~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

紫陽花Ⅱ

2006-06-22 21:52:09 | ・風に吹かれて
ホタルが見たい!

2003.6.27の日記より

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’ゲンジボタルを探しに’

18:00過ぎ、神戸岩を目指す。払沢の滝に立ち寄ろうとしたものの歩くと結構距離がありそうなので断念。
まだ薄明るい中、神戸岩まで行くもののホタルはいない。

この神戸岩、20年以上前に来て依頼。久々に見たが、なかなか迫力がある岩だ。
バンガローか貸し別荘に若者が数台で来ている。
この辺りの小母さんに尋ねるも素っ気無い返事。
その後、犬を散歩させている家族に尋ねたが、この辺りにはいないとの事。
今年はどうか分らないが払沢の滝にホタルが乱舞する時があると言う。

諦めて帰ろうと思ったが、通り過ぎた滝への分岐を引き返し、
19:30もう一度チャレンジ。
駐車場に止め、すぐ下の真っ暗な川を眺めるも気配なし。
トイレ脇の滝入り口の坂を降り、橋手前の滝への小道を歩いていった。
人の気配無し。おまけに懐中電灯無し。ここから滝まで650m。

しばらく歩いて行ったが、小道はますます暗くなる。
更に進むと、小道は更に狭くなり、小道すらも見えにくい程の暗さ。
左手の川に目を凝らすもホタルは見えない。
さすがに恐れおののき、気後れして引き返すことにした。

とその時、暗闇の中からボーっと人が現れた。
ギョッして、立ちすくむ相手に’ホタルですか~?’と尋ねると
’そうなんです、見れましたか?’の答え。
恐ろしくなって引き返すところなのだと話し、よかったら一緒に行きましょうということに^^
彼は彼で私の歩きながらジャラジャラ鳴らしていた鍵の音を犬かと思い焦っていたらしい^^

彼も懐中電灯を持っていなく、二人して真っ暗な小道を歩いてゆく。
しばらく行くと、滝手前の開けている所に遂にホタルを二匹発見。
触ろうとすると飛び立った。更に、滝のほうへと見えにくい岩場をゆく。
なかなか迫力のある滝が暗闇の中で轟音を立てている。

しかし、残念ながら滝の回りを乱舞するホタルには遭遇できなかった。
彼が言うには、一週間ほど早いのではないかとの事。
引き返す小道の途中、橋の見える分岐までに数匹、ホタルの舞いが見れた。

いずれにしても彼のおかげでホタルが見れて感謝。
立川からバイクで来た星芝くん、ありがとう。
駐車場で握手をして別れた。また何処かで会えるかな?
たかが半日のトリップだったが実に濃密で盛りだくさんな体験だった。
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