ぱそらぼ (ぱぁと1)

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パスワード考

2016年12月21日 | 社会派らぼ
マイナンバー制度が運用され始めて以来、カード業務のトラブルはあちこちで起こっています。新しいシステムが導入される際には、様々なトラブルはつきもの…でしょうか。

横浜市が、パスワード変更を怠ったままで業務を続けており、明らかな内規違反だと問題視されています。私たちが日ごろ利用する様々なサービスでも言われていますが、パスワードは定期的に変更するよう求められます。より確実なセキュリティを保つために、強固なパスワードの設定と共に必要な事のようです。が、実際私たちが参加しているサービスの数は非常に多く、他所で設定したパスワードの使いまわしを避け、しかもそれを定期的に変更するよう求められても、なかなかそこまでは手が回らないのが現状です(苦笑)。

が、だからと言って、自治体がマイナンバーカード交付の為のパスワードを内規通りに変更しなくても良いという理由にはなりません。横浜市はこのパスワード再設定作業の際に誤った操作をしてしまったために、サーバーのファイルにアクセスできなくなってしまったそうです。そのため、交付業務が滞り、窓口の混乱を避けるために、サーバー内の記録を障害発生前の状態に戻したとか。結局、パスワードは旧いままで交付業務を行っていると報道されてます。

つまり、あってはならない事なのですが、自治体のシステム管理もしくはパスワード管理の実態は、私たちの日常とほぼ変わりないズサンさの上に成り立っているという事になります。何度パスワードの管理を!と声をかけてみても、実際の日常生活のおびただしいパスワードを寸分違わず管理する事は至難の業なのです。でも、それがマイナンバーを管理するシステムでも同様だと、いつかSFまがいの飛んでも無いことが起きるのではないかと、妄想を強くしてしまいます。自分の番号だと思っていたら、いつの間にか全く別人になってしまっていた…なんて。

私たちはコンピュータというものは、人間のように疲れて勘違いを起こしたり、初歩的ミスの取り違えなど起こさないものだと信じています。が、それは少し違うように思います。人間は、書類に不備が無くても、窓口に来た人の様子が変だとか、明らかに本人ではないなどの小さな異変を感じる能力を持っています。が、機械にはそれはありません。そしてシステムトラブルという名のとんでもない勘違いも起こします。現状のように、人が機械に振り回されている状態では、いつか致命的なトラブルが起きるような気がしてならないのです。あくまでコンピュータは人の能力を補うために使うもので、その取扱いが日に日に複雑に面倒になっていくのは本意ではありません。

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差し込み印刷時に数字が漢数字にならない

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