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f植物園の巣穴、読了

2009-10-12 | 読書【読了】

梨木香歩「f植物園の巣穴」(朝日新聞出版)を読了しました。

新刊だったのですが、買わず仕舞い。図書館から借りてきました。

欲しかったのですが、大して話題にもならず、

(1Q84と時期が重なっていたからかもしれませんが)

これだけ時間が経ってしまいました。


感想としては、今この作品をなぜ書きたかったのか、

という着眼点が見えないお話でした。

長さも長編というよりは中篇といった感じです。

川と死などありふれたモチーフですし、

白木蓮、椋の木もどこか借り物のイメージがつきまといます。

この作家に対してもある種の期待度が高過ぎるのかな、と

自分自身の方に少し反省するところがあるかもしれません…。


さて、続いてはドストエフスキー「罪と罰1」(光文社古典新訳文庫)に挑戦。

(でも、岩波新書に逃げるかもしれません。)

(もしくは、他の未読本に逃げるかも)

追い詰めていかないと、名作は読む気が続かないので、

秋の読書をもうちょっと深めていきたいと思います。





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