乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

9月のマルハナバチ調査

2021年09月04日 | マルハナバチ調べ隊

雨が降るという天気予報でしたが、角田さん夫妻、三枝さん、芳賀さん、植原が調査に参加。角田(敏)さんはロッジ周りや遊歩道の草刈りをしてくださいました。
 天気が悪かったので、ラインセンサス調査のみ行いました。
  天気:曇から雨。
  気温:17.5℃(10:07)。
  調査時間67分間(10:12-11:19)。
  結果は合計:16頭。内訳は、以下の通りです。

・ミヤママルハナバチ計15頭(タムラソウ6、ノハラアザミ6、ヤマハギ2、タチフウロ1)
・オオマルハナバチ計1頭(タムラソウ1)

 その翌日、井上さんがお一人でマルハナバチ調べをし、レポートを書いてくださいました(以下)。

 9月5日(日)に乙女高原に行き、一人で勝手にマルハナバチ調査をしました。本当は前日にマルハナバチ調べがあったのですが、雨予報だったので私は行きませんでした。でも何人かは行かれて、マルハナバチ調べや草刈りなどをして下さったとのことです。
 曇り空で、ときどき晴れ間もみえるものの霧が流れ、気温は17℃と数日前の猛暑がうそのような低さ、前夜の雨で植物には水滴がたくさんついている状況で、はたしてマルハナバチはいるだろうかと思いながら、いつものラインセンサスのコースを歩いてみました。
 草原はススキの原になって、その中にタムラソウ、シラヤマギク、ゴマナ、ハンゴンソウ、マツムシソウなどがたくさん咲いています。モリアザミやセイタカトウヒレン、ハバヤマボクチなども咲き始めました。夏に咲いていたタチフウロやノハラアザミ、ツリガネニンジンもまだたくさんあります。

 8月のマルハナバチ調べでは、それこそたくさんのマルハナバチが飛びまわっていましたが、やはり今回はなかなかいません。1時間半くらいかけて一周する中で、ミヤママルハナバチ12頭、オオマルハナバチ10頭、トラマルハナバチ1頭の計23頭でした。タムラソウやノハラアザミに多く来ていました。アブやハエはノダケやゴマナに密状態なくらいにたくさんいたのですが、マルハナバチは少なめ。気温が低すぎたのでしょうか。
 昼食後に森のコースから草原のコースを歩きました。セイタカトウヒレンが増えてきているようです。マルハナバチを数えながら歩いてみたら、ミヤマ14頭、オオ10頭、トラ7頭の計31頭でした。草原では咲き始めたハバヤマボクチにトラが集団で吸蜜に来ていました。またりっぱなトリカブトにはいつもトラがきているのに、なぜかミヤマがきていてびっくりしました。
 午後になって少し気温が上がったようだったので、マルハナバチが出てきていないか、もう一度、ラインセンサスコースを歩きました。結果はミヤマ8頭、オオ11頭、トラ1頭、計20頭であまり違いはありませんでした。
 マルハナバチは少なめでしたが、意外にチョウがいました。アサギマダラ8頭、ジャノメチョウ7頭、ヒョウモンチョウの仲間20頭(羽がぼろぼろのものも)、スジグロシロチョウ5頭、キタキチョウ3頭、ミスジチョウの仲間3頭、イチモンジセセリは数えませんでしたが、たくさんいました。

 訪花昆虫調査をしてから、マルハナバチだけでなく他の虫にも目がいくようになり、花と虫のリンクが気になるようになってきました。訪れる人も少なく、一人でのんびりと昆虫や花を見ながら、秋の高原を楽しむことができました。

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