ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

迷路の花嫁

2020-07-10 07:10:00 | Weblog
横溝正史の金田一耕助シリーズはほぼ全て読んでいる。長編だけでなく短編も、また長編の原型となった改訂される前の短編も、出版されている物はほぼ読んだと思っていたが、久しぶりに未読の小説を発見した。

迷路の花嫁。

灯台下暗し。この小説が見つかったのは自宅の本棚である。買ったのはずっと昔、そして存在はずっと認識していた。しかし、未読だった。既読の小説と勘違いしていたのである。

横溝正史の小説には似たようなタイトルの物が多い。悪魔の手毬歌、悪魔の降誕祭、悪魔の百唇譜・・・。迷路荘の惨劇や、眠れる花嫁などは既読だが、それらのタイトルがごちゃ混ぜになって、この迷路の花嫁も既読だと勘違いしてしまったのだろう。

初めて読む小説となると、それは新作と同じである。かなりワクワクする。冒頭の10ページほどを読むと、普段の金田一耕助物とは文章の書き味が違っているが、話は面白そうだ。一気に読破しようかとも思ったが、もったいなくて途中で止めた。

せっかくの新作、チビリチビリと、長く楽しむとしよう。

コメント
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