乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

乙女高原展37「乙女高原のマルハナバチ」

2023年05月23日 | 街の駅・乙女高原展

乙女高原のスミレ・シーズンはまだまだ続きます。高原ではサクラスミレがいっぱい咲いています。これからエゾノタチツボスミレという、スミレにしては珍しい背の高いスミレが咲き始めます。水辺ではニョイスミレが元気です。ですが、これからマルハナバチのシーズンも始まるため、マルハナバチの展示に替えました。山梨市駅の近くまで来ましたら、ぜひお立ち寄りください。

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第24回遊歩道づくり

2023年05月21日 | 遊歩道作り

 5 月14日は前後も含めて雨の予報だったので、前日13日に中止・延期の決定をしました。21日は朝からいい天気でした。私は皆さんより一足先にロッジ駐車場に着いて、準備を始めました。

倉庫から杭やロープを出し始めたら、こんな早くから古屋さんが来てくださいました。古屋さんには「ツツジのコース」の杭やロープを軽トラで運んでいただきました。「ツツジのコース」は一番遠いので、荷物の持ち運びが大変だからです。

 9時になったら、スタッフの打ち合わせを始めました。今日の作業は山梨県・山梨市・乙女高原ファンクラブの共催(協働)作業です。今日1日の流れや留意点を確認しました。打ち合わせが終わったら、参加者の受付を始めました。

受付が終わった人からロープの結び方を練習してもらいました。「とっくり結び」という、簡単にはほどけない結び方です(マスターしておくと便利ですよ!)。

 9時半から全体で打ち合わせを行いました。本来ならここで「はじめの会」をし、主催者あいさつなどをするのですが、延期の場合は省略することになっていました。ですが、「はじまり」の「けじめ」をしっかりつけたかったし、全体で注意すべき点を共有したかったので、打ち合わせのみ、行いました。また、この場で、(株)田丸様から御寄附をいただきました。今年で20年目!! もう20年も毎年、御寄附をいただいております。ありがたいことです。

 全体打ち合わせが終わったら、各班ごとに打ち合わせをして、出発してもらいました。

今年は「延期」になってしまったので、参加者が30人と、例年のほぼ半分。その人数でいつもと同じだけの作業をしなくてはならないので、大変でした。杭を一本一本、大きなハンマーで打ち直します。ロープを延ばしていって、はじから杭に結んでいきます。疲れて、ふと足元に視点を落とすと、たくさんのサクラスミレやフデリンドウの花。癒されます。また、レンゲツツジの蕾も大きくオレンジ色になってきました・・・と思っていたら、一部、もう咲き始めていて、びっくり。早すぎます。森の中からはキビタキやツツドリ、アオバトの声が聞こえてきます。

 「ツツジコース」のロープが大幅に足りなくなってしまいました。2年連続です。ミステリーなんかではなく、何か構造的な課題があるのだと思います。たぶん前年の草刈ボランティアでロープをしまう時に。反面、こういった作業で「間違い」や「過不足」が生じるのは、ある意味、やむをえないので、正確さを求めすぎてギスギスしてしまうより、むしろ、「ああ足りなかったのねー」とおおらかに構えた方がいいとも思います。とはいえ、本部まで足りないロープを取りに行くのは、まったくもって一苦労だったと思います。来年は、2年連続して足りなかったことを念頭に、「ツツジ・コース」には少し多めに予備ロープを準備しようと思います。

 11時過ぎには作業が終わったので、「終わり」の「けじめ」を付けました。「無理ふり」して挨拶をお願いした方々、申し訳ありませんでした。

 

 片付けを済ませ、有志で楽しくお弁当を食べました。お弁当を食べたのは10人でした。ここで反省会をしました。

・ロープの結び方は「ゆるく」ではなく「普通に」でよいのではないか。

・下準備の折りに杭を打ってしまったほうがいいのではないか。

といった意見が出ました。遊歩道に出席された方は、ご意見ご感想等をお寄せくださいね。来年の作業に生かします。

 天気がよかったせいか、乙女高原にはたくさんの方が訪れ、さっそく遊歩道を歩いていました。お花のパンフレットを配ったりしました。

 午後からは、10人で草原内の若木を刈り取る作業を2時間ほど行いました。時々、この作業をしないと、草原が森に飲み込まれてしまいます。ちょうど今は、レンゲツツジはまだ葉を出していませんが、シラカバやダケカンバ、ドロノキ、ミズナラなどは芽吹いています。「緑の葉が出ている」のを目印に木を伐ればいいから、見分けるのが割と楽でした。

 と同時進行で、ロープにいろいろなカードを結束バンドで取り付ける作業も行いました。

全部で80枚くらいです。咲いている花を紹介するカード、「遊歩道に入らないで」「花や虫などを取らないで」という注意喚起のカード、現在地を示す地図カードなどです。今年は新機軸としてセルフガイドとして使える「自然観察カード」も試作してみました。たとえば、「枯れてしまったウラジロモミの木が、いつ枯れてしまい、以前はどうだったのか」などを教えてくれるカードです。乙女高原に行ったら、ぜひ探してみてください。

 あーあ、今日はとても疲れました。

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第24回遊歩道づくりの準備

2023年05月10日 | 遊歩道作り

 草原がうっすら緑色になってきました。「カンバ3兄弟」の中で一番早く芽吹くシラカバは木全体がほんのり緑色ですが、いよいよダケカンバとヤエガワカンバの芽吹きが始まっていました。私が駐車場に到着したときには、すでにロッジの窓が全開になっていました。三枝さんが早く来て、開けてくださったそうです。こうやって、たまに空気を入れ替えないと、廃館になったとはいえ、ロッジの建て物が早く傷んでしまいます。

 明後日の遊歩道づくりの準備のため山梨市観光課の担当者4人・山梨県峡東林務環境事務所県有林課の担当者3人・乙女高原ファンクラブの有志6人が集まりました。

 まずはロッジ前のベンチで打ち合わせ。当日の天気が危ぶまれるので、できれば前日に実施するか判断したほうが混乱が少なくて済むだろうということで、前日午後3時に判断することになりました。それから、本日の仕事内容を確認し、分担して仕事に取り掛かりました。

 市の皆さんは物置内のロープを確認し、シカ柵をぐるっと一周点検していただきました。冬の間に凍結によって地面が持ち上げられてしまうことによって生じるドアの不具合も直していただきました。

 県の皆さんとファンクラブの男性陣で3ルートの遊歩道を分担して歩き、杭が使えるかどうかを点検しました。使えないと判断した杭には竹串を指して、目印にしました。作業後、最初に用意した竹串の数から残った竹串の数を引くと、必要な杭の本数が分かります。今年は新たに48本の杭が必要と分かりました。杭は市の予算で買っていただきます。

 ファンクラブの女性陣でロッジとトイレのそうじをしていただきました。

 早めにそうじが終わりました。集まって情報共有をし、解散しました。とはいえ、みんなお弁当を持ってきていて、午後からは、それぞれの立場での仕事をしました。

 私たち乙女高原ファンクラブのメンバーは、草原内に侵入してきた若木を伐ったり、外来種であるメマツヨイグサを抜いたりしました。草原の中は、キジムシロやミツバツチグリの黄色い花、フデリンドウの薄青紫の花がとてもきれいに咲いていました。

 

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