ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

春の陽に誘われて

2017年02月04日 | 散歩道/山歩き

 今日(2/4)の朝日の天声人語氏、“ 春告草(はるつげぐさ)」と呼ばれる梅は、その花の色合いがかくも豊富である ” と始めていた。

 暦では早くも、“ 初めて春の気配が訪れるという立春 ”、文字通り春が来たのかと思うほど穏やかで暖かい一日だった。

 こんな日に家に篭ってるなんて、一寸と哀れっぽくない?と思わなくもない。
 で、ランチにカレーライスが、それも人参やジャガイモがゴロゴロしたのを無性に食べたくなって、自転車を駆って某大衆食堂に行った。

 ところで、朝の陽に当たると精神的に好いという、食後、ママ帰るのも勿体なくて武庫川へ光る海を見に行った。

 この日も朝日にはかなり遅いけれど、サイクリングロードを心地よい風を切り乍ら南下、河口まで走った所で、両手を広げた女性警官に 「この先へは入れません」と遮られた。

 その先は海で行き止まりなんだけれど、右手にテトラポットの堤があってそれ伝いに行けなくもない。
 随分と前になるが<早朝散歩>の折に入ったことがあって知っていた。

 勿論、その日はそんなとこへ行く気もないので一向に差し支えないのだが、そう言えば遮られる一寸前に男性警官が入ったのを見たので、「何かあったの?」と訊ねたが、「ええ、まあ」としか答えてくれない。

 彼らが何かをする時は余り好いことではないのだろうが、こんな好天気の日に何事もなければ・・・と、思い乍らそこを離れた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1254 

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続・シルバーな一日

2015年09月26日 | 散歩道/山歩き

 向かったのが標高931mの六甲山最高峰。
 無理をせず、取り敢えずは風吹岩を目指し、JR甲南山手駅から魚屋道(ととやみち)、この道を使って新鮮な魚介を有馬温泉まで運んだためこう呼ばれるようになったとか。を辿ることに。

 この道、小さな沢に沿って整備されていたのだろうが、夏の豪雨で道なきが如く、歩き難いこと極まりない。
 途中、猪に注意の看板が幾つも立ってい、I 君 「大丈夫かなあ?」と心配顔。

     

 悪路の真ん中辺りで尾根道と蛙岩への分岐、そこから蛙岩へ更に小一時間、阪急芦屋駅からの尾根道と合流する蛙岩で小休止。
 暫くして同じ道を登ってこられたご夫婦、「久し振りに登ったら酷いことになっている」と、どおりで人に出会わない筈と納得。

     

 蛙岩からは快適な尾根道歩き、天気も良く絶好のハイキング日和。
 標高440mの風吹岩は 「どこから来たの?」と思うほどの人、岩の上からは大阪湾を挟んで遠く紀泉の山並みまで望める。

     

 お弁当を広げていたら後ろで何やら騒いでいる、看板倒れ?じゃないようで、うり坊、猪の子供が出てきた。

 山頂を目指すかここで帰るか迷ったが、翌日、R君がボーイスカウトで京の東山へ一泊のミニキャンプ、無理をせず切りのいい所で下山することに。

     

 ブナ林の続く尾根道をアップダウンしながら、最高峰迄3Km地点、ゴルフ場の手前で黒五谷方面へ。
 緑に染まりながら打越峠を越え、森林管理道分岐から小さな祠が並ぶ山の神分岐迄の長い山道を下る。

    

 山の神から通称ハブ谷・八幡谷の山の裂け目のような深い沢、奥の行場の八幡滝を横目に岡本八幡神社からJR摂津本山駅に出た。

 歩き始めて五時間余りのハイキング、紅葉には早いが萩や蓼、彼岸花などが咲き薄が風に揺れていた。
 次は最高峰から有馬温泉を目指そうと約束、敬老の日を前に、柔らかな日差しを楽しんだ一日だった。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1036

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シルバーな一日

2015年09月24日 | 散歩道/山歩き

 先週末からちょっぴり休みが続いた。
 その休みに入る前日のこと、雑談のなかである人が、「シルバーウィークって、敬老の日にちなんでいるんだろ!」と言い、斯く言う酔狂も、そうとばかり思っていた。

 この “ シルバー ” なる言葉、JRなどが老人や障碍者の席をシルバーシートと呼び始めた辺りから定着したのだろうか?

 老いて頭髪が白くなることから連想した和製英語だそうで、以来、老人世代を呼ぶ代名詞みたくなったとか。
 何年か経って、別に老人だけの席じゃないと気付き、優先席・プライオリティシートと替わったが。

 実際のところは、春のゴールデンウィークに対置する意味合いで1950年代に映画界が提唱、 “ 文化の日を中心とした一定期間を指す宣伝用語 ” だったらしい。

 シルバー人材センタにシルバー・ホーム、シルバー料金とかもあり、しかも、この週には敬老の日もあって、冒頭の老人週間と思い込んだような事。
 尤も、毎年こうも塩梅よく連続して祝日が当て嵌まる訳でもないのだろうけれど。

 今じゃ専らTV、それも民放が多用、朝日(9/22)もトップページに使っていた。していたようだが、ネーミングの理由はどうあれ、言葉そのものが薄っぺらく余り好きになれない。

 そんな酔狂のシルバーな?秋の一日、久し振りにハイキングに行くことになった。

 夏休み、R君とI 君に出会った時に、「秋になったら六甲山へハイキング」と約束していて、週末の土曜のお昼前、「明日、いい?」と電話で誘われた。
 元気なふたりについて行けるのか? 聊か心許ない気もしないではないが・・・。

 翌朝、前夜遅くなり眠りこけていたらしく電話のベルで起された。
 慌てて飛び起き時計を見れば八時過ぎ、電話の向う側からは 「今、大阪駅」との声が届き、大童で用意をしたのだった。 (この稿、続く)
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1035

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光る海 ‐ 散歩道

2014年11月10日 | 散歩道/山歩き

 最近の町中、歩く人より自転車の方が多い!
 と言っても大袈裟ではないほど氾濫? 駅前やスーパーなどの自転車置き場は大盛況。 

 もう一昔ほどになる、マンションの置き場に預け放しだった三台の自転車。
 修理して乗ってみようかな、と近くの自転車屋さんに相談すると、タイヤの交換などで一台六千円ほど、特に、息子から貰ったレーサータイプは倍近くと言われ、買った方が安いことが判った。

 それで、処分と抱き合わせに新車の購入を検討。
 行政でも有料のこのご時世、新車購入と雖も三台を無償で引き取る店はない。
 そんな中、某店が、軽トラックを貸すので持ち込んでくれれば、と言われそこに決めた。

 ブログから暫し解放され、のんびりとした三連休。
 抜けるような青空が広がった文化の日(11/3)、その自転車を駆って武庫川まで足を延ばした。

 折からの好天に誘われ、河川敷では、会社の運動会だろうか芝生に車座になり笑顔でお弁当に舌鼓を打つ家族、ジョギングや野球、そして、釣りなどに興じる人たちが。
 その人たちを横目に
、設えられた自転車専用ロードを河口へと向かった。

 その南端、工場などが両岸に迫り、内海への視界は限られていたが、それでも、秋の “ 光る海 ” を心ゆくまで堪能した。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.891

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週末の夜に ‐ 散歩道

2014年10月09日 | 散歩道/山歩き

 まさか! のことばかりが続くここ数年の気象、今度は御嶽山が噴火、多くの犠牲者が出た。
 大型台風の18号が上陸することもあって警察官や消防隊員、自衛隊員などが危険も顧みず懸命の救出に当たってい、頭が下がる。

 A_4豪雨による大きな被害が広島の他にも兵庫や京都、高知など広範囲に発生、甚大な被害をもたらしたが、そこにも彼らの姿があった。
 週明けには19号もと言い、今年は大型の厄介者が多く来るように思うのだがどうなのだろう。

 その台風の影響なのか風が強い週末(10/4)のこと、少し体調がすぐれず閉じこもってぐずぐずしていた。

 それでも食べない訳にもいかず、そそくさと夕食を終えTVを視ていたが、相も変わらず同じ顔ぶれの芸もない馬鹿騒ぎ。
 で、21時を過ぎた頃、ゴミを出す序に散歩に出た。

 もPhotoう一昔以上も前、阪神電車が駅を廃止してから忘れられたような塩梅の商店街。
 昼間は息をひそめ乍らも夜ともなれば水を得た魚のよう、紅灯巷を賑わし、と言えば大袈裟だが結構、賑わっている様子。

 日中は扉を閉ざし、呑み屋であることすら窺わせない仕舞た屋から酔客の声や音楽が洩れ驚く。
 ガラス窓越しに覗くと、勤め帰りのサラリーマンや捻じり鉢巻きのおっさんがグラスを傾け気炎を上げている。

 昼間の居酒屋や餃子店やカフェやら、失礼だが尾羽うち枯らしたかのよう、よく潰れないもンやと不思議に思っていたけれど納得、それぞれに個性があって上手く共存しているよう。

 家庭やら仕事やら、嬉しいにつけ悔しいにつけ、一寸一杯が明日への活力を生み出してくれるなら結構なこと。
 ただ、自戒も込めて、百薬の長もほどほどにね、と独り言(ご)ち乍、夜の町を歩いた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.877

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見極め点、その後

2014年07月25日 | 散歩道/山歩き

 甲山から始めたハイキング。
 地図では登山コースが4つと思いきや、裏側に地図にないのが2つあって全部で6つ、そのコースを登りと下り毎に組み合わせ、全てを終えれば甲山は卒業・・・と、思っていたら最後の最後で息も絶え絶えの体たらく。

 もう暫く甲山山麓を徘徊、と書いたその後日談。
 大型台風が被害を振りまいて温帯低気圧に変わった翌週の梅雨明けを思わせる日(7/15)、裏甲山?の周回コースから地図にないふたつの登山コースを歩き、取り敢えず見極め点をと考えた。

 Aで、ひとつ目のコースを登り始める。
 石段組みや手すりなど、人の手が入っていないブナ林と裏白が生い茂る山道、距離が短いせいか急坂で、先日来の雨のためかなりぬかるんで滑りやすい。
 甲山、初めて登った時、小一時間かかったが20分ほどで登れるまでに。

 この日は息切ることもなく頂上に、直ぐに下りて途中から枝分かれしたふたつ目のコースを登り、全ての登山コースを完了、ささやかな満足感に浸りながら頂上で小さく休憩。

 さて下山、進級後の六甲山のこと、シャワーの後のビールのことなど、あれこれ考えていたら体が浮いた。

 しまった! と思ったときは手遅れ、急坂に見事足を取られ、したたかに腰の辺りと右肘を地面に打ち付けて身体ひとつ分ばかり滑り落ちてしまった。

 B右側の肩から腰、膝頭にかけて泥がべったり。
 初心忘れるべからず、とはよくぞ言ったもの、いくら低い山でもそこは山道、始めた頃の緊張感が何時の間にか慣れに弛んでいたよう。

 幸いにしてダメージはなく、残る周回コースを経て一等最初に上った登山コースからこの日三度目を目指し、そこから最短の道を下り、車を駐める神呪寺(かんのうじ)境内へ着いた。

 傑作なのはシャワーの折に見つけた腰の辺りの10㎝足らずの打ち身の痕、なんとそれハートの形をしていて思わず笑っちまったが、それと右肘の擦過傷をスタンプに見極め点を貰った・・・と、した。

 ところで、このお寺さんの池の蓮、朝に開いた花が花弁を閉じかけていた。
 ピンクや白の擬宝珠(ぎぼし)のような顔を見せ、中には根?つまり蓮根みたくな浅黄色の花床を覗かせるのもあって可愛かった。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.839

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見極め点

2014年07月21日 | 散歩道/山歩き

 W杯ブラジル大会もドイツの優勝で終わった。
 そのW杯の西ドイツ大会があったのが74年、40年も前になる。
 ちなみに出場国は今の半分の16カ国、アジア地域からは出場ならず、優勝は開催国の西ドイツだったとか。

 そんな大昔を持ち出したのは他でもない、その年、運転免許を取るため自動車学校へ通った。

 Aオートマチック車もあることはあったけど、女性、それも高齢の、専用みたくな時代。
 序に言えば、パワーステアリングなんて使い勝手のいいのもなくて、据え切りはしてはだめ、と言うより重くてできず幅寄せなど大変だったのを覚えている。

 今、教習所でどんな教え方をしているのか知らないが、クラッチ合わせから始まりS字やクランクやⅤ字カーブ、車庫入れに縦列駐車、坂道発進と、順序は定かでないが段階を踏んで進んだ。
 そして、段階毎に見極め点を貰わなければ次に進めなかった。

 前書きが長くなったが、梅雨の晴れ間を縫ってハイキングをしている。
 R君 I君からの父の日?のプレゼントのストック、老人御用達の黄昏印のように思えて聊か恥ずかしかったが使ってみると頗る楽、今じゃ平坦な道でもノルディック・ウォーキングに使うほど。

 そのハイキングだが、いきなり六甲山ともいかず、甲山から始めたことはすでに書いた。

 Photo地図では麓を周回するコースに加えて登山口が三箇所、登山コースが4つと思いきや、裏側に地図にない道が2つあって全部で6つ、そのコースを登りと下り毎に組み合わせ、全てを終えれば甲山(309.2m)は卒業と考えていた。

 豈(あに)図らんや、一番簡単と思っていた最後のコース、なんと頂上付近で敢え無くダウン、息も絶え絶えの体たらく。
 前夜寝そびれた上に朝食抜きが原因と思い付いたが、それにしても無残なやである。

 で、いくら自分に甘くとも見極め点は上げられず、次回は六甲最高峰(931.3m)の目論見は見事挫折、実力のほどを思い知らされてしまった。

 寄る年波とメタボ真っ直ぐの生活に加え二回の手術などなど、思う以上にガタピシの酔狂老人。
 それ相応の汗を流さにゃ見極め点は貰えないってこと、そんな当たり前の事を自覚しただけでも偉いっ!てなことにして、もう暫く甲山山麓を徘徊するとしますか。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.837

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アシタニ虫

2014年06月04日 | 散歩道/山歩き

 少し雨模様の日の翌日(5/28)、ものすごくいい天気になった。
 気持ちが変わらないうちに家を出なければと、大急ぎでリュックを詰める。

 何故、そんなに急いだのかって?
 新緑を撮ろうと思いたったが、愚図ぐずしていると耳元で、「また、明日でもいいや」と囁くアシタニ虫がぞろ蠢(うごめ)き出す。

 A1 A3 A4 A5_2

 10時頃、甲山の森林公園(上/左)に着いて、何枚か写真を撮ってブラブラ歩いて(上/中)いたら小さな標識(上/右)が。
 山頂まで700m、標高差は140m、遅い者でも35分でとあって、この程度なら何とかなる、と思った。
 最近、朝食を摂らないようにしているので少し気になったが、ままよと足を入れた。

 途中、「なんちゅう阿呆なことを!」と、悔やんだがもう引き返えせない。
 ちょろちょろと水が流れる杣道もどき(中/左)を上ること25分ほど、「何が遅いもんでもや」とぼやきながら歩く。

 半ば辺りだと思う、頼朝はんの塚があって別の道と合流(中/中)、それが整備された正規の?登山道のよう。
 そこからはもう、石段(中/中)が果てもなく続くかと思えた。

 B2 B3 B4 B5

 頂上(中/右)でぐったりしていると、賑やかにも可愛い声がする。
 なんと幼稚園児が何人かの先生に導かれて上ってき、きゃっきゃっとはしゃいでいる、がっくり。 

 そのちびっ子どもが上ってきた道を下る。
 きれいに整備されたその登山道(下/左)、ゆっくりで7分とあって、なるほど上りの道に比べて格段に楽、何人かのハイカーとすれ違った。

 登山口のところ、頼朝が復興したという古刹神呪寺(かんのうじ)・甲山大師(下/中)があって、境内からは町(下/中)が一望。
 ちなみに、拙宅から甲山の中腹に神呪寺の堂宇(下/右)が眺(みえ)る。

 C3 C4 5 C6_3

 主は言われた、“ 狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々としてそこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭くその道も細いことか ”(マタイ:7章13-14)と。
 イエス様ごめんなさいだけれど、山道は平坦で広い方が、やっぱり・・・。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.817

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小春日和 ‐ 散歩道

2013年12月04日 | 散歩道/山歩き

 先日の小ブログ、Bさんから、<カタリナ、今もここに>に、有り難くもコメントを頂いた。
 Bさん曰く、“ 気持ちが塞いでいるときは太陽の下を散歩するのが一番、くれぐれも家に籠らないで ” と。
 で、一昨日(12/2)、「近畿地方のど真ん中にお日様がある」との気象予報氏の言に誘われ、阪神電車の西宮駅までカメラ片手に歩いた。

 散歩の序でに銀行の用事も済ますことにした。
 JR西宮駅近辺、不思議なことに、不思議でもなんでもないか、但馬地方に本店を置く地銀が一店あるだけで、都銀はおろか信金・信組の類もない。

 山B_2A_2陽路を走る電車、浜側から山側に向かって阪神、省線、今のJRだけど省線とは古いね。そして、阪急が並んで大阪・梅田から西に走る。
 わが町西宮、古くから戎さんのある阪神西宮駅界隈、面白くも神戸線と今津線が駅中で平面交差していた西宮北口駅界隈が発展。

 操車場でもあったJR西宮駅、ついこの間まで阪神と区別するためか西ノ宮とノの字が入っていた。界隈は開発から取り残され、慌ててお役人主導で開発に手を付けたらしいが、時期悪く途中でバブルがはじけて頓挫、中途半端なままにひとまず完了、銀行も寄り付かない?状況らしい。

 そのうち、甲子園球場の傍にあった阪神パーク、お隣のJR尼崎駅の麒麟ビールの工場が閉鎖され、どちらも大型ショッピングセンターに生まれ変わった。
 えらいこっちゃと思ったか思わなかったか知らないが、その矢先、北口駅近傍の西宮球場までもが関西一二を競う複合商業施設とやらに再開発されてしまった。

 でDC、JR西宮駅界隈、無残なやの状態、核テナントのコープ神戸が撤退するとかしないとかでひと騒動も。
 大阪や神戸に限らず、お役人様のなさる商いが巧く行った例(ためし)はあらへん、を見事実証したと言う訳。
 余談だが、我が家もその開発計画の一環として建てられた集合住宅なんでありますが・・・。

 話はかなりそれたが、阪神西宮駅までの散歩、ふたつの銀行、月初めでどちらのATMも長蛇の列。へ寄って、本屋と花屋と阪神百貨店の食料品売り場、'Xmas前の玩具屋さんなどを覘いてと、寄り道、道草をしながらぶらぶらと往復。

 ほんま、小春日和と言うのやろか、ぽかぽかと穏やかないい塩梅、小津安二郎の映画のような日でした。
 散歩の途中に、息長く楽しませてくれる「野路菊」や「<枯れ菊>」、金盞花に似た「マリーゴールド」などを撮ったが、秋の花もそろそろお仕舞いだろうか。

  起き直り起き直らんと菊枯るゝ  (虚子)

 ところで、茎に花だけの「ガーベラ」、土つきを初めて見て、「ふ~ん、こんな風に咲くンや」と感心。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.737

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健気な花? ‐ 散歩道

2012年07月10日 | 散歩道/山歩き

 豪雨と表現しても届かないような雨が、それも降らない日はないと言ってもいいほどの暴れ梅雨。

 それが嘘のように七夕さまの日、土曜日を境に、まるで一気に梅雨が明けたかのように、眩しいばかりの天気が一昨日から今朝(火曜)と続いている。

 週明けの月曜のことPhoto、カタリナ、月末に予定している “ 夜咄の茶事 ” のレジュメ、日曜のTV囲碁の時間も犠牲に午後半日これに付き合わされた。を、抱えて「出かけなきゃ駄目よ!と言い残し稽古に出た後、「さて、どうすベい」と思案。

 そこで思いついたのが、主日(日曜礼拝)ミサに出席できず、延びのびにしていた教会への献金のこと。
 以前、「<聖体泥棒>」の稿で、代父のSさんが当方の事情をお知りになり、わざわざお見舞いをお届け下さったことは書いた。

 そのSさんへの “ 内祝い(快気)”、全快はしていないもののひと区切りをつける場合にはこのように表記するらしい。を、ささやかだけれど教会への献金とさせて頂く旨、Sさんには御礼の絵葉書の隅に書いて送ったのだが、予後に加えて生来のずぼらな性格ゆえ、肝心の献金が出来ていなかった。
 カタリナが用意をしてくれていたのに・・・。

 Photo_3で、真夏を思わせる素晴らしいお天気に誘われ、散歩も兼ねカメラ片手に教会に出向いた次第。
 JRのさくら夙川駅から夙川堤を北へ、人影も殆どない教会の司教舘(事務所)で献金を預け、阪急夙川駅から少し南、夙川河川敷緑地を抜けようとしたら、賑やかに盛りを迎えた蒲(がま)の穂と池を二分、見事な蓮の葉の群れの中にピンクの蕾が二つ三つ、厳しい日差しの中にあるのが見えた。

 「暑さのなかにあってこその蒲と蓮」などと、訳の判らないことを呟きながら駅に向かっていると、民家の軒際に今度は凌霄花(のうぜんかずら)が。
 ちなみにこの花、そら(霄)をしのぐ(凌)ほど高く登るところが名の由来とか。

 梅雨の合間、炎天の日差しに聊かもめげる風もなく、「健気なこった」と声を掛けながらカメラに収めたが、そこでふと、「去年も同じようなのを撮っていたような・・・」と苦笑。

 凡々とゆく日々、愛おしくも、また、感謝。今日(火曜)から半年目の検査が始まる。
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.487

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