興じる人物が描かれているのに対し、木机を挟み向かい合う二人の男に注目して描かれている。

 ところで、美術誌には、“ 本作にみられる風俗的主題への無思想的な取り組みには、盛期ルネサンスヴェネツィア派のティツィアーノ(1488-1576/イタリア)やティントレット(1518-1595/イタリア)など、過去の時代を代表する画家らの影響や関係性がしばしば指摘されている ” とある。

 が、当時の働く人々がどのように余暇を楽しんでいたのかを単純に見て取ればいいのかも知れない。

 もう一枚は、セザンヌを代表する風景画のひとつとされる 「サント=ヴィクトワール山と大きな松の木」。
 本作は、彼の故郷エクス=アン=プロヴァンスの東、サント=ヴィクトワール山を、生家ジャ・ド・ブーファン近郊からの視点で描いたのだそうだ。

 1880年代以降の彼の作品としては珍しいとされる署名された本作、先の 「カード遊びをする人たち」同様、同じモチーフで水彩、油彩合わせて複数手がけていることでも知られている。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.907

 ※ 前号、コートールド美術研究所(3)へは、<コチラ>から入れます。

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お茶を濁す

2014年12月15日 | 日記

 総選挙の投票日の昨日(12/14)、風が少しあったもののよく晴れた日だった。
 投票したい候補者も党もなかったが、お天気に誘われて気分転換にでもなればと投票場へ向かった。

 それに前夜、布団に潜り込んだ時間が遅かった所為もあって起床が遅く、昼食を兼ねて家を出た。
 記入台で首を傾げつつもなんとか用紙に字を埋めて投函、その足で、西宮浜まで自転車を転がした。

 走っていて、何時もの日曜の町と様子が違って人も車も、何よりも自転車が少なく静かなことに驚いた。
 五月蠅かった選挙カーが消えた所為もあるのだろうけど、それにしても静かだった。

  

 人影も殆どない昼下がりの浜、と言っても埋立地が迫り運河のようなものだが、帰り道の夙川堤も、時折、犬を連れた人やジョガーが走り抜けるだけで、拍子抜けするほど人影が少ない。
 なぜ今行うのかは判らないが結果は投票前から判っている魔訶不思議な今回の選挙、皆さん呆れて引き籠ったかのよう。

 日曜の夜、独り善がりで騒ぎ立ててる開票速報とやらは視る気になれず、録画していた<名探偵ポアロ>で過ごした。

  

 話は変わるが、ここ数日、体調が思わしくなくPCに向かうのがしんどい。
 で、この号、何時もの駄文にも増して、“ 作法を知らないゆえ抹茶を適当にかき回しそれらしく濁らせた ” みたくになった。

 昨冬、主が不在で咲くのを忘れていた、「蝦蛄葉サボテン」ふた鉢が花をつけた、喪が明けた?かのように。
 この花、「蟹場サボテン」との見分けがつかないのだが、開花時期と葉っぱの棘から、「蝦蛄葉サボテン」だと思うのだが、自信はない。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.906

 

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おぞましい

2014年12月12日 | 日記

 近頃、老境に差し掛かった女が関わる事件、それも生臭い事件が多いようだ。
 世間を騒がす者は、老若男女問わず起こすべき者が起こすようで、わざわざ女と断ることはないのかも知れないが。

 神戸地裁で審理が始まった尼崎変死事件、その記憶が薄れ始めた矢先に京都でまた起きた。
 逮捕された女が真犯人か否か?司法機関の動きを見守るとして、報道される範囲では独り暮らしの老人男性に付け込む手口がおぞましい。

 亡くなられた男性、その歳で結婚相談所へ行く?と顰蹙される向きもあろう。
 が、酔狂、彼の気持ち少しは理解(わか)る立場にいる。

 洩れ聞けば、真面目に仕事を勤めあげ、人様に迷惑を掛けずに暮らせるだけの老後も準備。
 妻ばかりか娘まで見送り、ふと周りを見遣ればこのまま独りで朽ち果てるのかとの思いが過り、仲睦まじく暮らせる伴侶がいればと思う気持ちに、誰が<石を投げられる>のか?

 女性の気持ちを忖度するに疎い酔狂だが、女性がこんな気持ちになることは少ないのでは。
 お仲間や地域と上手に交わり、趣味や旅行など独り暮らしを楽しむ術(すべ)に長けておられるように思う。

 甘いと言えばそれまでだが、人生の最晩年になって心を添わせてと決めた相手に遺言公正証書を巻かされた挙句、青酸化合物を飲まされるとは、神も仏も驚く他ないだろう。

 人間の欲には切りがないようだ。
 イエスは、“ 何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようかと言って思いわずらうな ” (マタイ6-31)と教えた。

 とまれ、<黄金律>とされる、“ 何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ ” (同7-12)との教えに尽きるようだ。
 常に格ありたい・・・と、思うのだがこれがなかなか難しいので困る。

  枯菊に尚色といふもの存す (虚子)

 おどましくもやるせなくもさせられた事件、ざらついて仕方がない、ビールで流すか? えっ、ざらつくのは口中じゃない! そりゃそうだけどねえ。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.905

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近況

2014年12月10日 | 人/仲間

 時間が少し遡ったところから今回は始まる。
 OCNがブログ人のサービスをこの11月に終えることは書いたが、それで長年使ってきたOCNメールをgooメールに切り替えた。

 メルアドを変えたこと、家族を始め教会や勤務時代に懇意にして頂いた何人かの仲間の方に連絡した。
 その中のおひとり、Tさんに連絡したところ、ほどなくして近況を伝える返信が届いた。

 メールには、彼自身のご活躍振りが幾つか書かれてい、そのひとつを紹介すると。

 粋な和服姿でマイクを握る写真が添付され、“ ボランティア仲間などに誘われて、空いた時間にカラオケ喫茶などに顔を出したことがキッカケ ” とあり、“ つい先日、市のコミュニティセンタで開催された、「カラオケ・オン・ステージ」に出演してしまい「はぐれコキリコ」を熱唱(?)、初舞台ですが何とか唄いこなせて、やれやれといったところです ” と続いていた。

 そう言えば彼、歌が上手かったことを思い出し、八面六臂の活躍振りに半分呆れながらも、歳を取ってもこうじゃなくっちゃ!と、改めて頷かされた次第。

 そのメールの往還で、今年も忘年会をと呼びかけたところ、否応もなく賛同してくれて、多忙な彼が空いている日と店を指定してこられた。

 時間は今に戻ってその忘年会、セピア色に褪せた感もあるけれど73年前に無謀にも米国に戦争を仕掛けた日(12/8)に、玉造駅近くで開いた。

 八月に、この月生まれの4名で<誕生会>を開いたが、全員が揃ったのは、<携帯電話>(14/6/6)でも少し触れたが、今年の黄金週間過ぎに、二度の闘病から回復されたSさんの激励会を開いて以来のこと。

 集まった皆さん、流れた歳月の分量の滋味が加わり、好い表情をされていた。

 来春、花の頃に再会しようと約してお開きとなった。
 癌という厄介者を抱える者が半数を占めるこの「Tの会」、全員が元気で揃うことこそ一番と、少し寒さが緩んだ師走の下町界隈を駅に向かい乍ら思った。

 楽しさに写真を撮ることを忘れた呆け老人、花の写真で代用、「菊」から「山茶花」へと花も移ろう。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.904 

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