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思い込みの肖像

2012-07-22 | 読書【未カテゴライズ】

デュレンマット「失脚・巫女の死」(光文社古典新訳文庫)を読了。

期待しちゃだめですよ、と思いながらも軽く読む。

最初の短篇「トンネル」、ふつうに面白い。

「失脚」も、おお、面白い。

「故障」、「巫女の死」は流し読みでした。

amazonの商品の説明にほとんどのあらすじが書いてある。

何だかなと思いながらも、これで1100円。

光文社古典新訳文庫は、値段を抑えているあたりが評価が高かったと思うのですが、

「ブラス・クーバスの死後の回想」は1380円。

読みたいなと思っても手が出せる値段ではない。

紙が安っぽいのはしかたないが、値段はもう少し頑張って欲しいところ。

折角、埋もれた名作を紹介しているのだから。

 

売れない本が少量印刷され、いつしか本屋から消える。

その繰り返し。

この状況は止まらない。

うーん。