乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

2020年度 第3回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

2020年10月22日 | 世話人会

日 時:2020年10月22日(木) 午後7:30~9:00

※前回連絡会議/世話人会の議事録の承認…紙面提案

 

乙女高原連絡会議

■乙女高原フォーラム  (検討・連絡会議)

・まる1年延期することに決定

 

■草刈りボランティア  (検討・連絡会議)

◎11月7日(土)の「下準備の会」開始時刻を「9時」に。市でカート型草刈り機の予行を。

〇資料の検討

・市作成のコロナ対策マニュアル→承認

・悪天候の場合の実施マニュアル→承認(県の林床整備事業はもうないが、別事業を活用)

・傷病者発生への対応マニュアル→承認(公用車の運転手は後日)

・準備項目一覧→承認(広報山梨には載せない、田丸は有志で参加、調理用具は借りない、キッズはやらない)

・準備品一覧→承認(トイレ用ポンプ式消毒薬を追加)

・スタッフ配置表→承認(メールで市・県に送り、氏名を入れてもらう。駐車場係を追加)

・作業区分図→承認(道路右側の草刈りは? シカ柵文章は削除 ロープ・ロープ回収係は復活)

・当日配布資料→承認(刈り取るのは「レンゲツツジ以外の」木←追加 参加記念品なし)

 

乙女高原ファンクラブ世話人会

■乙女高原ファンクラブ20周年展  (検討・連絡会議)

・「街の駅やまなし」から提案があった→行う方向で。街の駅から詳細説明を受けた上で検討

・【その後】街の駅から説明を受けた。1/22金-1/25月(4日間) または3/11木-3/16火(6日間)

 開催期間中、(交代で)人を常駐させなければならない。期間内で開催期間を短縮するのは可。

 展示は無料(街の駅と共催) パネル横180cm×縦120cm を10枚 展示物を置くのもオッケー

 受付で氏名・連絡先を記入してもらい、検温する

 

そ の 他

 ・それ以外の項目については書面提案。

 

★次回世話人会 11月12日(木) 19:30 山梨市役所2階 201会議室 (牧丘総合会館ではなく)

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街の駅で「乙女高原の花」展

2020年10月17日 | 街の駅・乙女高原展

山梨市駅のすぐ近く・街の駅やまなしで、乙女高原展シーズン24「乙女高原の花」を始めました。春から秋にいっぱい咲く乙女高原の花の中から、代表的ではあるけれど、知名度がもう少し高くてもいいのになあ・・・と思われるもの19種を選んで、写真パネルを展示しています。

お近くに来られた際には、ぜひお立ち寄りください。

 

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10月3日の自然観察交流会

2020年10月03日 | 乙女高原観察交流会

井上さんが写真とレポートを提供してくださいました。

 

 10月3日の乙女高原観察交流会には4名が参加しました。道の駅に集合して、コロナ禍でもあるので各自の車で高原に向かいました。

 途中、サワラ林の所に立ち寄りました。カメバヒキオコシが林縁に咲いています。紫色のかわいい花にミヤママルハナバチが訪れていました。少し歩いてみるとセキヤノアキチョウジも法面から垂れ下がって風情のある姿で咲いていました。ウリノキ、サンショウ、ニシキギ、フシグロセンノウ、ヨウシュヤマゴボウなどの実もありました。

 焼山峠から小楢山林道に入って、ここに咲いていたレイジンソウの種類を確認。茎の下の方には稜があり、花には開出毛があったことから普通のレイジンソウだと確認できました。道端にはナギナタコウジュ、カメバヒキオコシ、ノコンギクなど咲いていました。ヒメツチハンミョウが1匹、薄茶色のムカデのような虫がたくさんいました。

またここにはウリ科のつる性植物の実や花があり、スズメウリではないかと言いながら観察しました。実は黄緑色で下が細くなった楕円形で下には花の痕が残っています。観ていくと実が割れて種は落ちてしまい、3裂したものが残っていました。これはスズメウリとは違うものだということになりましたが、何だかわかりません。茎の先のほうの葉は何か巻き込んでいるようです。開いてみると、中には実と白い小さな花がいくつか咲いています。寒さを避けるためなのか、不思議な姿です。山本さんが実を1つ切り開いてみると中には黒い種が入っていました。このおもしろいウリ科の植物ですが、山本さんが下山後に山梨県立図書館にかけこんで調べてくれ、ミヤマニガウリと判明しました。

 

 

 

 旧残土置き場では、アケボノソウやホタルサイコ、オトコエシなどの実と来年の根出葉などを確認しました。焼山峠でツルリンドウの赤い実、クモキリソウの実、カンボクの赤い実を見ました。アメリカセンダングサがあったのにはちょっとびっくり。また2週間前にピンク色だったアキノウナギツカミの花は薄緑で、先端部は真赤になっていて、これもかわいかったです。いつものことながら、ここまででお昼近くになってしまいました。

 

 

 

 乙女高原の駐車場に車を止め、ホソバツルリンドウを観察しました。ススキに巻き付いて薄紫色の花をたくさんつけていました。これまで遊歩道わきに咲いていたのが、遊歩道のコースが変わって、踏み付けがなくなるので、増えてほしいと願っています。

 

 

湿地に向かうと、リンドウが咲いていました。内側は紫色で外側は寒さのためか、えんじ色で美しかったです。でもルリハムシのような甲虫が花びらを食べているようでした。

 

 

湿地ではタニソバの葉のふちが真っ赤に紅葉してきれいでした。ヤチボウズの中にもアケボノソウが数本咲いたようでした。

 12時半過ぎ、ようやくロッジ前に到着して昼食。座っていると寒いくらいで、温かい食べ物や飲み物がおいしかったです。

 

 

昼食後に草原内を歩きました。草原はススキの原で、ヤマドリゼンマイは茶色、イタドリは黄色など草もみじが始まっています。森のコースを登っていくと、クチベニタケなどのキノコ類、トリカブト、真赤に熟したマイヅルソウの実などが見られました。展望台まで行きましたが、富士山は雲の中で見えません。

草原内の花はほとんど終わっていますが、ところどころに残り花がきれいに咲いていたりもしました。ヤマラッキョウがいくつか咲いていましたが、リンドウは曇っていたためか、開いているものはありません。残念でした。葉が赤紫に色づき、花は黄色いアキノキリンソウが印象的でした。また別のアキノキリンソウの花にはルリハムシのような甲虫がたくさんいました。花粉まみれになっている黒いハチもいました。ノダケの花に3齢くらいのキアゲハの幼虫がいて、今から成虫になれるだろうかと心配になりました。また別の葉には終齢幼虫もいて、頭をツンツンすると、オレンジ色の角を出すのも観察しました。

草原で盛り上がったのが、タチフウロの実。

 

ゲンノショウコは別名、ミコシグサと言われるように、実がはじけて上向きにカールし、御輿の屋根のような形になります。

 

そのゲンノショウコと同じ仲間のタチフウロですが、この向きが逆になっていたのです。まだはじけていない実は上を向いていますが、種を飛ばした実は下を向き、下向きにカールしています。実のついた茎は途中で関節みたいに曲がって下向きになっていました。いつの時点で下を向いたのでしょうか。下に向けて種を飛ばしたのか、種を飛ばしてから下向きになったのか。このことに気づいてタチフウロを見ながら歩くと、中には横向きや上向きのものもありましたが、おもしろかったです。他のフウロソウの仲間はどうなっているのでしょうか。

 ロッジ前にもどって、温度計をみると17℃。空気が冷たく感じます。林道を少し観察した後、6月の観察会で花を見たミヤマハンショウヅルの実はどうなっているか確認したいという話になり、大弛峠へ向かう途中、鶏冠山西林道の入口まで行きました。ミヤマハンショウヅルは綿毛のような実になっていました。美しかったです。もう少し乾燥してふわふわになったら、種が離れて飛んでいくことでしょう。ここでの観察が終了後、解散となりました。

 

いろいろな実などを観察して新しい発見もあり、色づき始めた晩秋の乙女高原を楽しんだ一日となりました。

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