マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

ながーい、塩の話

2020年07月31日 15時50分35秒 | 食品研究
あまり皆さんの興味の外かもしれませんが、私たちの健康に非常に重要である塩についてもう少しだけこだわってみたいと思います。
細かい話が多くて恐縮です。しかしどう考えても削れないところが多く結果こんなに読みにくい記事になりました。面倒なら読み飛ばしてください。
先日の記事の中で天然塩には塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどのいわゆるミネラルが豊富に含まれると述べました。が、我々が今普通に使っている食卓塩はNaClという化学物質であります。どうしてこうなったかを調べる必要があるのではないか‥‥と思うわけです。
引用はじめ
まず、ある法律ができました。塩業近代化臨時措置法であります。
「塩業近代化臨時措置法は、正式名称を「塩業の整備及び近代化の促進に関する臨時措置法」と言います。
1971年(昭和46年)4月に施行されました。
内容は、かいつまんで言うと
1.民間企業が日本の海水から塩を製造してはならない
2.民間企業が独自に海外から塩を輸入してはならない
というものでした。
自由に塩を作ってはいけない、という法律です。
日本専売公社(後に日本たばこ産業:JT)が国内需給確保を目的として
イオン交換膜製法によって塩を製造販売しました。
製塩工程全体が装置産業化する、日本の製塩史上で稀に見る大改革だったのです。
これに伴い昭和20年代後半から始まった全国の流下式塩田すべてが廃止されました。
その背景には日本の工業化推進の為という理由がありました。
塩化ナトリウムは、多くの工業製品の基礎素材であるソーダ生産には欠かせない原料です。また、海に面した広大な塩田は工業用コンビナートの恰好の立地場所でした。
工業用地と工業素材の必要性、工業立国という国家の一大方針によって、塩が塩と呼べない化学物質に置き換わりました。
1985年(昭和60年)に日本専売公社が民営化(日本たばこ産業に移行)し、塩の販売も専売制から徐々に自由に販売できるようになりました。
1997年(平成9年)4月塩専売法は、国の自由化政策の一環として廃止され、塩事業法の制定のもと、国内で自由に塩を作れるようになりました。
2002年(平成14年)4月から塩の販売が自由化され海外の塩が輸入できるようになりました。
これが現在流通している塩がミネラルをほとんど含まない塩化ナトリウムの塊になった経緯です。塩が自由に製造販売できる今日でも、設備が揃っていて安く作れるイオン交換膜製法が主流になっています。
塩業近代化臨時措置法が施行されたことのツケが今でも残っていると言えます。
以上 引用元 https://www.kanzen-tenpiboshi-shio-japan.info/blog/2015/01/25/engyo-kindaika-rinjisochiho/より
法律と言うのは建て前の名前が付けられます、が、実態はそんなにきれいなものではないのです。
水俣病が発生したのです。
昭和31年(1956)、水俣市に住む少女が手足がしびれ、口がきけず、食事ができないなどの重い症状を訴え、チッソ水俣工場附属病院に入院する。これが水俣病の公式確認の最初である。
昭和34年、熊本大医学部水俣病研究班は「水俣病の原因物質は水銀化合物、特に有機水銀であろうと考えに至った」ことを報告。
昭和40年、新潟で有機水銀中毒と思われる患者が発生した。昭和42年、昭和電工の排水が原因であると厚生省に報告が入る。
昭和43年、厚生省及び科学技術庁は熊本で発生した水俣病についてはチッソ水俣工場の「アセトアルデヒド酢酸設備内で生成されたメチル水銀化合物」が原因であり、新潟水俣病については昭和電工の「アセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀化合物う」がっ中毒発生の基盤であると発表した、
ここに至るまでの騒動に関して今回割愛せざるを得ないが、地域を真っ二つに割る大騒ぎだったことは間違いない。
チッソの水俣工場は昭和43年(1968)、アセトアルデヒドの生産は停止、昭和電工は昭和40年(1965)にはアセトアルデヒド生産工程は閉鎖されている。
さて、この両者がどうして有機水銀を排出したのかと言うと、水酸化ナトリウムを得る方法として電解ソーダ法の中の水銀法を使用していたからである。
水銀法とは「電解槽の床面に水銀を敷き、それに対向するように黒鉛陽極または金属陽極を配置し、その間に食塩水を通じて電解すると、陽極では塩素が発生し、陰極は0.2~0.5%のナトリウムを含むナトリウムアマルガムとなる。これを黒鉛粒子を充填(じゅうてん)した分解塔へ水とともに送り込むと、分解してカ性ソーダと水素が生成し水銀に戻る。」当時隔膜法と比べ高純度な水酸化ナトリウムが得られるということで主に本法が採用されていた。
水銀法による損失水銀量の問題は第 3 水俣病が発表されて以来,社会不安を激化させるに至り,政府は 1973(昭和 48)年,水銀法苛性ソーダ製造における水銀の損失を低減させるためのクローズドシステムの徹底と 1978 年までに水銀法を全て隔膜法に転換することを決めた。
ところが,隔膜法では苛性ソーダ中に NaCl が1% 程度混入しており,酸化力の強い塩素酸ソーダも多く,化学繊維,セロファン,無機薬品,調味料,有機化学,石油化学等には利用できないことがわかった(苛性ソーダ全消費量の約 25% に相当)。また,塩素ガスについても塩化ビニルの原料等,41% の分野で使用不能であった。更に,昭和 50 年における新設の隔膜法は既存の水銀法に比べ,約 4 割高くなることが見込まれた。しかしながら,苛性ソーダの製法転換,即ち,水銀法から隔膜法への転換を徹底させるため,通産省は隔膜法および水銀法両製品の等量交換並びに価格差決裁制度の設立によるコスト差額の上乗せを実施し,97.5 万トンの苛性ソーダに対し 38.7 億円を支出し,転換を促進した。政府は電解苛性ソーダの製法を水銀法から隔膜法へ転換することを決定したものの,隔膜法は水銀法にくらべて消費エネルギー及び品質の点でも劣っていた。水銀法を隔膜法に全て転換することは,産業の国際競争力維持の観点からも困難であり,イオン交換膜法等の革新技術の開発が望まれていた。
旭化成は昭和 50 年,イオン交換膜のガス付着防止,プラズマ溶射による陰極活性化を実現し,イオン交換膜法苛性ソーダ 4 万トン / 年の世界初の商業ベースを実現した。旭硝子も昭和 49 年,カルボン酸系イオン交換膜を合成し,昭和 58 年には高性能膜,低過電圧陰極,ゼロギャップ電解槽からなる省エネルギー型電解システムを開発した。旭化成,旭硝子およびトクヤマの 3 社の技術が海外でも広く使われるようになってきた。
要は何が言いたいかと言うと、有機水銀で大きな公害を引き起こした原因はソーダ電解にあったわけで、その解決策として苦労して開発したのがイオン交換膜法だったということです。
ところが、同じイオン交換膜法で苛性ソーダを作るのは何の問題もないが、なぜ従来の塩の製法をイオン交換膜方式に変えなくてはならないかの説明はとても不可解なことではないだろうか。
これにはチッソと言う会社を調べなくてはならない。実はWIKIを調べるまでもなくこの会社は日膣コンツェルンの中心に位置する会社だった。
日本窒素肥料の発展(wiki)
当初の石灰窒素事業は必ずしも順調ではなく、藤山が世界で初めて連続的生産方法を開発したものの、製品の窒素含有量が少ないなど技術的課題があった。工場で製造を指導していたのは藤山であったが、創業間もない企業として製品化を急いでいたこともあり、野口は藤山を押しのけ悪戦苦闘の末に最初の製品を作り上げた。しかしこのことで藤山は日本窒素肥料を去り、三井の資本で電気化学工業を設立し強力な競争相手となった。
1914年の第一次世界大戦の影響で、それまで日本市場の過半を占めていたイギリスからの硫安の輸入が途絶し、硫安の市場価格は3倍近くに急騰し、高値は1918年まで続いた。日本窒素肥料は国内原料と自家発電を利用していたため生産費の上昇がなく、大戦中に大きな利益を上げた。得られた資金を原資に事業拡大を考えていた野口は、戦争が終結したヨーロッパに1921年赴き、ドイツのグランツシュトフ社のビスコース人造絹糸技術、イタリアで最新のカザレー(イタリア語版)法アンモニア合成技術の導入を決めた。この二つの技術を実現するために、ベンベルグ絹糸製造の旭絹織物、アンモニア合成の延岡工場が建設された(いずれも現在の旭化成の前身)。人絹糸を処理するときに得られるニトロセルロースは綿火薬の原料であり、平和産業から戦時産業へ転換可能な製品である。またカザレー式アンモニア合成法の導入により、森矗昶の昭和肥料(現・昭和電工)と激しく競争しながら日窒は国内総生産高の多くを占めるにいたった。(以上WIKIより)
要はこの会社の本性は粉屋だったということ。粉とは火薬のことです。そうそう、プルトリウムも粉屋の仕事です。粉屋というと貧弱な商売を思い浮かべるかもですが、実はとんでもない。要は黒のカラスの本業、仕事場所なのです。
彼らの別名は戦争屋、あるいは死の商人です。この部分については〇〇宮もシオニストも手は出せません。
フランク帝国の時代、大王の妾腹の子の嫁ぎ先、カスティーリャとアラゴンに黒の権益を定めたわけで、のちにこれはスペインになる。そして大航海時代となりはるばる日本にもやってきたと。これが前田家と七福無尽につながり、北陸宮と旭将軍との話になります。
ちなみに緑は主に農業、資源、黄色は主に兵器。従って日本製原爆でおなじみの原爆の起爆装置は黄色、爆弾は黒の商材となります。
長々と書いてきましたが、粉屋のチッソが崩壊の危機に陥っていた場面で国を挙げて危機を救ったという話なのです。そして国民はその分高くてしょっぱいだけの食卓塩を使わざるを得なくなったということになります。まあ現在は自由に塩を選べるようになり塩の持つ魅力を再認識できるようになったのは喜ばしいことですが、国民の健康よりも粉屋のほうが大事だったことは忘れてはならないですね。

実は明後日東京へ行き第二回目の打ち合わせが予定されています。できれば今回の話の中で私が調べられなかったところ、知りえなかったところを聞くことができればいいなと思っています。
メソポタミア・ヴァレーの進捗状況を教えていただく予定です。また報告します。

目立たないミネラル 塩素

2020年07月23日 18時42分49秒 | 食品研究
最近はほとんどやらないのだが、「シバ教」を布教するのが自分の使命だと思っていた時期がある。MMSとは二酸化塩素のことで、奇跡の除菌水(薬と言うと薬事法違反になりかねないので・・・)であり、亜塩素酸ナトリウムにクエン酸水で中和したものです。
この中和する時に二酸化塩素ができるのですが、非常に有効な除菌作用・酸化作用があります。人間の腸内には数えきれない雑菌や細菌が溢れていますが、もちろん善玉菌もいるわけで、オゾンとか過酸化水素などは酸化作用が強すぎて善玉菌まで殺してしまいます。その点、二酸化塩素の場合善玉は生かし、その他の雑菌、ウイルスを殺すというまさにミラクル・ミネラルな作用をします。従って、世界中で病気をばらまいている医療マフィアたちにとって、これほど安価で取り扱いの簡単なサプリが広まることは営業妨害になるわけです。

先日チャコさんから次亜塩素酸水に関し問い合わせがありましたが、次亜塩素酸ナトリウムはいわゆるハイターですが、市販の状態で濃度が6%あることになっています。これは強アルカリで、相当薄めないと危険です。どれぐらい薄く?・・・・300倍です。小さなキャップ(10cc)に対し3リットル程度に薄めます。似たものに次亜塩素酸カルシウムがあります。こちらは市販品は固体ですね。やはり相当薄めます。やったことがないのでわかりませんが、ハイターと同程度に薄めるべきでしょうね。(プールはこのさらし粉で殺菌しています。)MMS2はこの固形をカプセルに入れ飲み込むことになっていますね。私はやったことがないので効果は知りません。
問題は次亜塩素酸水です。これは製造方法がはっきりしないとちょっと怖いところがあります。おそらく食塩水を電気分解したものでしょうが原料もしくは製造法が明記されていない場合、避けたほうが良いかもしれません。
いずれにしても現在空気の中にどれぐらいのウイルスが潜んでいるかは全く分からないのです。自然に発生したものから意図的に散布されたものまで全く見当がつきません。従って次亜塩素酸や亜塩素酸の活用は予防医学と言う観点で、まさに庶民の自己防衛手段なのです。

「シバ教」はそのMMSを信じ、安心で快適な暮らしを得ようという試みで、効能をうたうと薬事法に問われる恐れがあるが、シバ教と宗教の名を借りれば文句はあるまいという、まさに支配者たちの裏を掻く素晴らしい布教活動だったのです。

ところがこのMMSですが、残念ながら塩素臭いのです。もちろん薄くすればたいしたことはないのですが、いわゆるカルキ臭ですね。もちろんこのにおいの元はよくプールも殺菌に使われるさらし粉と同じです。水道の殺菌にも使われているもので安全性は間違いのないものです。ただ、味とにおいが飲料水やコーヒーなどには不向きなことは間違いありません。

今日はこの塩素をもう少し研究してみました。
塩素もミネラルの一つです。しかも人間の健康維持に必須のミネラルの一つなのです。人間の胃液は塩酸のようなものでそこに含まれる塩素が消化酵素のペプシンを活性化し、タンパク質の消化を促したり、さらには血糖値を下げる膵液の分泌を促すなど消火活動の中心的な役割をしているのです。
人間の食べる食品には塩が含まれていますから接種に不足することはまれですが、あまりにも塩分が不足すると胃液が薄くなり食欲不振になることもあります。
食塩の取り過ぎが問題になりますが、これは塩素ではなくNa、ナトリウムの取りすぎなわけです。従って天然塩が健康に良いというのはNaばかりではなく塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどが含まれているからで、これらがうまみにもなるし、Naの取りすぎを押さえる効果もあるということです。
我が家では岩塩をゴリゴリしながら使ってますが、なんとなく気分が良いうえ味も、さらに健康にも良いとなれば多少値段が高くても知れたものではないですか。
人間に必要なミネラルは16種と言われ、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルトとなっています。
不足しても取り過ぎても困るのです。
今日は塩素を取り上げましたが、他のミネラルや各種アミノ酸などを今後も研究してゆきます。
この研究がメソポタミアヴァレーとどのように関わってゆくかは私にはわかっていないのですが、今に何かが見えてくるでしょう。

それでは。


小麦粉の研究をはじめる前に

2020年07月22日 17時16分31秒 | 食品研究
まず最初にhanaさんにお詫びを・・・・・・実はhanaさんからコメントをいただいているのは知っていました。でも、このブログに不慣れなためそのコメントを見つけられませんでした。どうしてコメントをもらっているはずなのに見られないのか、ずいぶん悩みましたが、たくさんのコメントをいただいて初めて「続きを読む」をクリックすることに気づきました。そういうわけで、ご挨拶が遅れ申し訳ないことをしました。
hanaさんとはかなり古い付き合いで、最初のブログ「マヨのぼやき」時代からの知り合いです。先日いただいたコメントには「娘が・・・」との記述が、つまりめでたく結婚されたようですね、おめでとうございます。

さて、今の僕の使命?はまず穀物の栄養を調べることです。それをどのように活用するかは次の段階となります。
その前に人間の体を知る必要はあります。
成人の体組成(体重60kgの場合)
水分 : 62.6%
タンパク質:16.4%
脂質:15.3%
ミネラル:5.7%
糖質:1%未満
これが標準的な体の成分だそうですが、タンパク質が思った以上に多いことに気づきます。要は、炭水化物はエネルギーとして消費され余った分は脂質として保存されるということです。体の中のタンパク質を作る要素としてアミノ酸とかペプチドが重要になるわけです。
そしてミネラルがあります。これも多ければよいわけではなくバランスが重要になってきます。
これらを総合的に勉強するとなるといわゆる高校生の生物授業をもう一度学び直す必要に迫られます。人生は短い、すべてを知ることは不可能だし、その必要もない。
私たちがやるべきことは実践です。まずやってみて、そこから次の課題を探す。
そこで今回実践してみました。
ジャーン! 何をやったか?
全粒粉を使ったクッキーに挑戦です。
薄力粉を使ったクッキーはもう一年以上やってきました。これはカフェで売るためですが、苦心惨憺して作ってきました。自分でいうのもなんですが、僕の作るクッキーはとにかくおいしいのです。苦労したのも事実ですが、結構楽しかったな。
で、今回は全粒粉。小麦粉の全部を粉にしたもので、栄養はたっぷり。「神様」が配合した小麦の持つポテンシャルをすべて食べるんですから贅沢そのもの・・・・・・。でも、粉はずいぶん荒い、どうしてもう少し細かめに挽いてないのかな・・・・?
配合は全粒粉120g、アーモンドプードル30g、バター75g、全卵の二分の一、グラニュー糖60g、あとはココアパウダー10gとココナッツ20g。
スピードカッターで混ぜ混ぜし、丸くまとめて塩ビパイプに詰めます。本当は冷蔵庫で一日寝かしますが、今回は2時間だけ冷やし、カットして実温度160度で18分ほど・・・・。(実はこの後130度ぐらいに落とし8分ほど乾かします。)冷却して出来上がり。


さて、問題は・・・・・・味だが・・・・・・見た目はあまりおいしそうではない。粉の粒子が粗く、なめらかでないし、色が悪い。
味は・・・・想像していたほどではないけど、やはり格別おいしくない。さらにきめの粗さが舌に残り後味もよくない。
「全粒粉クッキー」として付加価値をつければ売れないことはないが、それだけの価値があるかは疑問だな。
なるほど、栄養がいくら豊富でもおいしくなければ食べてもらえない。これが現実か。
一度のチャレンジでめげてはいけない、さあ考えよう。




水車はいくつ必要かな・・・・?

2020年07月18日 20時32分22秒 | 新規プロジェクト
自給さんが糖尿病なんだ・・・・僕も同じ悩みですが、ただ対処法が少々違う。もちろん個々の症状により対処法が違うのは当たり前で、どちらが正しいとかは一概に言えない。僕の場合は膵炎が原因で血糖値が上がってしまったことによる。
病院で糖尿病と言われたのは2016年の10月だから4年前になる。ヘモクロビンA1Cの値は8.5.立派に糖尿病だった。医者は当然薬を飲むように言うが、僕は食事療法をするからしばらく待って欲しいという。なぜなら当時の食生活がひどかったからで、ある程度改善すれば何とかなるんじゃないかと思ったし、薬を飲みだすと一生のお付き合いになるのではないかと思ったからです。
実はその後の食生活は試行錯誤の連続で決して簡単に改善できたわけではない。しかし、現在は自分なりの食生活を見出し、仮にまた数値が悪化したとしてもそれを修正できる自信はある。

現在は朝はパンとコーヒー、昼はうどん、夜は基本は皿てんこ盛りのサラダに少々の肉類。基本はこれだけ、酒はやらないしタバコは吸い放題。
守っているのは夜は絶対に炭水化物は取らないということと、寝る前2時間は何も口に入れないということ。
要は膵臓を休ませながら適当に働かせること。これが僕の自己流糖尿病対策です。医者は薬を飲まない僕を半ばあきらめながら褒めてくれます。「ほとんどの人は薬をのみますけどね・・・・A1Cは6.9ですか・・・まあ、これ以上悪くならないよう気を付けてくださいね。」と。

さて、メソポタミア・ヴァレープロジェクトの全貌はまだまだ発表の段階にはないが一歩一歩進んでいる。煩悩ちゃんのイラストは素晴らしい。いただいている図面からあそこまで書き上げるとは大したもんだ。(ちょっとよいしょ!)
ところで、実は私の役割はよくわからない。プロジェクトの広報が主な役割であることは間違いないが、再開して間もないこのブログにそれほど大きな力があるとも思われない。が、与えられた課題に対し地道な努力をしてゆくほかはない。頑張りましょう。
で、私なりのこのプロジェクトのコンセプトですが、「戦う街」と考えています。何と戦うのか?どうやって戦うのか・
まず何と戦うのか。「悪」ですよ。
S氏から昔言われたことがある「支配者の立場に立って考えて見なさい」の言葉に対し「善」しかないでしょう。
すべての命題に対し「善」で対処する。これを基本にしたい。
どうやって?「考える、みんなで」、多数決でもなく、独断専行でもなく、皆で納得行くまで話し合う。最終的には皆が選んだ代表が決めることになるだろうけど、皆はそれで納得するだろう。

さて、今私が取り組んでいるのが食生活改善の方策です。ヴァレーで栽培する予定の穀物を中心に、その成分の持つポテンシャルを研究しています。前記事でトウモロコシの成分を調べペプチドに注目した。例えばコメでも玄米や発芽玄米は何が優れているのか、精米することで何が失われるか、またうどんの原料となる小麦粉。小麦粉も奥が深い。小麦粉の製粉も非常に高度化してゆく段階でとてもおいしいパンやうどん粉ができているが、その中で非常に重要な栄養素は失われている。ルチン、セアキサンチン、チアミン、リポフラビン、ナイアシン、葉酸、パントテン・・・これらの効用は書きつくせないほどだ。しかし、それらを仮に抽出できたとし、それをサプリとして接種したらそれでいいのだろうか、そうではないはずだ。やはり、神様が(信じていないが・・・)せっかく作った完成品である、無駄なものがあるはずがない、かどうかはわからないが、例えば別の成分として各種のミネラルが存在する。ナトリウム、リン、鉄、亜鉛・・・・量は少量でもミネラルの役割は小さくないはずだ。

人間を構成する成分の中にはミネラルが少量存在する。
塩と言えばNaClですが岩塩や海塩にはミネラルが含まれる。ほんの少量のミネラル分だが味はまったく違うものになる。
私はうどん屋ですが、塩と言えばうどんをこねるときの塩水は海水から作った粗塩を使います。おおむね15%の塩水濃度ですが計算通りできません。ミネラル分が誤差になるからです。天然塩と加工塩でうどんの味に差が出るかは不明ですが職人の良心ですかね。

まあ、私の今の課題がこのミネラルと穀物の栄養素の関係というか、逆に過剰なミネラルが体に有害な場合もあるし、そのバランスも含め答えのない問題と格闘しています。
例えばトウモロコシのペプチドが分離でき血糖値を下げるとされたとしてそれが医者で処方される薬と何が違うのか、要はトウモロコシを食べその糖質の吸収を遅らせるためにあるのだから、やはりトウモロコシと一緒に食べるべきではないのか・・・。みたいなこだわりが出てしまう。

まあ、現状では穀物を水車でコトコト挽くことを計画している。ヴァレーの耕作地で産出される穀物量が今のところ計算できないので何とも言えないが、基本が自給自足だから少なくとも域内の分だけでも生産したいものです。
自家製粉したうどんってどんなんだろう。たぶん現在の高級小麦粉よりはまずくなるだろうな・・・でも栄養はすごい、さあ、悩ましいな。
コーヒーも自家焙煎したいけど、さすがにコーヒー豆の生産は無理だが・・・。

ペプチドを探せ

2020年07月11日 22時02分36秒 | S氏の告発
今日は夕方から一生懸命ネットで検索しまくっていた。ただし、いつもの陰謀論じゃないですよ、食品です。
きっかけはS氏から「コンスターチと黒ゴマでうどんは作れないか?」と言う問いからだった。
「えー?コンスターチってうどん製造の時の打ち粉ですよ。ほぼ全部がでんぷんですからうどん状になったとしてもブヨブヨじゃないかな・・・・で、どうしてコンスターチなのですか」
「自給君がトウモロコシを食べても血糖値が上がらなかったと言ってたからね・・・」
そうか・・・血糖値の問題か・・・そういえばこの僕も糖尿病の入り口にいる。同じような悩みを持つ人は多い。が、僕はうどん屋、炭水化物のかたまりで商売をしている。何とかしなくてはならないのだが・・・そこで、うどん粉にコンスターチを3割ぐらい混ぜると何とか食べれるのではないかと提案した。
「ダメ、メインにコンスターチを・・・」と譲らない。
コンスターチと黒ゴマを使った新しいメニューを作れと・・・。
まあ、確かに黒ゴマは栄養たっぷり、魅力ある食材だが、見た目はあまりよろしくないな。

コンスターチのクッキーは簡単だが、砂糖はなくせない、同様にケーキも砂糖たっぷり、ピザもうまく行くか自信がない。
じゃあ逆に、なぜコンスターチが血糖値を上げないかを検索することにした。
「コンスターチ 血糖値」で検索してみる。
そしたらすごい記事を発見した。
http://www.mcip.hokudai.ac.jp/cms/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1285
負担の少ない血糖値コントロールを目指して
 先進国を中心に古くから糖尿病が問題となっています。そして、日本を筆頭に少子高齢化を迎える国では今後も患者は増加することが予想されています。さらに、最近では中国やインドなどの新興国、及び中東諸国でも糖尿病患者が増えています。理由としては、経済発展に伴いライフスタイルが変化していることが挙げられています。
 糖尿病の予防には適度な運動やバランスのよい食事、即ち「健康的な生活」が基本ですが、贅沢を覚えてしまった人類は健康的な生活に戻すことがなかなかできません。また、ひとたび糖尿病にかかってしまいますと、生活改善と共に毎日の血糖値コントロールが必要となりますが、継続的な血糖値降下薬の服用やインシュリン注射は患者にとって経済的、肉体的に大きな負担となります。
 そこで、生活をあまり変えず、かつ無理なく血糖値をコントロールする方法として、耐糖能(グルコースを処理し血糖値を正常に保つ生体機能)を改善、強化する作用を持つ食素材をサプリメントや機能性食品として(必要があれば医薬品と併用して)摂取する方法などが考えられています。

トウモロコシに秘められた力 ~トウモロコシペプチドの新効果発見~

 トウモロコシはデンプンを主成分とする野菜(穀物類)で、そのまま食用とする他に、コーンスターチの原料としても利用されています。コーンスターチを製造した後の残渣にはタンパク質などが含まれますが、このタンパク質の一種、ゼイン(Zein)はそのままでは水に溶けにくい性質を持ち、プラスチックのように皮膜を作る性質を持っています。
 今回、比良先生のグループはこのゼインを部分的に加水分解し、得られた水溶性の小さなタンパク質断片(ペプチド)の効果を実験用ラットに食べさせて調べたところ、このペプチドがマウスの腸まで届き、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)を強力に分泌する効果を示すことを見いだしました。GLP-1は膵臓からのインスリン分泌を促進し、ひいては血糖値の低下を導くことが知られている、消化管ホルモンの一種です。
 更にこのペプチドは、GLP-1を分解する酵素(DPP-IV)の働きを抑える効果もあることが判明し、GLP-1分泌促進と併せて二重の効果を持っていることが明らかとなりました。これらの効果はいずれも耐糖能の改善、強化につながるものと期待されます。
引用以上
なんだ、これか・・・・要はペプチドなんだ。このペプチドがあればコンスターチなどどちらでもいいではないか。
ペプチドはコンスターチを作ったカスの中にある、つまり安いはず。これを使えばなんと、膵臓からインシュリンの分泌を促すのだと、これはすごい!
さっそくS氏にその旨を伝えると大いに褒められた。10年間のお付き合いだが、褒められることはめったにないことだ。うれしー。
でわと、ペプチドの商品を探してみると、これが結構高価ではないか。残り物なんだろ?
今の日本はどうかしてるよ。安くてうどんに添加しても問題のないペプチドを探そう。
うまく行けば「糖尿の人も安心して食べれるうどんです」とアピールできる。
頑張るぞー。
でもどうしてS氏はこんな提案を僕にしてくるんだろう・・・今回のプロジェクトにどんな関係があるのだろう?
そういえば昨日は塩の話があった、天然塩といわゆる工業的な食卓塩の違いはなんだ?みたいな話だったが、本来はリューマチにMMSが有効かどうかの相談をしたはずだったんだけど・・・。
MMSは予防医学に属し、すでに発症してしまった場合は効果はないかもしれない。従って発症してしまった場合、根本的に体のミネラルバランスを整え、免疫を司る松果体を正常にせねばみたいな話なんですが、無学の僕にはなかなか理解できそうにもない話でした。
まあ、メソポタミアヴァレーのプロジェクトの中にこのような健康に関する研究開発も含まれるということなのでしょう。先は長そうだ。
ではまた。