乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

2023年度 第6回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

2023年12月14日 | 世話人会
日 時:2023年12月14日(木)  午後7:00~8:30

乙女高原連絡会議

■第22回草刈りボランティア (検討・連絡会議)
・財産区が管理会になり、県有林造推が抜け、機械刈り人数が減少(2019年50人➝2023年35人。3割減)
・今年は美化清掃と兼ねて平日に準備を行ったが、参加者が少なかった➝来年は休日に準備作業
・今年はロープ外しを事前に全部行った➝来年以降もできる範囲(機械刈りエリアを優先)でロープを外す
・送迎車のキャンセル者があった→来年はバスをお願いする。
・今年は機械刈り班長打ち合わせが十分でなかった➝来年は打ち合わせで草刈り区画を確実に伝える。
・マスコミの取材を受けたい!! どうすれば?
・若い人の参加は増えている。来年も、高校・大学には、今年同様のちらし配布依頼をする。
・ボランティア参加証明については、申し込みフォームを作り、それへのQRコードをプリントした名刺大カードを希望者に配布する。それを使って申請してもらう。
・カヤネズミの巣探しは、来年も継続して! 今年のものはカヤネズミではなかった…らしい。
・機械刈り班➝案内文書でヘルメット携行を依頼。
・豚汁は300食分用意したが250食でいい。

■第21回乙女高原フォーラム (検討・連絡会議)

・企画書を県・市に送付し、それぞれ3者で担当者名を入れる。
・前回、スクリーンが小さく、ステージ奥の壁に投射したが見にくかった➝大きいスクリーンはないか?

■来年度の活動予定 (検討・連絡会議)
・遊歩道づくりの準備 ゴールデンウィーク中➝市主導で平日に…に変更。

乙女高原ファンクラブ世話人会

■第5期乙女高原案内人養成講座2024 (検討・連絡会議)
・テキストは入稿直前。
・ちらし作成中・・・配布に、県・市もご協力いただきたい。
・山梨県・山梨市・山梨市教育委員会の後援申請中

■2023年度総会にむけて (検討・世話人会)
・今回は世話人の改選がないことから、座談会を行ったらどうか…県の出前講座「甲武信エコパーク」
・会計監査人 小林奈都夫さんが快諾。

■そのた
・筑波大学大学院生の植生調査 あくまでファンクラブの活動の一環として来年実施。


【次回連絡会議/世話人会】
1月18日(木)19:00~ 牧丘総合会館 (山梨市役所牧丘支所)
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12月の観察交流会は「コケ」

2023年12月02日 | 乙女高原観察交流会
 いい天気でした。9時に牧丘の道の駅に集合したのは8人。簡単に自己紹介と予定の確認をし、さっそく車に乗って出発です。冬の始めなので、まずは氷華を見ようと、サワラ林と焼山峠で寄り道。さすがに今年は暖かい日が続いたせいか、あまり氷華が見られないなあと思っていたら、「ここにありますよ」と井上さん。落ち葉をかきわけると、その下に透明感のある白い氷華が次々に見つかりました。見つからなかった原因は「暖かい日が続いたから」ですが、そこにワンクッション入っていて、「暖かい日が続いた」→「先に落ち葉が積もってしまい、後から氷華ができたので、氷華が落ち葉に隠れてしまった」という事情があったようです。いつもの年だったら、落ち葉が積もる前に氷華ができるので、目立っていたのでしょうね。




 乙女高原に到着です。今日の案内人は塚田さんと大堀さん。さっそくお二人に案内していただきました。草原とは反対の沢の方に降りた・・・と思ったら、すぐに足を止めて、ミズナラの幹を観察しています。もう観察ポイントです。確かに幹の表面にコケが付いているのは分かりますが・・・よく見ると、アイスキャンディーのスティックが差してあります。スティックには「イトハイゴケ」「アラハヒツジゴケ」など、コケの名まえが書いてあります。聞くと、お二人で下見に来て、たくさんの、こんな「苔名板」をついておいてくださったといいます。それにしても、一本の木に3種類も4種類もコケが生えていて、それらについてお二人のコケ愛たっぷりの説明を聞いていたら、確かにここだけで半日過ごせそうだと思いました。ルーペでじっくり観察して、それをスケッチしていたら、日が暮れてしまいそうです。

 茎から葉が出ているのがはっきりわかるナミガタタチゴケのスケッチでは、茎から葉が出ている様子と、茎の上から糸のようなものが出て、その最後(てっぺん)に、細長い風船みたいに付いている蒴(さく)のスケッチをしました。蒴が言ってみれば、コケの「実」みたいなもので、中に胞子が入っているのだそうです。蒴が成熟するまでは帽をかぶっています。まさに「帽子」という感じで、この帽に特徴のあるコケもあるそうです。じっくり見て、スケッチしました。
 ナミガタタチゴケの帽は帽子というよりヘルメットみたいに見えます。先がとがっているところは、鳥のくちばしのように見えなくもないです。また、帽が蒴の頭の上に乗っかっているだけでなく、一部、蒴の横に垂れています。まるで蒴が短めのマントをまとっているようです。「ヘルメット・・・鳥のくちばし・・・マント・・・となると、これはガッチャマンではないか!!」これがぼくの結論です。ナミガタタチゴケのスケッチの隣に、ぼくが付けたあだな「ガッチャマン」と書いておきました。

 おそらく午前中で100mも移動しなかったと思います。それくらい「密度の濃い」観察会でした。いい天気ではありますが、とても寒い日でした。新品のエンピツくらい長い霜柱ができていました。ロッジに戻ってお昼を食べることにしました。沢は日陰が多く、そこに長時間座り込み、ルーペでながめたり、スケッチをしたりしていたので、体がすっかり冷えてしまいました。お日様のポカポカがとてもありがたかったです。 午後からもこの調子でコケ観察を続けました。スケッチする手を休めて、ふと時計を見ると、もう3時でした。あわててロッジにのぼり、解散しました。

 フィールドノートにぼくがスケッチしたコケは22種でした。家に帰ってから、手元のコケ図鑑で確認すると、このうち載っていたのは8種類だけ。約1/3です。つまり、今日観察したコケの2/3が、塚田さんや大堀さんがいなかったら、まったくわからなかったということです。いえ、図鑑を持って行ったとしても、図鑑に載っている種だとしても、とても同定できなかったと思います。お二人がこれまでのコケ観察によって蓄積されてきた知識に、改めて敬意を払います。














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