アーサー・ケストラー「真昼の暗黒」(岩波文庫)と
東直子「水銀灯が消えるまで」(集英社文庫)を読了。
前者はタイトル通りの納得のオチでした。
キングの「グリーン・マイル」以来の監獄小説のおもしろさを知りました。
後者は、穂村弘との共著も多数ある歌人の初小説です。
不思議な余韻の残るお話でした。
歌人の書く小説とはどんなものだろうか、という思いで読んでいたので、
そこまで当てが外れたものではなく、これまた納得の一冊でした。
他の作品も読んでみたいなと思いました。
最近、ものすごく忙しくて寝不足だったので、少々体調不良。
読書も思ったほど進まず、消化不良気味です。
次は、葬送の記が収録されている幸田文「父・こんなこと」(新潮文庫)の予定。
小沼丹「黒いハンカチ」(創元推理文庫)も併読中。
小説ばかり飽きてきた感があるので、新書に逃げる可能性もあります。