マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

マヨ教の布教活動を強化します。

2013年03月31日 07時18分49秒 | 新カルト マヨ教
オタ師匠さんからのコメント「 胃腸を壊す方々が増える傾向にあるそうです。やはり、ゴジラの影響でしょうか?わたす達は、知らず知らずの内に、ゴジラの食べ物を食べております。そこで、皆さんに、警告!! 少しでも、長生きしたければ、今日食べた物は、明日中に、ウンコとして出しましょう。ゴジラは、一日でも、早く、体内から出ていってもらうようにね。;^_^A バイオ関連で、特効薬が出来るまでね。最近、異常に、胃腸の調子が悪い方々が多いので、便秘の方々は、ご注意を!! ※食事中の方、一部、上記に、不適切な書き込みが有ったことを、ご了承ください!」

実は、本日記事にしようと考えていたのがこの問題だった。
311事件との関連はともかくとして、私の周りでは訃報が相次いでいる。もちろん事故もあるし、年齢からくるものもある。が、やはり癌で亡くなられる方が多いのだ。

で、考えたのはマヨ教の布教活動を強化すべきだと・・・。今までは自らが入信し、その効果を確認しつつ、静かに口コミで広げて行こうとの方針だった。でも、もう一年近くやっていて、これでは思ったより信者が増えていかないだろうということなのだ。
そして、亡くなられた方の話を聞くにつけ、「マヨ教に入信していたなら救えたかもしれない」と思うし、要は、発病し医師に身体を委ねた時点で手遅れなのである。発病する前、つまり日頃から医者にかかる必要のない状態におけばよいとの結論に達した。予防医学というべきか、根本的な対処法というべきか、病気を寄せ付けない身体を作ろうと言うことだ。それには積極的に布教しなければいけないのである。

私は昨年の5月からMMSという聖水を飲み始め、途中で一度胃を痛めたものの、腱鞘炎を直し、懸案だったすい炎も消え失せ、関連して糖尿病の懸念も不要になったのだ。そして私を知る人は皆声をそろえて「何かとっても健康そうにみえますね」と言われている。そう、いまだかつてないほど健康になったのだ。

新しい読者の方は「マヨ教」と聞くとなにか怪しげなカルトを想像するかもしれないが、勘違いしないでいただきたい。要は、宗教の形を取った超簡単な健康法なのだ。
入信の基本は過去ログを見ていただきたいが、マヨ教とはMMSを服用し、身体の中すべてを除染することなのだ。強力な酸化力を持つ二酸化塩素は臭いし、まずいし、だれも最初は抵抗するであろう。でも信心とはたいしたもので、臭くても飲みにくくてもシバ神のお札に手を合わせ健康を祈願すればインフルエンザウイルスだろうが、頑固な便秘だろうが、身体の中に潜む悪霊はすべて消え失せるのである。

詳しくはここ、注文方法はこちら

現在何人かの花粉症の方に入信いただきその効用を確かめているところであり、まだ結果は出ていない。しかしどなたも共通するのは便通が改善することで、腸内が除染されることで時とともに花粉症も改善されていくと考えている。

さて、オタ氏の言うところの「ゴジラ」だが、放射性物質による内部被ばくに効果はあるのかだが、残念ながら今のところ検証できるようなデーターはない。しかし、聖水は地上で最高の殺菌力を持っている、放射性物質が人体に有害な物質だとすれば絶対にシバ神が見逃すはずはないのである。この件に関してはここを見てください

では、マヨ教の信者になるための方法を教えます。
1 聖水を手に入れてください。(一年分で3500円と送料がかかります。上記のサイトの問い合わせ先へメールを送ると案内がきます)体験すればわかりますが、これほど安い健康法はないでしょう。(飯山先生の乳酸菌はほぼただですから、そちらには勝てませんが・・)
2 シバ神のお札を印刷してください。「シバ神のお札」を見てください。
3 壁にお札を貼り、好きな四文字熟語を十個ぐらい書き出し、それをぶつぶつ言いながら唱え、聖水をいただきます。
(例)
独断専行 心機一転 軽挙妄動 快刀乱麻 臨機応変
意気投合 天涯孤独 主客転倒 音信不通 一致団結
疑心暗鬼 朝令暮改 馬耳東風 他力本願 一日千秋
公平無私 大胆不敵 傍若無人 厚顔無恥 慇懃無礼
天下泰平 家内安全 焼肉定食 金科玉条 公序良俗

マヨ教自体は名前だけのインチキカルトですから何の教義もございません。でも入信され効用が認められたら周りの人たちにぜひ入信をお奨めください。
私は数十人の信者を作りました。その信者がまた何人かに広めれば、日本中にマヨ教が蔓延し日本は医者いらずの健康な国になることでしょう。アーメンではなく、お医者様ゴーメン!

アルジェリアの教訓

2013年03月24日 08時30分24秒 | 世界の支配者の研究
毎日あれこれと調べ物をしているが、多くは途中で行き詰まり、課題として残しておく・・・みたいなことばかりで、結果課題だらけで首が回らないと言うのが現実である。
もちろんいくつかの発見や新しい解釈などが見つかることはあるが、記事にできることはそのごく一部である。

先日から民間軍事会社・PMFを調べている。というのも、アルジェリアでの日本人人質事件の深層に迫ると、今後日本企業が海外で資源・エネルギー開発に関わるリスクというのが大きな問題になってくることが分かるのだ。
まず基本的に、地下資源が豊富な国は最貧国に多いという皮肉なところに問題がある。つまり、その貧国は有り余るほどの資源があっても開発する資金がない。そのためその開発を外国資本に頼らざるを得ない。アルジェリアのガス液化プラントはアルジェリアの公社と英国のBP社が世界でも有数の液化プラント技術を持つ日揮に発注したものだ。日揮は単独では対テロリスクには対応できないため米国KBR社(ケロッグ・ブラウン&ルート)との共同受注となった。このコンビはサハリン2でも入札に参加したが、千代田・東洋のJVに競い負け、敗退した。しかし、プーチンの鶴の一声で日本はサハリン2から追い出された。おそらく日揮とKBR社が落札していたならば違う結果になったのではないか。要は、プーチンはKGB出身で、Bとのつながりが深く、KBR社というのはケロッグとBRS社が合併したもので、親会社はあの悪名高い?ハリバートン社の子会社である。ハリバートン社とはあのチェーニー元副大統領が会長を務める世界的な軍需会社である。つまり、Bの世界戦略企業のひとつなのである。

さて、世界有数の民間軍事会社KBR社と共同開発をすることになったアルジェリア開発がどうしてテロの的になったのかである。
まず、この開発の代金の多くは日本からの借款だろうが、もともと貧乏な国だけに今後そのプラントが産み出す権益比率、つまり出世払いでの決済であろう。例えば10%の権益を日揮とKBR社のJVに約束していたとして(これはあくまで例えばの話ですよ)、今回のようなテロ事件があった場合どうなるだろう。シナリオとして考えてみると・・・。
①日揮、もしくはKBR社両者とも撤退し、新しい開発会社を探す。当然リスクは増すわけだから、新しい条件を出さないと応札する企業はいなくなる。つまり、新しく進出する企業の陰謀というシナリオが考えられる。
②日揮が撤退し、KBR社が新しいパートナーを見つける。これは日本企業を追い出すための策謀かもしれない。
③日揮もKBR社も撤退せず留まる。たぶんこの場合、発注元に対し、条件変更を求めることになるだろう。あるいは、JV内での権益比率が変更されるだろう。なぜなら日揮単独ではテロリスクに対し対応できないのは明らかだから。

今回の事件では300人の警備陣に対し、40名のテロリストが襲撃しまんまと成功、日揮の重役とBP社の副社長が殺害された。ということは、仮に開発を継続する場合、警護に当たる軍人は倍増させざるを得ず、警備費用も倍増することになる。

つまり今回の事件で大きな被害を出したのは日揮であり、BPであり、アルジェリア公社である。そして結果的に高笑いをするのがKBR社だったとしたら、誰の仕業なのかは割合わかりやすい気がするのだが・・・・。

古代において支配者になった貴族は戦争時に傭兵と資金を貸し出すことで大儲けし、借金をかたに領土を獲得した。現在の世界の支配者の大半はそのような連中で、戦争が主食で、奴隷売買やアヘン取引もそれ以上の収入源である。そしてそれは今もまったく変わっていない。
変わったのは傭兵がナショナリズムの高揚から国民軍に変わったため、兵器の販売と戦後の復興そして情報のやりとりが主食となった。しかし法律や条約、あるいは報道が厳しくなったため、イラク戦争のころから民間軍事会社が新しい傭兵システムとして脚光を浴びるようになった。彼らの行動は国家の正規軍ではない為、大統領が議会で追求されることはなく、国際法の抜け穴を突いたものである。そしてテロ組織すら傘下に持っていれば、マッチポンプは簡単にできてしまう。
日本のガードマン会社は制度上、こん棒ぐらいしか武器が持てないが、彼らがアフリカの修羅場でなにが出来るかといえば、そんなことを考えること自体ナンセンスである。
今後の資源・エネルギー開発は傭兵会社=軍事組織の仕事になるという新しい傾向が今回の事件の教訓であり、資源の少ない日本が直面しているリスクである。どうしようと言う論議をしようというのではないが、軍事を握るものが世界を握るのだという現実をまざまざと見せつけられたということだ。

ABCDEのまとめ①Bとは・・・

2013年03月20日 09時46分48秒 | ABCDEまとめ
本日は祝日なので時間は十分にある。そこで読者から要望の多いABCDEの解説をします。新しく「ABCDEまとめ」というカテゴリーをつくり、わからなくなったらそこを見てもらうような記事にするつもりです。

今回はまとめの第一回です。一番危険で、一番わかりにくいB組織、つまりシオニストと呼ばれるグループに焦点を当てます。
まず、多くの人が誤解しているのは米国ですね。「米国の圧力」、「外圧」、「米国の陰謀」、その他・・・これらをすべて同じ組織の陰謀と見るから世の中が見えなくなるし、世界はすでに終わってしまうような錯覚に陥ってしまう。
その原因はそれらの組織を動かしている支配者たちが表に出ず、エージェントを使い自分たちは裏支配に徹しているからであり、その支配者のグループを大きく分けてABCDEの五種類に分けたのが新しいマヨ理論、ABCDE理論である。
言うまでもなく米国もBDEの三つの派閥が入り込み、熾烈な諜報戦を演じている。それを知らないことには米国を理解することはできないし、もちろん世界の動きなど見えるわけがないのだ。一流の評論家ですら「米国は・・・」みたいな発言をするが、思わず教えてあげたいような衝動にかられることがある。
支配者の定義ですが、権益を持つ者としておきます。つまり、日本という国家を所有するのはもっぱらCであり、AはCとともにアジアでの権益を持っているということ。つまり、支配者は国家間の条約を結ぶ時、表に出る署名者ではなく、本物の条約に国家を代表してサインをする人である。つまり、「米国は・・・」というのは正しくなく、「米国の領主さまの一人、だれそれは・・・」でないと意味がないということになる。

さて、今回はB組織なのだが、いきなり古代に行ってしまうと大変長い論文を書くことになる。せっかちな人が多い中で、これでは誰も読む気をなくすだろう。そこで昔のことはすっ飛ばし、現代に直結するところから始めることにしよう。

まず、「謎の男、アルバートパイク(1809-1891)」から始めよう。イルミナティー最高幹部という彼がイタリア建国の父、ジョゼッペ・マッチーに送った書簡には「「世界を統一するために今後3回の世界大戦が必要だ」と書いてあり、「1回目はロシアを倒すために、2回目はドイツを倒すために。3回目はシオニストとイスラム教徒がお互いに滅し合い、いずれ世界の国々もこの戦争に巻き込まれ、それが最終戦争に結びつくだろう」と書かれていた。
「我々は、無政府主義者と無神論者を世に解き放ち、社会的大変動を引き起こす。」とも書いているが、彼らはコミュニストと自らを呼ぶ。つまり、イルミナティーは姿を変え、コミュニストとして世界革命を目指すことになるのだ。共産主義はその一つの形であり、すべてではない。彼らは正反合、極右・極左、原理主義という暴力装置で世界を揺さぶっている。

イルミナティーはヴァイスハウプトが作ったことになっているが、単に大学教授であった彼が自分の学生5人と作ったインチキ団体で、最初はたいした組織ではなく、その歴史はほぼ後付けである。
なぜイルミナティーが世界的な組織になったかといえば、たまたま都合が良かったからである。つまり、アメリカ新大陸に清教徒や新教徒が移住し、英国本国との利害が対立を生む。ヘッセン・カッセルは英国に大量の兵隊を貸し付け大もうけをしていたが、対する大陸のメーソン組織はフランクリンをフランスに派遣し、ヨーロッパ中のメーソンリーに支援を求めてくる。この為ヨーロッパの諸王たちはメーソンリーの内部を切り崩す必要に迫られる。
もともとヘッセンカッセル方伯フリードリッヒ2世は英国王ジョージ3世、オーストリア女帝マリアテレジア等と協調し、ハノーバーやプロシア、ザクセン、ヴュルテンブルグ、バイエルンなどを統一し、ドイツに反動的な千年王国の建設を夢見ていた。そのためフリーメーソンを弱体化させるための武器に選んだのがイルミナティーだったのである。
まずヘッセンはテンプル騎士団の団長、ブラウンシュヴァイク公を取り込み、これを乗っ取ると、腹心クニッゲ男爵にイルミナティーを乗っ取らせる。
ヘッセンはそのころ資金の運用を新興財閥ロスチャイルドに任せ、また、資金難にあったタクシスにロスチャイルドから融資させ、彼をヘッセン陣営に取り込む。そしてタクシスのオカルト術をイルミナティーに導入し、各地のフリーメーソンをオカルト組織へ変身させるようイルミナティーの工作員を潜入させる。

Bの始まりはヘッセンというDの頭目の一人がフリーメーソンにイルミナティーというオカルト工作員を潜入させたことで生まれたということ。そしてイルミナティーはコミュニストと名を変え、世界中へ革命と戦争を生み出すことになる。ここで注意してほしいのは、世の中のロスチャイルドの陰謀と呼ばれるほとんどの裏にヘッセンがいると言うこと。そしてイルミナティーはタクシスのオカルト部門であり、根っこはヘッセンだということ。タクシスとはオーストリア皇帝の専属郵便会社を作った貴族で、世界中の情報を握ると言われ諜報を得意とする。トウーレ協会とはそもそもタクシスそのものである。
で、当初の計画としてBはあくまでDがフリーメーソンの内部撹乱に送り込んだ刺客だったわけで、アメリカの南北戦争まではまさにD側の思い通りに動いていた。しかし、南北戦争の結果、南部の敗退は奴隷貿易や麻薬取引を主としていた東インド会社の株主にとって良い話ではなく、その恨みが現在までつながっている。そして思いのほかBが突出し、それを生み出したD側を圧倒しつつある点、まさにうれしい誤算といえるかもしれない。
東インド会社というのはいわゆる貿易会社で、アジアでイエズス会と鋭く対立するのであるが、ジェノバ・キャボットが裏で動き、さらにその裏にはエジンバラ公だとか、イタリア王サヴォイアなどが登場してくる。つまり、BはDと同様、巨大な資金をバックに持っているのである。

さて、シオニストというのは第三次大戦のために用意された一大プロジェクトであり、イスラエル建国のためにルーズベルト、チャーチル、スターリン以下、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディー、ジョンソン、ブッシュなど、すべてDとBが主導で準備されてきたものであり、基本的にD、Bの書いた絵の通りである。

で、Bの予定表だが、すべて順調に進んでいるかといえば、そうでもなく、彼らの策謀をEはすべて承知している。ただし、Eの中心は米国を中心とした大企業なのであり、兵器産業もその中心に位置する。兵器の開発と産業の振興は車の両輪のようなもので、戦争はEにとっても痛しかゆし・・・・の面がある。まあ、基本的にはEが優勢な中で、たまにBの暴走を見て見ぬふりをするというのが現状なのではないか。
例えば、E側は日中の衝突は避けたいと思っているが、日中のどちらかが挑発行為をし、突発的な衝突が起きたとすると、E側も躊躇することなくボタンを押すだろう。もちろん北朝鮮も同様で、E側は絶えず北に対し、つまりBと日本のCの一部に警告を与え続けている。その警告に反した行為があった場合の結果は悲惨なものになるだろう。

一部のブログに国連やCFR、RIIAがイルミナティーの組織のように書いてあるものがある。太田龍さんの三百人委員会も同じような理解である。が、それはちょっと認識が違う。あくまで世界機関であり、各派閥が同席し世界の方針を話し合う場所だと理解するべきである。逆に言うなら世界が平和であろうとするなら、それらが正常に機能することが必要だと言うことです。

さて、書き出したものの、皆さんにご理解いただくのは至難の業である。言うまでもなく私の力不足が原因である。
まだまだ書かねばならないことはいっぱいあるが、こちらの頭の整理が出来ていないのだ。
また時間のある時に書きます。

奈良へ行ってきますので・・・

2013年03月17日 06時06分13秒 | ひとりごと
クロちゃんを悼みに、奈良へ行ってきます。火事現場はわかったので、そこへ花をささげに行きます。
今週は仕事や街づくり関係の集まりなど色々な行事が多く、勉強はしているものの、さっぱりまとまらないため記事が書けません。

現在はアルジェリアの日揮人質事件と民間軍事会社の関係を調べています。イラク戦争以降、新しい戦争産業として台頭している民間軍事会社PMF、あるいはPMCなどと呼ばれる戦争を主な職場とする悪魔の組織ですが、簡単ではないので時間がかかっています。

私は日本の若者の多くが失業し、挙句のはて傭兵として世界の戦地に派遣されるのでは?との危惧を持っていましたが、あいにく現在の日本の人件費では雇ってくれる会社はないし、平和ボケの日本人は軟弱過ぎ、弾よけにもならないだろうと言うことです。
現在、フィリピンの若者の人気が高く、月給10万円も出せばどんな激戦地にも喜んで行ってくれるという・・・喜んでいいのかどうか、危うし!サムライ・ニッポン?


クロちゃんの消息

2013年03月14日 14時56分08秒 | ひとりごと
今日は私の独り言です。

ずいぶん前、シバちゃんブログで「クロちゃん」のことを書いた。

何年も音沙汰がなく、年賀状は帰ってくるし、一昨年だったか奈良まで行き、クロちゃんの自宅や親の家、さらには昔メリヤス工場だったあたりを訪ねたが、まったく何の成果も得られず帰ってきたことがある。要は、何も残っていなかったのである。
クロちゃんは僕と大学時代の同級生で、奈良にはたくさんあるメリヤス工場の次男坊で、長男が町会議員になったため、経営を任されたはずである。
とにかく彼とは気が合うというか、4年間、ずーっと一緒に行動してきた気がする。卒業後も何度か一緒に旅行したり、家を訪ねたりしてきた。ところがここ10年ほどまったく音信普通になっていて、他の同級生に聞いても誰も知らないのだ。
靴下という業種が業種だけに、大変苦労しているだろうし、事によってはもう会社はなくなっていてもおかしくないということでとても気にしていた。私に出来ることは少ないだろうが、相談があればできる限りのことをしようと考えていた。

で突然昨晩、全てが明らかになった。

クロちゃんの嫁さんから電話があり、クロちゃんが死んだと言う。なんでも、会社が破産し、家も土地も全てを取られ、嫁ともうまく行かず、別居していたと。そして一軒家を借り、そこにメリヤスの機械を設置し、一人で靴下を作っていた。今年の正月には嫁さんと自分の息子2人と一緒に食事をしたように、家族と行き来はあったみたいだ。そして今年は「薪ストーブで暖をとることにする」と聞いたそうだ。その薪ストーブから火がつき、その一軒家が全焼した。身体の60%にやけどを負い、それが原因で3月5日になくなったという。あまりにも寂しい死に方だったため、嫁さんは私に連絡をしようとずいぶん苦労したそうだ。話したいことが山ほどあるという事なので、今週の日曜日に仲間を集め、お悔やみに行くことにした。
「逃げればよかったのに、逃げなかったみたい・・・」
・・・嫁さんはくやしそうに語った。本当に彼はお人よしで、不器用な生き方しか出来ない男である。
ようやく消息がわかったものの、最悪の話だった。
「悼む人」ではないが、心からクロちゃんを悼むものである。
構造不況業種である靴下製造などよほどの技術力がなければ国内では生き残れ留はずがない。分っていても、どうしてもそこから逃れられなかった彼は、火事からも逃れようとしなかったということか・・・・不器用な男なのだ。