冬過ぎて春し来れば年月は 新たなれども人は古(ふ)りゆく (作者不詳/万葉集十巻1884)
にげるほど早いという如月・二月、冬季五輪で日本選手の活躍をTVのダイジェストや新聞で見聞きするうちに、例年にも増して早くいってしまった。
米国などのTV会社に主催権?を売り渡し、早朝や深夜に行われた競技もあって選手が気の毒な大会でもあった。
かつて政治に介入されなかった五輪があった試しはないが、韓国大統領の思惑に乗っかり、北朝鮮の参加を特別に認めたIOC、今回は少し酷かったように思う。
酷いと言えば銃規制に反対する全米ライフル協会・NRA、彼らの個人の自由を守り、米国を世界で最も偉大な国にするという使命感、というのがどうにも理解不能。
教師に銃を持たせボーナスを、と発言したトランプにも呆れるが。
米国を笑ってばかりいられない、受動喫煙対策を骨抜きにした自民党の厚生労働部会、健康増進どころか喫煙を容認、時代錯誤を超えてもはや犯罪集団、個人の権利だけを主張するNRAとそっくり。
冒頭の歌、歌人は年の初めに詠んだのだろうけど、“ 冬が過ぎて春がやってくると、年月は新しくなるけれども人は古くなっていくことよ ” と歌意は至って簡単。
歳月とともに古くなっていくのは仕方がないが、特定の利益と結びついて思考までが古びてゆく人には一刻も早く隠居して欲しいと思う如月・二月、小編 “ 2月がきた ” と同じ写真を、えっ、写真よりも詰まんないことをうだうだ綴るお前も古いって? そだね~。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1520