DQ9をやりながらも、ジーン・ポーター「そばかすの少年」(光文社古典新訳文庫)を読了。
解説を読んでいてようやく気付いたのが、作者は女性であるということ。
名前がポーターなので男性かと思って読んでいたのですが、
中身はこんな内容を男性が書けるのか、と思っていたので納得。
シートンなどの動物モノの影響を受けていることも納得。
(竹宮恵子により漫画化しているのは知りませんでした。)
結末は悲劇からハッピーエンドになるあたりが、無理あり過ぎですが、
こういう話ならこの救いはあってもいいのかな。
今年出た本の中では、一押しです。
会話のやりとりの中に、厳しさがたくさん隠れていて、元気が出てきます。
著者の別の作品の「リンバロストの乙女」も新訳で出てくれると嬉しいな。
(ロンドンの2作が出たように出る可能性はあるのでしょうか?)
う~ん、こればかりは、わかりません。