~風に吹かれて~ by ポー(paw)

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2018.5.25~27「佐渡島」旅行記4(荒崎神社)

2018-06-06 00:38:57 | ・神社・お寺

2018.5.25~27「佐渡島」旅行記4(荒崎神社)

2018.5.25~27 佐渡島へ行ってきました。メインは植物観察。「二ツ亀」「大野亀」の後、ドンデン山荘へ。

その途中の気になった「荒崎神社」と「大クワ」の木に立ち寄りました。

両津港から新潟県道45号線を北上後、西へ回り込んでドンデン山荘へ向かうルート(新潟県道81号線・佐渡縦貫線)
が6/17まで入川側冬期閉鎖継の為、北上した45号線を南下。北上時に気になった神社を参拝しました。この45号線
沿いには集落ごとにしっかりとした神社がありそうでしたよ。ググってみると両津から北端まで1~2km毎に神社が
あるようです。

新潟県の4700社余りに及ぶ神社数は全国一。『延喜式』の式内社は、越後、佐渡では63社を数えます。

幾つかの神社を通り過ぎたうち「荒崎神社」にお呼びがかかりました(笑)いえいえ拝殿の装飾彫刻が目に飛び込んだ
からでした。

荒崎神社

祭神 迦具土命(かぐつちのみこと)

宝暦寺社帳に「荒崎大明神、社人助右エ門、当社永享十午年(一四三八)勧請、社地弐畝歩御除 」とある。

利済庵の鎮守であったものが村の産土神として祀られたといわれている。その名残であろうか、 以前は元旦の早朝に
利済庵の僧侶が読経をしてから、参拝者が新年のあいさつを交わすという風習 があった。

祭神「迦具土命」は伊邪那美命(いざなみのみこと)の子で火の神であるところから、火を使う 塩釜に関係がある神社
いわれている。境内からは、縄文土器・石鏃(やじり)などが出土してい る。 看板より。

由緒:京都の愛宕神社を勧請したという伝承がある利済庵(曹洞宗の寺院)の鎮守だったものが、村の産土神として
祀られたといわれています。現在の社殿は昭和10年の改築。

立派な装飾彫刻です。狛犬が見当たりませんでしたが、拝殿内に木彫の狛犬が居られたようですよ。
http://www.komainu.org/sado/ryotu/arasaki/arasaki.htmlより。

明治の頃、新潟県は全国で最も人口が多かったこと、或いは明治末期に時の政府が進めた神社合祀政策の影響を比較的
受けなかったことなどが背景にあると考えられます。
人口が多かったということは、かつて日本人の9割が農業によって生活を成り立たせていた時代に、広い穀倉地帯を有し、
収穫高が大きかったことが関係しています。
人口の多さが自然村(農耕・漁労を通じて、自然に形成された村落共同体)の多さにつながり、必然的に神社数も多かった

のだということになります。その意味では、新潟県は神社の自然な成り立ちを今に伝えていると言えるでしょう。
新潟県神社庁より

なるほど、このような理由で神社が多いわけですね。

続いて、近くの「羽吉の大クワ」

大クワは、旧家のお屋敷内に立っています。私有物ですが、そこまで小道が作られていて、誰でも自由に見学できるように
なっています。旧家の一階の屋根は押しつぶされていました。

養蚕の歴史を伝えるヤマグワの巨木
佐渡は昔から山桑摘みの養蚕の島で、県下で1~2位の養蚕地でした。
このヤマグワは樹齢約1300年と推定される老大樹で、根元周囲5.2m、高さ9m。幹が4本に分岐しており、枝張りは18m。
北海道小樽の恵比寿神社の大クワ、群馬県沼田市の薄根の大クワとともに日本のクワ三名木の一つに挙げられています。
さど観光ナビより

いや~立派な桑の木でした。桑の木ってこんなに大きくなるんですねー。


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