ノリーズのスピナーベイト、ウインドレンジデカコロを追加購入。前回の釣りでヒゲアタックを受けて壊れたり、根掛かりでロストしたりしたので、売り切れる前に補充したのだ。このスピナーベイト、ボクの定番になりそうなほど使いやすい。ボクは強振動のスピナーベイトを好んで使うので、少々紹介してみよう。
その振動系スピナーベイト、これまで主力だったのはティムコのスーパーハーフスピン3/8ozタンデム。後ろにインディアナブレードの4番が付いていて、強力な振動を発生する。このスピナーベイトをコンパクトシルエット・ハイアピールの嚆矢とする。
下の写真、上からウインドレンジ1/2ozデカコロ、二代目スーパーハーフスピン3/8ozタンデム、初代スーパーハーフスピン3/8ozタンデム。
ハーフスピンの初代と二代目を並べたのは、見かけは似ていてもこの2つが全く違うスピナーベイトだからだ。ちなみにハーフスピンはこの後三代目が発売されるが、三代目は全くの駄作なので取り上げない。
初代と二代目の違いを見ていこう。見分けがつきやすいのはフックの形状だ。
下の写真、上が初代、下が二代目。二代目は綺麗なラウンドフックだが、初代はちょっと特殊な形状をしている。形状だけでなく、材質も違い、初代は根掛かりするとすぐにフックが折れていたのに対し、二代目は折れにくく、フックが伸びて回収できることも多くなった。
ブレードも微妙に違う。PDLの刻印が二代目は裏までハッキリと出ている。そしてカップの深さと形状が違っていて、初代の方が深く丸く、二代目は少し平たい形だ。これはブレードが回転した時の立ち上がり角度の違いとなる。簡単に言えば、二代目の方が暴れるブレードだ。
そして、決定的な違いはアームの太さと材質である。
ブレードも微妙に違う。PDLの刻印が二代目は裏までハッキリと出ている。そしてカップの深さと形状が違っていて、初代の方が深く丸く、二代目は少し平たい形だ。これはブレードが回転した時の立ち上がり角度の違いとなる。簡単に言えば、二代目の方が暴れるブレードだ。
そして、決定的な違いはアームの太さと材質である。
下の写真、上が初代、下が二代目。初代のアームは太い。そして弾性が低くて硬いのだ。この弾性の低さと硬さが曲者で、初代のアームは実に脆い。すぐに折れる。初代スーパーハーフスピンはフックもアームもすぐに折れて、耐久性が全くなかった。
しかし、それでも初代ハーフスピンは素晴らしいスピナーベイトだったと思う。何故なら超釣れるスピナーベイトだったからだ。霞ヶ浦水系のバイト率において、初代に優るスピナーベイトに出会ったことはない。これはこの硬いアームがもたらすヘッドの動きによるものと思われる。初代は猛烈にヘッドが揺れて、スカートの動きも大きかった。
しかし、それでも初代ハーフスピンは素晴らしいスピナーベイトだったと思う。何故なら超釣れるスピナーベイトだったからだ。霞ヶ浦水系のバイト率において、初代に優るスピナーベイトに出会ったことはない。これはこの硬いアームがもたらすヘッドの動きによるものと思われる。初代は猛烈にヘッドが揺れて、スカートの動きも大きかった。
下の写真は初代ハーフスピン。タンデムウィローとタンデムインディアナの2タイプ。インディアナの方が強力な振動なのは分かると思うが、実はタンデムウィローのタイプもかなりの振動が手元に伝わってくる。これはアームが硬いために、ブレードの振動をよく伝えるからだ。
今はアームが柔らかいスピナーベイトが一世を風靡していて、柔らかくて弾性高いアームほど高性能だと勘違いしている人がいるが、そうではない。アームが柔らかいほどブレードが暴れるが、柔らかいほど振動も吸収される。硬くするとブレードは大人しくなってしまうが、振動はよく伝える。要はバランスなのである。
初代ハーフスピンは暴れブレードに硬いアームを組み合わせて、手元にくる振動を強め、ヘッドを激しく揺らすスピナーベイトだったのだ。弱点も多いが、とにかく食ってくる。その一点に特化していた伝説のスピナーベイトだった。
今はアームが柔らかいスピナーベイトが一世を風靡していて、柔らかくて弾性高いアームほど高性能だと勘違いしている人がいるが、そうではない。アームが柔らかいほどブレードが暴れるが、柔らかいほど振動も吸収される。硬くするとブレードは大人しくなってしまうが、振動はよく伝える。要はバランスなのである。
初代ハーフスピンは暴れブレードに硬いアームを組み合わせて、手元にくる振動を強め、ヘッドを激しく揺らすスピナーベイトだったのだ。弱点も多いが、とにかく食ってくる。その一点に特化していた伝説のスピナーベイトだった。
そして二代目ハーフスピンは、柔らかくしたアームの振動吸収を考えて、さらに暴れるブレードを装着し、手元にくる振動とヘッドの揺れを確保したスピナーベイトだった。壊れにくさなどを含めたトータルバランスでは、この二代目の方が上と言えるかもしれない。キャスト性、立ち上がり、手元にくる振動、水を動かす強さ、フッキング性能、どれを取っても素晴らしく、霞水系でカバーからバスを引き出して釣るには無敵の性能を発揮する。
このハーフスピンが廃止されてから、代替になるスピナーベイトをずっと探していた。ハイピッチャーやスーパーイラプションのブレードを交換したりして強振動スピナベを作ってみたりもしてきた。約400個持っていたハーフスピンの在庫もあと僅かになった今、やっと主役を張れそうなスピナーベイトが出現したというわけだ。
そして、さらに超強力振動タイプも用意してある。
写真上から、ウインドレンジ1/2ozデカコロ、ウインドレンジ5/8ozコロラド5番(ヒルデ)、ウインドレンジ3/4ozインディアナ5番(ウォーターランド)、ウインドレンジ3/4ozインディアナ6番(ヒルデ)。
写真上から、ウインドレンジ1/2ozデカコロ、ウインドレンジ5/8ozコロラド5番(ヒルデ)、ウインドレンジ3/4ozインディアナ5番(ウォーターランド)、ウインドレンジ3/4ozインディアナ6番(ヒルデ)。
ウインドレンジは安定性が抜群で、大型ブレードを装着しても、引いた時に横倒しになりにくい。そのため改造スピナーベイトを作るにはオススメである。この一番デカいブレードのスピナベにも、20センチクラスのコバッチーがヒットしたりもするので、決してやり過ぎではない。
また、ブレードとウエイトの組み合わせを替えることで、スピナベの泳層を調節することも出来る。
下の写真、上からウインドレンジ5/8ozコロラド5番(ヒルデ)、ハイピッチャー1ozコロラド5番(ヒルデ)、ハイピッチャー1ozオリジナルブレード。同じスピードでリトリーブした場合、泳層は写真の順。
こんな感じで、様々なスピナーベイトを使い分けているが、基準となってきたのがスーパーハーフスピンである。そして、今後はウインドレンジデカコロがその役割を果たすことになるだろう。ハーフスピンと比べると、ヘッドの揺れとヘビーカバーのすり抜け、立ち上がりが若干及ばないようだが、ロングキャスト性は優っている。それに同じスピードでのリトリーブで少し深めを泳ぐので、かったるさがない。耐久性も上回っているようだ。すでに40アップ7本と実績も上がっている。
とりあえず20個ほどストックしたので、根掛かりを恐れず、ガンガン使い倒してみよう。