いい事もあるもので、
ジェイン・ヨーレン「白い女神」(ハヤカワFT文庫)を漸くゲットしました。
光のジェンナと闇の妹スカーダの物語。
神話、伝説、歌、物語の4拍子。
1989年発行(日本版1991年12月刊行)。
探し続けて10年越えて、漸く、ようやく見つけることができました。
実際には古本屋でニアミスが二度あったので、三度目の正直というところなのですが、
感慨深いものがあります。
光と闇の姉妹は何度か、遭遇しているのですが(といっても三度くらいですが…)、
続編の白い女神の方は中々お目にかかれず、諦めていました。
たぶん、発行部数も少ないけど、売れていないからなのか、大変少なくて困っていました。
それがふらりと立ち寄った新古書店にあるではないですか。
3月~4月の引越しシーズンには、やはりたくさんの古本の移動があるようで、
チェックにいかないと、ダメです。
じっくりと読ん返していきたいです(ほとんど忘れているので…)。
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2時間半後、読了。
いやー、久々の大団円でした。
設定のおもしろさは前巻「光と闇の姉妹」で語られ、
物語の意味するところ、その行く末はこの第2巻で語れます。
第1巻では、スカーダ登場シーンが、
第2巻では、中盤からクライマックスに向けての流れが非常に苛酷。
第2巻では、主人公ジェンナもいいけど、司祭ぺトラが一押しのキャラです。
こういうファンタジーもの、他にもないかなーと思ってしまいます。
「十二国記」以外にもないかな…。