ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

ニュース (1/16)

2009-01-16 10:12:48 | Weblog

Infineon、3G/LTE用RFチップを発売 - 下り最大150Mbpsを実現

独Infineon Technologiesは、第2世代LTE向けRFトランシーバ「SMARTi LU」のサンプル出荷を開始したことを発表した。また、3G向けRFトランシーバファミリ「SMARTi UE」の第3世代品となる「SMARTi UEmicro」も併せて発表した。こちらはサンプル出荷を2009年第2四半期に、量産出荷を2009年末に開始する予定。

ウィトラコメント: インフィニオンは頑張っていますね。全体をやろうとしないで高周波部に特化して存在感を出しています。ノキアと契約しているので業績も安定するでしょう。
しかし、長い目で見るとQualcommがベースバンドとRFの両方を一つのチップに入れてくるので、大きなシェアは難しいような気がします。

 

携帯・PHS各社、振り込め詐欺被害防止で本人確認を強化

電気通信事業者協会(TCA)と会員の携帯電話・PHS事業者各社は、振り込め詐欺被害の防止対策として、不正契約を防止する施策を実施する。利用料金の支払い方法、本人確認方法が強化されるほか、同一名義での契約回線数が制限される。  

今回明らかにされた取り組みは、振り込め詐欺被害が社会問題化していることを踏まえて実施されるもので、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイル、ウォルト・ディズニー・ジャパンの各社共通で実施される。

 

NTTドコモ、ネットワークサービスの月額使用料の適用条件を改定

NTTドコモ(TSE:9437)は、2009年2月1日より、「メロディコール(R)」「iチャネル(R)」「Music&Videoチャネル(R)」のそれぞれのサービスの月額使用料の適用条件を改定し、初回ご契約時に限り、月額使用料を最大30日間無料とするように変更いたします。

 

モトローラ、4000人追加削減へ

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米通信機器・半導体大手モトローラ(NYSE:MOT)の携帯電話機の販売は、重要な年末商戦でも散々な結果となり、2008年10-12月期の販売台数は前年同期に比べ50%減少した。これを受け同社は14日、従業員を4000人追加削減すると発表した。

ウィトラコメント: ノーテルは会社更生法を申請するし、モトローラはこういう状況で移動通信の分野でもアメリカから大きな会社メーカーはなくなるのでしょうか。今、アメリカの自動車産業が苦境に立っていますが、このようにアメリカのメーカーが弱くなってきているのは1980年代からのアメリカは「製造業を捨てて知識産業に行く」という国の方針があり、この結果が20年以上経って、明確になってきたような気がします。


ニュース (1/15)

2009-01-15 10:03:33 | Weblog

NTTドコモと富士通がFOMA端末の多国語対応ソフトを共同開発,台湾向けに端末を出荷

NTTドコモと富士通は2009年1月14日,アジア市場向けに既存のFOMA端末を多国語対応するソフトを共同開発した。このソフトを活用して両社は,台湾の携帯電話事業者,ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ向けに,富士通製端末「FOMA F905i」を中文繁体字の表示・入力に対応したモデルを発売する。

ウィトラコメント: 富士通はドコモ向けしかやっていなくてしかもシェアも低く生き残れるのかと言われていましたが、「らくらくホン」で業績をあげて徐々にシェアを伸ばし、体力がついてきたところで海外を狙う、それもドコモと一緒に、という着実な歩みを進めていますね。こういうアプローチが今の日本メーカーの取るべき道のような気がします。

 

光回線での競争促進へ=NTT独占に歯止め-総務省

総務省は14日、ブロードバンド(高速大容量)通信の主流となった光回線について、競争促進に向けた環境整備を始める方針を明らかにした。シェア拡大を続けるNTTグループの独占化に歯止めを掛け、利用料金の引き下げにつなげるのが狙い。

 

2009年春の携帯電話商戦が激化する理由

20カ月連続で純増トップを守る好調・ソフトバンクモバイル。そのソフトバンクモバイルに肉薄しているのがNTTドコモだ。2009年春、ドコモが反転攻勢に転じた外的・内的事情とは……?

  「今月のドコモは、本気で(純増数1位を)取りに行っているよ」

 

Androidの正体【第1部】Androidの目指す世界 ~ 開発環境が充実した組み込みLinux


ニュース (1/14)

2009-01-14 12:51:19 | Weblog

キーパーソンインタビュー イー・モバイル 阿部副社長が語る2009年の目標

ミニPC(ネットブック)とのセット販売や、10月に発売したTouch Diamondが好評を博した2008年のイー・モバイル。音声通話サービスを始めたのも、昨年の話だ。こうした施策の結果、大手3キャリアに迫る純増数を記録し、開業から2年経たずにユーザー数は100万件を突破、2008年12月末時点で112万件となっている。同社は2008年をどう評価しているのか。また、2009年以降はどのような手を打ってくるのか。イー・モバイル 執行役員副社長の阿部 基成氏に、展望を語ってもらった。

 

快進撃に待った!全国に広がる「イー・モバイル包囲網」

モバイルデータ通信に注力し、ネットブックとのセット販売によって大躍進を遂げた新興キャリアのイー・モバイル。しかし、他社もそうした状況をただ指をくわえて見ているわけではない。事実、年末から年始にかけて各地の販売店を回って見たところ、イー・モバイルをけん制する動きが非常に活発化しているのを目にすることができた。

 

2009年は「Windowsケータイ」でスマートフォンデビュー(端末編)

iPhoneの影響もあって何かと話題のスマートフォン。中でも多種多様なバリエーションを用意しているのが、OSにWindows Mobileを搭載した「Windowsケータイ」だ。現在、個人で入手できるWindowsケータイにはどんなものがあるのか、紹介しよう。

 

iPhone 購入者はおおむね満足、国内メーカーへ期待――アイシェア調べ

2008年7月、米国 Apple 社製の携帯電話「iPhone」がソフトバンクから発売され、一時は購入希望者が店頭に長蛇の列をなすほどの熱狂ぶりを見せた。 2009年は Google が開発した携帯向け OS「Android(アンドロイド)」を搭載した携帯電話の国内発売が予定され、国内スマートフォン市場の動向が注目される。アイシェアは、iPhone や Android に関する一連の調査結果を振り返り、ネットユーザーの意識をまとめた。

 

第1回 SIMなしでワンセグ視聴できる?──「P-01A」

ドコモの2008年冬モデルは、一部の機種を除いてほぼすべての機種がワンセグ付き。P-01Aに限らず、「SIMなしでワンセグ使える?」という質問がいくつか寄せられた。


ニュース (1/13)

2009-01-13 09:49:31 | Weblog

近付きつつある4G時代

第3世代携帯(3G)の実用化が本格化している現在、第4世代携帯(4G)の最新技術の開発も着実に進みつつある。主流4G規格の「LTE」はすでに試験運用を始めている。「新京報」が伝えた。

 

携帯の出荷台数は2009年に3500万~3600万台まで落ち込む

携帯電話の販売不振が止まらない。IDC Japan コミュニケーションズ シニアマーケットアナリストの木村融人氏は,この状況が続けば2009年の端末出荷台数は2008年よりもさらに落ち込むと警鐘を鳴らす。より細分化した販売方式を取り入れることでユーザーの自由度を高める取り組みが重要と訴える。

 

ドコモ、MNPで初の転入超に auは3カ月連続転出超過の苦戦

携帯電話4社が9日発表した2008年12月の番号持ち運び制度(MNP)の利用状況によると、契約者の転入から転出を差し引いた増減数で、NTTドコモが1200件の増となり、06年10月の制度開始以来初めて転入超に転じた。08年1年間の累計は55万4800件の転出超で、07年から38万400件縮小した。昨年11月以降に発売した冬モデルが支持を集めた。ドコモから他社に契約者が流れるという構図にようやく歯止めがかかった。

 

アグレッシブに変わり続ける米国の放送サービス ~ レベルが違うモバイル、そしてホームネットワーク ~

ウィトラコメント: アメリカはケータイ後進国だったのが、ここ数年の動きで急速に追いつき、追い抜く様子を見せていますね。この記事はQualcommのMediaFLOに関するものですが、これもいかにもアメリカ型のビジネスモデルだと思います。ただし、現在の世界不況で有料TVサービスは非常に難しい状況に追い込まれていると思います。ヨーロッパでも2-3年前はモバイルTVが大きな話題だったのが今は全く静かになっています。

MediaFLOの成功はQualcommの財力がどこまで続くかと、蓄積型サービスのクリップキャストにどのくらい有力なコンテンツを用意できるかにかかっていると思います。娯楽ではなく役に立つ情報の配信から動く気がします。


ニュース (1/12)

2009-01-12 11:13:56 | Weblog

南アルプスでも携帯通話…NTTドコモ、設備の増強へ

NTTドコモは今年、南アルプスの登山道などで携帯電話を使えるようにするため、通信設備の増強に着手する。携帯電話は山岳遭難時の通報手段の中で4割以上を占めており、登山者の心強い味方。同社は昨年、北アルプスと八ケ岳連峰で通話エリアを大幅に拡大して登山道などの6割をカバーしており、引き続き南アを含む県内山岳地帯でエリアを順次拡大する考えだ。

ウィトラコメント: こういう生命にかかわる通信は携帯電話の重要な役割だと思います。昨年も書いたと思いますが、登山者用に高感度アンテナを持っていって使えるようになるとさらにリスクが減りますね。
もっとも、高感度アンテナを使うことを自由に認めると、都会で勝手に高感度アンテナを付けて周りの人に迷惑を与える人がいるので注意が必要ですが・・・

 

スカイプ、無料IP電話サービスを携帯にも拡大

米ネットオークション大手イーベイ(eBay)傘下のIP電話サービス、スカイプ(Skype)は8日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で9日に開幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show、CES)」に合わせて記者会見を行い、携帯電話向けのSkypeソフト「Skype Lite」のベータ版を公開した。

 

携帯電話契約、純増数でソフトバンクが初の年間首位

電気通信事業者協会によると、携帯電話の新規契約数から解約数を差し引いた純増数で、2008年はソフトバンクモバイルが238万6300件で初の首位となった。

ウィトラコメント: 2008年後半はE-mobileの検討とドコモの巻き返しが顕著になってきた。年間ではソフトバンクがリードしているが、流れからすると、E-mobileとドコモが今後注目に値するでしょう。


ニュース (1/9)

2009-01-09 10:03:39 | Weblog

Verizon、携帯電話の検索エンジンでMicrosoftと提携

米Verizon Communicationsは携帯電話向けのインターネット検索サービスとしてMicrosoftの検索エンジンを採用することを決定した。ライバルのGoogleとYahoo!にとっては痛手となる決定だ。

 

Palm、新OS「Palm webOS」とマルチタッチスクリーンの新携帯「Palm Pre」を発表

米Palmは1月8日、携帯電話向け新OS「Palm webOS」と同OS搭載の携帯電話「Palm Pre」を発表した。Pam PreはSprintが2009年前半に独占的に提供開始する予定という。

 

起爆剤が見あたらない……厳しさを増す2009年のケータイ業界を占う


ニュース (1/8)

2009-01-08 09:48:39 | Weblog

米モトローラ、日本で業務用無線事業を拡大

米モトローラが日本で業務用無線機の事業拡大に本腰を入れる。総務省がデジタル無線の新規格を制定したのにともない、08年12月にデジタル業務用無線システムの販売を開始。今年から全国で営業攻勢をかける。稼ぎ頭の携帯電話の販売が低迷しており、安定した収益が見込める無線事業の強化を急ぐ。

 

イー・モバイル、国際ローミング提供エリアをベトナムとトルコとブルガリアにも拡大

イー・モバイル株式会社は2009年1月9日より、国際ローミングの提供エリアにベトナム・トルコ・ブルガリアを追加するとともに、インド・香港において新たな事業者を追加いたします。また既にサービス提供(通話のみ対応)エリアであるシンガポールにおいて新たにパケット通信サービスの提供を開始いたします。

 

携帯通話料値下げへ 総務省、接続料算定見直し

携帯電話の通話料金が値下がりしそうだ。携帯電話回線を利用する企業が携帯会社に支払う「接続料」の引き下げにつながる制度改正に、総務省が乗り出す方針を固めた。携帯電話の音声回線の接続料は固定電話より7倍以上高く、通話料金が高止まりしている理由のひとつになっている。

 

中国、第3世代携帯免許を発行 内需刺激策として期待

中国の工業情報化省は7日、第3世代の携帯電話サービス免許を中国移動通信集団(チャイナモバイル)など3社に与えたと発表した。中国の携帯加入件数は6億件を超え、世界一。第3世代向けのネットワーク整備などには今後2~3年で2800億元(3兆8000億円)の投資が必要とされ、景気減速のなかで内需刺激策としての期待も受けている。

ウィトラコメント: 中国の3Gライセンスは春節頃という観測がありましたが1月7日という早い時期に出ましたね。これで最も喜んでいるのはChina Unicomでしょう。彼らはWCDMAを始められるので準備が加速することと思います。世界全体の3G市場にも影響がありそうです。


ニュース (1/7)

2009-01-07 10:01:04 | Weblog

Android、モバイルWiMAX……携帯電話市場で2009年に起きる変化とその成否を探る

 

ドコモ、初の「転入超過」 携帯番号継続制

電話番号を変えずに携帯電話会社を変更できる「番号継続制度」を利用してNTTドコモに競合他社から移ってくる「転入」件数が2008年12月に、「転出」件数を上回ったことが6日、明らかになった。

ウィトラコメント: これは大きな潮流の変化のような気がします。2009年はドコモの年になるのでは?

 

5年後には確実に世界は変わり、ケータイは新たな成長期に入る──NTTドコモ 辻村清行副社長

2009年は、NTTドコモが2010年以降に展開予定の「スーパー3G(LTE)」を控えた重要な準備期間。そんな年に、ドコモはどのような戦略を持って臨むのか。そして携帯電話の可能性は今後どこまで広がるのか。辻村清行副社長のビジョンを聞いた。


今年の抱負

2009-01-06 09:31:09 | Weblog

あけましておめでとうございます。
昨年、このウィトラの眼にはあまり投稿していませんでしたが今年は積極的に情報収集をしてニュースにリンクを張り、意見のあるものについてはウィトラとしての意見を述べたいと思います。


中国、3Gライセンスの発給が決定!春節前に発給へ

2008年12月31日に行われた国務院常務会議において、第三世代携帯電(3G)のライセンス発給と中国独自の3G規格TD-SCDMAに関する問題が解決し、2009年1月に3Gライセンスが発給されることになった。

  工業・情報化部の提出した検討報告材料によると、政府はあわせて3つの3Gライセンスを発給する。中国移動(チャイナモバイル)には自主開発したTD-SCDMAを、新しく組織された中国聯通(チャイナユニコム)にWCDMAを、中国電信(チャイナテレコム)にCDMA2000を発給する。

ウィトラコメント: ほとんど決まりと言われていたがやっと正式発表になった。発表前からかなり準備が進んでいたようなので実用化は早いと思う。

 

 

ソニー・エリクソンとモトローラ<MOT.N>の合弁ソフト会社UIQが破産申請

携帯電話メーカー、ソニー・エリクソンと米通信機器大手モトローラ(MOT.N: 株価, 企業情報, レポート)による合弁ソフト開発会社UIQが、拠点とするスウェーデンの地方裁判所に破産を申請した

 ウィトラコメント: 
ノキアがSymbian OS上に3種類あるミドルウェア、Nokai S60、UIQ、ドコモのMOAP(S)を統一しSymbian Foundationで無償公開する、と発表しているのでUIQは役目を終えたといえるだろう。
しかし、Fumbian Foundationのミドルウェアが出てくるのは2010年のはずでまだ1年あるのでその間に進化をストップさせるとソニーエリクソンは困るのではないだろうか?

Androidケータイが出始めているので、Symbian Foundationも加速しているのかもしれない。