izumi No.116秋号の座・対談「万城目 学」や
その後の「わが大学の先生と語る」がおもしろかった。
読書のいずみは、大学生協発行の季刊誌で、
大学生・院生がダラダラ好きな本について語る雑誌である(偏見含む)。
今の大学生がどんな本を読んでいるかということを知るには一番良いモノだ。
ただ、この雑誌は、何はなくともインタビューがおもしろい。
作家がどんな学生時代を過ごしたのかとか、
複雑な読書遍歴を語るとか、今の学生たちに向けて話そうとする姿勢が
特におもしろい。
本は誰かに無理強いされても心や頭に入っていかないし、
ただたくさん読めばいいわけでもない。
タイミングというか流れというか、そんなものが大事なんだったと、
久々に、本を買うことに対する、価値みたいなものを
再認識することができた。
最近はまっているのは、講談社文庫の「古典を歩く」シリーズ全12巻。
古典と旅。非常にテーマとしておもしろいと思うのですが、
文庫化されたものですら、10年前のものなので、当然絶版。
今年は源氏物語関連で復刊を期待したのですが、まったく無駄でした。