2018.5.25~27「佐渡島」旅行記11(塩生湿地)
2018.5.25~27 佐渡島へ行ってきました。メインは植物観察。
佐渡金山見学、北沢浮遊選鉱場跡の写真撮影後、再び、相川から北上、尖閣湾方面へ。目的は塩生湿地の植物。
弁慶のはさみ岩のちょっと北側、獅子岩付近で良さげな場所をkouchaが選択。
塩沼(えんしょう)もしく塩性湿地、塩性沼沢とは、海岸にある湿地・沼地であり、海に近いため潮汐の影響により、
時間帯により塩水・汽水に冠水するか、または陸地となる地形である。干潟全般よりも波浪の影響を受けにくい場所に
分布しており、通常、塩生植物の繁殖が見られる。by wikipedia
日本海側の潮汐状況は、満潮と干潮の最大水位差がたった20cm程度で、太平洋側の10%前後。という事は、塩生湿地
の塩分濃度はほぼほぼ安定しているのだとしたら、塩生植物にとっては繁殖し易い環境なのかもしれません。
ノイバラ
野原や草原、道端などに生え、森林に出ることはあまり見ない。河川敷など、攪乱(かくらん)の多い場所によく生え、
刈り込まれてもよく萌芽する、雑草的な性格が強い。by wikipedia
磯場に降りていくと元気に囀っている子が・・・
「コチドリ」ちゃんでした。埼玉の沼でも見かけます。埼玉で見かけたのは、いずれも冬だったので眼の周囲の黄色い
アイリングの幅が小さかったようです。この子は黄色いくて可愛いですね。
何採ってるのかなあ。
スナビキソウ
ムラサキ科キダチルリソウ属の多年草。別名、ハマムラサキ。
和名スナビキソウは、「砂引草」の意で、海岸の砂地の中に地下茎を長く伸ばして繁殖することによる。by wikipedia
この左側辺りでkouchaがウミミドリを発見!
kouchaのお目当ての↓ウミミドリ↓、咲いていましたよ^^
ウミミドリ
・さくらそう科ー
・新潟県では佐渡の海岸だけに分布する北方系の植物で、佐渡での分布は全国分布の南限です。
・高さ10cm程の小さな草で、初夏に桃色の星のような花が咲きます。
・磯の潮だまりの湿地にクッション状に群生し、これまた珍しいドロイ、エゾウキヤガラ、シオクグなどと一緒に生えています。
・ウミミドリが生育できる環境を考えてみますと、大変厳しいことが分かります。磯の湿地で、波が直接にはかからない所です。
波が来なければ磯はすぐに乾燥するので、湿地という条件は案外難しい。
http://www.macro-eng.co.jp/plant/hogo20/hog2004.html様より。
秋になっても紅葉しないことから「海緑」と名付けられているようです。
福島県では、2013年10月、県のレッドデータブックで絶滅危惧1類に指定されている、サクラソウ科の多年草「ウミミドリ」が、
相馬市松川浦の津波被災地で見つかった。松川浦では約50年ぶりの確認だったそうです。
北海道・濤沸湖は、川と海の水が入り混じる汽水湖のため、湿地は塩水にひたされています。そのため、塩性が強くても生育できる
塩生植物のアッケシソウ(サンゴソウ)やシバナ、ウミミドリが見られます。
貴重な植物のようです。見られて良かったです^^
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます