乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

台風の爪痕、乙女高原の守り人

2018年10月28日 | ボランティア作業

今年は(も?)地震といい台風といい、災害の多い年になりました。被災された方々や地域の一日も早い復興をお祈りしています。乙女高原にも台風がやってきて、爪痕を残していきました。

7月28日、台風12号。日本列島を東から西に通りすぎた台風です。この風によって林道沿いのサクラの大木が倒れ、シカ柵をゆがめてしまいました。市の職員の方々がすぐに来て、木を切り、シカ柵の修理をしてくださいました。

 


8月23日、台風20号。四国から中国地方をつっきり、風にあおられたタンカーが関西空港のアクセス道路の橋に激突しました。この台風で、森のコースにある「マザーツリー」ウラジロモミのこずえ10mほどがごっそり折れて落下し、遊歩道をふさいでしまいました。それを発見した何人かで、モミの枝をのこぎりで切り、邪魔にならないところに運び出し、「モミの木のトンネル」状態にし、遊歩道を通れるようにしました。とはいえ、このままでは危ないので、その後、市の職員の方々が撤去してくださいました。

 

 

 

 

そして、9月30日、台風24号。山梨で風が非常に強く吹き、いたるところで大木をなぎ倒していった台風です。乙女高原でも森のコースのミヤマザクラの大木がぼっきり折れ、シカ柵の上に倒れ込んでしまいました。このままではシカの侵入を許してしまいそうだったので、ロープで応急処置をし、その後、やはり市の職員の方々が撤去と修理をしてくださいました。

 

 

 

 


市の職員の方々の迅速な対応に、心から感謝したいと思います。自分はチェーンソーなどの道具を持ってないので、大木となると手が出ませんが、シカ柵の異常を報告することならできます。乙女高原に行き慣れた方なら「てっぺんからツツジのコースに降りていった所」といった表現で十分伝わりますが、一番確実なのは、シカ柵を支えている杭の何本かごとに貼られている番号シールです。「①-16」などといった番号が付いているので、シカ柵の異常を見つけたら、近くの杭の番号をメモして、市役所(22-1111)に連絡してください。電話受け付けの職員が担当の観光課に電話をまわしてくださると思います。

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2018年度 第5回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

2018年10月18日 | 世話人会

日 時:2018年10月18日(木) 午後7:30~9:00


乙女高原連絡会議

※倒木の処理を迅速にやっていただき、感謝したい→※会報の記事にした。

  柵の近くに枯れ木があったり、柵の上に枝がある木があったりするので、県の事業で処理できるよう検討。

 

■草刈りボランティア   (検討・連絡会議)

・バスの申し込み13名(10/20) ※15名(10/21)

・包丁の研ぎは昨年やったので、今年はやらない。

・新たにロープ回収班(森コース、草原コース、ツツジコース) を設ける。

・準備事項、準備品について、進捗状況をチェック。

 

■第18回フォーラム   (検討・連絡会議)

・2月17日(日)に、山梨市民会館で開催。

・うまい宿の情報があったら事務局まで。

・市民会館の下見が必要。湯飲み茶碗・急須・お盆・水差しを借りることができるか。

・フェローの条件についての検討。中学生以下はフォーラム・遊歩道作りを除く。3年間有効を提示。

○トイレに異常が見つかった場合の連絡先を張り紙で明示しておいていただきたい。

 

乙女高原ファンクラブ世話人会

■観察交流会(報告・世話人会)

・10/6  参加者3人。

 

そ の 他

・山梨青年会議所が山梨市内で撮影された写真を募集中。

・秋の観光地美化清掃→10/29 

・県立大学「環境論」植原がゲスト講師。10/26

・八ヶ岳の森シンポで植原が乙女高原の生物多様性保全活動講演。11/10 12:50-八ヶ岳自然ふれあいセンター

 

◎草刈りボラ下見・準備の会 11月11日(日)10:00~  乙女高原グリーンロッジ

◎次回連絡会/世話人会 11月15日(木)19:30~  牧丘総合会館

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カヤネズミ?ペットボトル・トラップの最終日

2018年10月06日 | カヤネズミ・プロジェクト

10月6日、雨の中でしたが、カヤネズミ・トラップとセンサーカメラの回収と撤収を行いました。

雨の中の作業中はさすがに写真は撮れず、屋内の様子を写真に撮りました。

 

センサーカメラは約4カ月に渡って、不眠不休でがんばってくれました。

 

植原が設置した12 個のトラップ。チャック付きビニール袋のカバーをつけておいたので、中に水がしみこむことがなく、確認がしやすかったです。

 

高槻先生と奥津さんが設置してくださった30個のトラップ。

植原の12個と合わせて42個のトラップすべてをネズミたちが利用していました。

 

トラップの中身をお皿にあけてチェックします。餌にはヒマワリの種を使用しました。あやまってトラップから出てしまっても発芽しないように、レンジでチンしてあります。

 

これがネズミが食べた痕。カヤネズミでしょうか? ?

 

これがトラップ内に残された糞です。DNAを調べてカヤネズミかどうか判定します。糞の中にネズミの腸壁が微量ながら入っているから調べられるのだそうです。

 

 

 

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