ぱそらぼ (ぱぁと1)

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万年春待人

2011年04月20日 | 雑談
1ヶ月ほども前、某情報誌に雑文を寄せるよう指示され、ともかく締め切りに間に合わせた内容です。思いもかけず、この駄文を読んで胸がキュンとしました…と言ってくださる方がありましたので、記録代わりに、ここに転記しておきます。

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旅立ちの季節を迎えています。

既に独立した子どもが、まだ高校生の頃。進路相談でお目にかかったのは、とても誠実そうで穏やかな先生でした。当時、子どもはまだ、将来はどんな方面に進みたいとか、何をやりたいとか確たる思いがなく、それで進路など決められるのだろうかと、不安な時期でした。

そんな不安に、先生は、穏やかに「大丈夫ですよ」と言われました。ハッキリした意思を持てずに岐路に立った時も、どちらが好きか?といった曖昧な決め方で、実はおおよそ間違いはないのです。そんな風に言われました。理系か文系かも、どんな学部に進学するのかも。ただなんとなく「好きかも…」で選んでいく人生に、振り返って意外と間違いはないのだと。親として、気持ちが随分楽になった覚えがあります。

時は流れ、平凡は平凡なりに、環境にも恵まれ、今はハッキリと好きだと言えることを追っている子どもの姿に、あの時の先生への感謝の念を新たにします。キット大切なことは、その瞬間、瞬間に目の前のことを賢明に誠実にやることだったのですね。ただ安易に流されるのでなく、何が好きで、何が心地よいのかを、真に感じ取る力を蓄えることこそが大切だったのですね。

思い出深い生活に別れを告げて、新しい世界に踏み出そうとしている全ての人達に。心からのおめでとうを伝えたいと思います。そして、そんなこんなが遥かな思い出になってしまった世代ではありますが、私もわくわくした新しい春を探しにいきたいと思います。



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