デュレンマット「失脚・巫女の死」(光文社古典新訳文庫)を読了。
期待しちゃだめですよ、と思いながらも軽く読む。
最初の短篇「トンネル」、ふつうに面白い。
「失脚」も、おお、面白い。
「故障」、「巫女の死」は流し読みでした。
amazonの商品の説明にほとんどのあらすじが書いてある。
何だかなと思いながらも、これで1100円。
光文社古典新訳文庫は、値段を抑えているあたりが評価が高かったと思うのですが、
「ブラス・クーバスの死後の回想」は1380円。
読みたいなと思っても手が出せる値段ではない。
紙が安っぽいのはしかたないが、値段はもう少し頑張って欲しいところ。
折角、埋もれた名作を紹介しているのだから。
売れない本が少量印刷され、いつしか本屋から消える。
その繰り返し。
この状況は止まらない。
うーん。