ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成22年版 情報通信白書

2010-11-02 14:17:12 | Weblog
ウィトラコメント: 今日から今年度の情報通信白書です。
第1部: ICTの利活用による持続的な成長の実現
第1章: ICTによる地域活性化と絆の再生
図表1-1-1-1 「医療・福祉」「教育・人材」「雇用・労務」「行政サービス」における年代別の情報通信利用率 (日本・デンマーク) 
ウィトラコメント: 公的分野でのICT利用状況をICT先進国デンマークと比較したものです。デンマークでは役所に行かずにパソコンで済ませている、と言うような様子が伺えます


図表1-1-1-2 我が国の「医療・福祉」「教育・人材」「雇用・労務」「行政サービス」における情報通信利活用の課題 
ウィトラコメント: この図からシステムが整備されていない、使いにくい、セキュリティが心配などが浮かび上がってきますが、なぜ整備が進まず、使いにくいのか、と言うところまで踏み込まないと意味がないと思います。これだけでは「だから予算をつけれくれ」という従来型の無駄なシステム構築の口実としか見えません

ニュース (11/2)

2010-11-02 14:08:04 | Weblog
今朝イギリスの調査会社Canalysが発表したレポートが注目を集めている。その推計によると、第3四半期のアメリカ市場でのAndroid携帯 の出荷台数はiPhoneのほとんど2倍だったという。
ウィトラコメント: iPhoneが約500万台、Androidが900万台とのことですね。まだ開くでしょう
富士通は1日、携帯電話事業に関係する世界の主要な企業や団体によって組織され携帯電話のアプリケーション開発と流通を推進する非営利団体「Wholesale Applications Community(WAC)」へのスポンサー参画を発表した。
米アップルは、同社のスマートフォン「iPhone」と基本ソフト(OS)に関する知的所有権が侵害されたとして、通信機器大手モトローラをウィスコンシン州の裁判所に提訴した。
ITブログ「アンドロイドアンドミー」でも、「サムスン製ネクサスツー」を継続的に報道。10月28日付の記事では、OSにアンドロイドの最新バージョンを搭載するだろうと伝える一方、製品の正式名称は「ネクサスツー」ではないとした。ただし新名称の情報はつかんでいないようだ。
NTTドコモは1日、携帯電話やパソコンから写真を添付したメールを送信するだけで、デジタルフォトフレームの画面に写真を表示できる技術を、韓国の携帯電話事業者KTに供与したと発表した。
総務省は、「ホワイトスペース特区」に関する提案募集の結果を発表した。同省は、9月10日から10月15日にかけて募集を行っていた。その結果、42者から提案が行われた。今後、ホワイトスペース推進会議において提案の評価を行い、年末に向けて選定を行う予定である。
ウィトラコメント: ホワイトスペースとはテレビが放送されていない周波数帯をうまく再利用しようという趣旨ですが、殆どが放送系の提案のようです。下り専用チャネルにしないとまずいことは分かりますが、だから放送と言うわけでもないでしょう。発想が貧困なのか、総務省が抑えているのか・・・
富士通と東芝は6月17日、両社の携帯電話事業の統合に基本合意したと発表した。6月11日に新聞などで報道されていたが、その時点では両社とも「決まっとことはない」などと発表していた。今回の統合によって、競争力のある携帯電話端末を開発し、国内のトップシェアを目指すという。
ウィトラコメント: 以前も書きましたがスマートフォンでは東芝のほうが進んでいます。富士通が東芝を吸収した形だが、実態は東芝に合わせていく、と言うような経営判断ができるかどうか
いよいよグリーが海外への投資活動をスタートした。本日、グリーはシンガポールに拠点を置く携帯SNSのmig33に出資すると発表した。
ブラウザ市場ではIEとFirefoxがシェアを落とす一方、Google Chromeは約8.5%にまでシェアを伸ばした。
トリプレットゲートは2010年11月1日から、同社が提供する公衆無線LANサービス「ワイヤレスゲート」でNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」の公衆無線LANアクセスポイントを利用できるようにした。これで、大手の公衆無線LANサービスとの提携はほぼ完了。ワイヤレスゲートに申し込むことで、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」、ライブドアの「ライブドア・ワイヤレス」など、主要事業者のアクセスポイント約1万500カ所を利用できるようになる。
AppleのCFOが、先頃行った同社の決算発表のなかで、「Fortune 100にランキングされる大企業の65%がすでにiPadを導入しているか、もしくは導入に向けたテストをしている」と述べ、P&GやNBCユニバーサル、ノバルティスなどの名を挙げていたが、このiPadに代表されるタブレット端末やスマートフォンがエンタープライズ分野でどう活用されているかについて、Wall Street Journalが27日(米国時間)付の記事で詳しく報じている。
本サイトで連載中『山根博士の海外モバイル通信』でおなじみ香港在住ケータイ評論家でありコレクターの山根康宏氏よりご寄稿いただきました。