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渡りの足跡、読了

2010-05-04 | 読書【読了】

梨木香歩「渡りの足跡」(新潮社)を読了。


装丁がきれい過ぎるので分かってはいたのですが、内容にはがっかり…。

こちら側の期待が大き過ぎるのです。

本業は作家なのだから、その作家の描く小説を読まなければ評価しようがないのです。

エッセイの内容も見切り発車な感じがして、私には苦しかったです。

むしろ、「渡り鳥」という内容よりもエッセイを書くことにこだわることが

作家の本質をぶれさせている気がします。

とはいえ、この本を書きたかったと言われればそれまでで、

こちらの求めるものと作家の思いは違っていて、当然なのですが…。

枢密なお付き合いは、ここ数年の作品からは遠のいてきたので仕方ありません。

うーん、好きな作家が好きだった作家になるのには慣れていますが、

ちょっと、これは悲しいぞ。








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