マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

どうして報道しない?

2010年03月04日 06時00分38秒 | ひとりごと
話が違うぞ、「天皇会見1カ月ルール違反」に関し、官房長官は「03年から計6件ある」と発言したが、宮内庁は、徹底要請以降1件のみ」と発表。(2010年2月16日0時2分)
外国要人と天皇陛下の会見が宮内庁の定める日程調整期限である「1カ月前」を切ってから申し込まれて実現したケースが、2003年以降09年12月までに計6件あったと、平野博文官房長官が15日、衆院予算委員会で答弁した。一方、宮内庁は「ルールの徹底を要請してからは1件のみ」としている。

中国の習近平(シー・チンピン)・国家副主席と天皇陛下の会見が昨年12月、この「1カ月ルール」を破って実現したことで、「政府による天皇の政治利用だ」との指摘が出ていた。

平野官房長官は「03年以降は(習副主席のケース以外に)計6件あった」と答弁。「政治利用には当たらない」との認識を改めて示した。

一方、宮内庁によると、ルールが設定された1995年以降、同様の事例は習副主席以外に計22件あった。ただ、04年2月に宮内庁が陛下の年齢や体調を勘案して外務省に「1カ月ルールの徹底」を要請して以降は、05年にタイで、大地震と津波の影響から要請が1カ月を1日割り込んだ事例が1件あったのみという。

これはたまに除く弁護士さんのページから拝借した記事である。官房長官の言うことが本当だとしたら、例の羽毛田信吾氏の「遺憾発言」はまったくふざけたものだったことになる。つまり、彼の裁量で天皇を動かしていたのである。

小沢氏が天皇の政治利用をしたのではないかとの批判が高まる中で天皇と会見をした中国副主席は非常に不愉快だったはずで、もし彼が首席になり、外交上で不利に働いた場合の責任は誰が取るのだろう。

問題は、私はこの官房長官の答弁が報道された事を知らなかったと言う事である。こんな重要な国会答弁を新聞は無視したのか、それとも私が見逃したのか?
いずれにしても、自民党の批判がまったく的外れであった事はもちろんだが、わざわざ記者会見までした「羽毛田信吾」はなんなのだろう。
真実を追究するはずの新聞記者たちは官房長官の発言の裏を取り、宮内庁との食い違いを指摘するべきではないのか。
宮内庁長官が天皇を政治利用したのは明らかではないか?