このところ、大学入試の合否に関するミス報道が続いています。入試から1年近く経ってから発覚したケースもあり、追加合格などの措置、また金銭的な補償なども併せて検討されているようです。論調では「ミスはあり得ない」という思い込み、驕りが無かったかといったものが多く、一生懸命勉学に励んで来た受験生を泣かせた責任は大きい…といった風に断罪されているようです。
報道では追加合格などの連絡を受けて、入学に応じる人もいれば、既に進学を決めていたセカンドベストでそのまま勉学を続ける決断をした人もおられるようです。報道には出て来ませんが、追加合格者がいるということは、本当なら不合格だったにも関わらず、合格者に名を連ねた人もいる…ということになります。ただ、ミスは大学側にあったわけで、今更不合格通知ができたものではありませんから、これはこれ…なのだと思います。
多くの受験生がしのぎを削る中、入試は公平でなければなりません。なりませんが、果たして過去の入学試験全てにおいて、全く公平で間違いが一切無かったか?というと、それは恐らくそうではないような気がしています。出題ミスが指摘されていますが、採点ミスは指摘のしようがありません。マーク式などコンピュータが判読していて間違いなど無さそうに思いますが、誤作動も含めてこれまで一度も間違いが無かったのかと言えば、保証の限りではないような気がします。
間違いはあってはなりません、絶対に。が、もしかしたら、この判定は間違いかも知れない…と思わせてしまうことは、もっと御法度ではないかと考えます。人間には、運も不運もあります。運を引き寄せるのも能力の一つだと言われることすらあります。「東大に入る」ことが人生の勝利か?というと、実はそうとは限りません。人生は何が功を奏するかわからないし、何に足を取られるかわからないものなのです。つまり人生は、二股に分かれたところで、結果として進んだ方向が「正しい」のだと思います。本当はどちらが正しかったのか?と、岐路を振り返る意味は、多分ありません。
ワープロ検定を受験される方によく言っていたのは、もしも問題文に誤字があったとしたら(あってはならないのですが)、正しい文字に打ち換えて打ってはいけません。出題の誤字のまま、入力してください。問題は「絶対」なのです。誤解を承知で言えば、出題ミスにどう対応するのか…も含めて、選考する側は、自らの基準で入学者を判別するものと、割り切るしかないような気がしています。幾重にもミスが起きないような、完璧な体制を模索すると同時に、情報は非開示でも良いのではないでしょうか。
* * * * * * * * * *
「
セル内の縦位置の行間を変更したい」
パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(chiko_419@yahoo.co.jp)をお送りください。
↓ 尚、下の広告は、gooブログに自動で掲載されるもので、当ブログとは一切関係はありません。