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FT157、白い女神

2010-04-04 | 読書【読了】

いい事もあるもので、

ジェイン・ヨーレン「白い女神」(ハヤカワFT文庫)を漸くゲットしました。

光のジェンナと闇の妹スカーダの物語。

神話、伝説、歌、物語の4拍子。

1989年発行(日本版1991年12月刊行)。


探し続けて10年越えて、漸く、ようやく見つけることができました。

実際には古本屋でニアミスが二度あったので、三度目の正直というところなのですが、

感慨深いものがあります。

光と闇の姉妹は何度か、遭遇しているのですが(といっても三度くらいですが…)、

続編の白い女神の方は中々お目にかかれず、諦めていました。

たぶん、発行部数も少ないけど、売れていないからなのか、大変少なくて困っていました。

それがふらりと立ち寄った新古書店にあるではないですか。

3月~4月の引越しシーズンには、やはりたくさんの古本の移動があるようで、

チェックにいかないと、ダメです。

じっくりと読ん返していきたいです(ほとんど忘れているので…)。


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2時間半後、読了。

いやー、久々の大団円でした。

設定のおもしろさは前巻「光と闇の姉妹」で語られ、

物語の意味するところ、その行く末はこの第2巻で語れます。

第1巻では、スカーダ登場シーンが、

第2巻では、中盤からクライマックスに向けての流れが非常に苛酷。

第2巻では、主人公ジェンナもいいけど、司祭ぺトラが一押しのキャラです。

こういうファンタジーもの、他にもないかなーと思ってしまいます。

「十二国記」以外にもないかな…。