乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

2022年8月のマルハナバチ調べ隊

2022年08月06日 | マルハナバチ調べ隊

 井上さんがレポートを書いてくださいました。

 本年度の第2回目のマルハナバチ調べ隊が8月6日(土)に行われました。天気予報は曇りのち晴れ、ところが乙女高原に着くと霧雨が降っていました。三枝さんが早めに来て、ロッジの玄関前に受付の準備をして下さっていました。こんな天気なので、参加者も少ないだろうと思っていたら、ぞくぞくと人が集まってきて、スタッフ5名、お客さん12名、総勢17名という大人数になりました。子どもたちも4名いました。
 いつものように始めに、マルハナバチの種類や特徴について三枝さんから説明があり、「マルハナバチの一生」の紙芝居は角田さんが初デビュー、そんなことをしているうちに霧雨も止んで、空も少し明るくなってきました。事前に三枝さんが草原を歩いたらマルハナバチは全くいなかったということでしたが、せっかくなのでラインセンサス調査に出発しました。
 草原に入ると、いろいろな花が咲いていました。オオバギボウシ、オミナエシ、タチフウロ、ノハラアザミ、ヨツバヒヨドリ、チダケサシ、コオニユリ、ヒメトラノオ、ヤナギラン、シシウドなどなど。マツムシソウも咲き始めていました。こんなに花が咲いているので、天気が良ければたくさんのマルハナバチやチョウ、その他の昆虫がでてくるはずなのですが、花には水滴がついているし、気温は20℃と涼しいため、虫があまりいません。花の説明などしながら、進んで行くと、空がだいぶ明るくなり、暖かくなってきました。すると虫の羽音が聞こえ始め、ハチやアブなどが出てきました。花の説明の時は退屈そうだった子どもたちも、がぜん元気がでてきたようでした。トラマルハナバチ(トラ)の一番人気はノハラアザミです。オオバギボウシに潜り込むトラも見ました。トラは今回の調査でいちばんたくさん見られました。ミヤママルハナバチ(ミー)はノハラアザミ、クルマバナ、ヤマハギにきていました。オオマルハナバチ(オオ)はタチフウロからタチフウロをまわって吸蜜していました。草原のコースからツツジのコースといういつもの調査のコースを1時間ほどかけて戻ってくると、また霧が出てきました。
 ロッジ前で調査のまとめ。今回の調査で私が見たのは、トラ10頭、ミヤマ4頭、オオ2頭の計16頭でした。三枝さんは18頭見たとのこと。花粉団子をつけていないマルハナバチが多くて、働き始めたばかりだったのでしょうか。午後のまちぶせ調査は空模様があやしいので、中止となりました。
 天気が悪かったけれど、マルハナバチを見ることができてよかったです。美しいアサギマダラを見ることもできました。マルハナバチをかわいいねと言う人やお花がきれいと言っている人もいて、楽しいマルハナバチ調べだったと思います。

※マルハナバチ調べ隊の角田さんユーチューブは・・・
 https://www.youtube.com/watch?v=NhhyH-_yzso

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