マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

迷走?・・・いやいや、みんなお上手ですよ。

2010年03月31日 05時54分57秒 | ひとりごと
郵政見直しで亀井さんの主張どおり限度額を二千万まで増やすことに決まった。何が問題なのか私にはさっぱりわからなかった。仮に限度額いっぱいまで預金が保証されるなら確かに民業圧迫になるだろうが、あいにく保険機構に加入している以上、保証されるのは民間銀行と同じく一千万までなのだ。民間銀行の預け入れ限度額は無制限なのだから、むしろ逆に郵貯銀行には不当な制限があったという事だ。
でも実質的に国営の銀行なのだから預金は動くだろうね、なんといっても民間銀行はサービスが悪すぎるから・・・。少しは反省しなきゃ。
どんな田舎の町でも郵便局はある。国民みんなのことを考えるなら郵便局がより便利になることは国民のためである。銀行の振込み料や両替料、高すぎる。談合じゃないか。

まず、政府の本音として国債を無理なく消化するには郵便貯金が必要である。限度額が倍増されればこれでかなり楽になる。さらに、郵貯の資産運用はもともと財政投融資だったわけで、これが小泉改悪によりできなくなった。これはどちらが正しいかは議論が必要だが、それだけの資金が閉ざされたために景気が悪くなったのは間違いない、つまり、今回の限度額引き上げである程度日銀に頼らない資金を手に入れたことになるのだろう。
いずれにしてもこの内閣は最初からひとつもぶれていない。ただ、マスコミを喜ばせるためにいくつかの演出をしているだけだ。それに惑わされ、いかにも閣内不一致だと騒ぐのは何も見えていないか、逆に政府に同調し共に演出しているのである。

普天間問題で、昨日アメリカの高官は、「海兵隊からヘリコプター部隊だけ切り離すことはできない。」と述べている。つまり、海兵隊というのは一体で活動する部隊なのであり、分離するのが不可能なのは論議の余地はないのだ。アメリカの議会は海兵隊のグアム移転の費用を承認している。つまり、もう決まっているのだ。グアム以外に選択の余地はない。誰が見ても他にありえないにもかかわらず、報道は閣僚の冗談を真に受け、わけのわからない記事を書いている。あとで恥をかくんじゃないの?
結局、鳩山氏の指導力は発揮されているし、閣内に乱れはない。ただ、決定するまでに観測気球を上げ、野党の対応、そしてマスコミの報道をリサーチしているのだ。一番踊らされているのは自民党だが・・・。

私が最近あまり政治のことを書かないのは、別段何にも問題がないからで、極めて順調なのである。民主党としては選挙まで何とか自民党の分裂を防ぎ、みんなの党みたいな新党が組織固めを出来ないよう牽制してるのではないか。

そんな意味で民主党の皆さんはシナリオの沿って上手に演技していると思う。