※ オランダ ‐ アムステルダム/ゴッホ美術館編(2)‐ ベネルクス美術館絵画名作選(23)
19世紀後半のパリ、伝統的なアカデミー様式と対立した画家らによる芸術運動である印象派、好きな画家を一人、となれば貴方は誰を上げますか?
先駆者マネ(1832-1883)、印象派という名称の由来となったモネ(1840-1926)、同派を代表するルノワール(1841-1919)、それとも後期印象派を代表するセザンヌ(1839-1906)でしょうか?
そんな巨匠の中で、強烈な色彩による対象描写で炎の画家とも称された異彩の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)を上げる人も多いのでは。
さて、その彼の初期の代表作「ジャガイモを食べる人々」(1885年/81.5×114.5cm)から小編スタート。
1880年というから27歳の時、彼が本格的に画家を志す決意を弟テオに示して数年、32歳の頃に描いたというからかなり遅い画壇デヴューである。
牧師の家に生まれた彼、青年期には炭鉱地帯で牧師として働いたとされてい、労働者階級の人々が、貧しくとも逞しく生きる姿に強く共鳴していたという。
そんな彼が、家族が寄り添い小さなランプの光の下で夕餉にジャガイモを食べる情景を主題にした本作、慎ましやかな暮らしに深い共感が示されている。
ゴッホと言えば「<ひまわり>」(1888年/92×72.5cm /ナショナル・ギャラリー等蔵)の明るいイメージがまとわりつく。
美術館二階、大勢のギャラリーが引きも切らぬ広い展示室に、概ね制作年次順に架けられた作品、本作を始め「<一足の靴>」(1886年/37.5×45cm)など、「ほんとに上手だと思うけど」「自宅の壁に架けたいとは思わないよなあ」と、溜息と一緒にそんな言葉が出た。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1525
私も現地で見ました。
農民の貧しい夕餉の様子。
表情も服装も、食事も貧しさがそこかしこにあって、特に農民の表情が印象に残りました。
これを壁に飾りたいとは思いませんね。
心配していましたがブログも続いているので安心しました。
ゴッホ展(京都)行ってきました。
世界の名だたる美術館の所蔵する油彩画、日本の浮世絵に影響受けた絵とかオヴェール巡礼後の絵とか
ゴッホの違う側面を見た感じがして面白かったです。
ゴッホ、セザンヌ個性的で見るのは楽しいですが
飾るならルノアールかモネかな
ジベルニーのモネの家の庭が素晴らしくて
我が家のリビングの壁に飾っています。
難しいことは別にして彼が伝たいことは理解(わかる)ような気がしますが、さて、架けろと言われても腰が引けてしまいます
ただ、太く明確な筆使いで描かれた表現は、素朴でありながもモチーフ対する真摯な態度を見出すことができるような気がします
ゴッホその人は何事にも真面目で、いわゆる線の細い人だったのでは、と勝手に解釈しているのですが、どうなんでしょうか?
身の回りのこと、なんでも書けばいいってもんじゃないことは常々思っているんですが性分で、自分のことながら呆れています
ゴッホ展、行きたいなあとは思っていたのですが、最近は神戸すら遠くて、京都なんて思っただけで気が萎えます
♪ 赤い鼻緒のみいちゃん じゃないですが、暖かくなるのを待っています