乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

2015年度 第4回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

2015年09月16日 | 世話人会
2015年度 第4回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

日 時:2015年9月16日 午後7:30~9:00


前回議事録の確認 ・・・異議なく承認された。



乙女高原連絡会議

■乙女高原を歩こう・谷地坊主について(報告・連絡会議)
 奈良からの参加者があった・・・谷地坊主を見るのが目的。

■乙女高原のシカ柵について(報告検討・連絡会議)
 9月14日に市担当者と業者(宮脇工業)とで現地確認。
 9月中に設置コースの草刈りをし、10月から本格施行する(ロッジ庭を資材置き場に)。
 11月の草刈りボランティアは、シカ柵設置後を想定して企画・準備する。

■草刈りボランティアについて(検討・連絡会議)
 昨年の反省から、防護メガネは購入する(耳栓は、すると音が聞こえなくなってしまうので、購入しない)。
 豚汁の材料については、竹居さんに一任するのでなく、ファンクラブでちゃんと予算措置する。
 準備項目、準備品については、市・県・ファンクラブで分担して準備する。
 県の予算で事前に刈ってもらう面積を、昨年より増やす。
 草原上部の遊歩道にもしっかり刈り草を入れる。
 女子用バイオトイレは使用不可(中の攪拌用スクリューの軸が折れた)
 ファンクラブによる下見・下準備は11月15日(日)雨天決行



乙女高原ファンクラブ世話人会

■マルハナバチ調べ隊について(反省・世話人会)
 9月6日(日) ラインセンサスで71頭。だいぶ回復した。

■草刈実験について(反省・連絡会議)
 午前は草刈り実験。午後からは、シカ柵設置を見込んでの植生調査。

■牧一小のガイドについて(報告・世話人会)
 9月2日(水) 竹居、内藤、山本、植原の4人で。
 牧二小のガイドは雨天中止。担当は山本さん→10月23日に延期。

■その他
 9月20日 NHK総合テレビ「さわやか自然百景」で乙女高原を放映。


           次回連絡会/世話人会 10月21日(水)19:30~
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草の刈り取り実験・9月

2015年09月13日 | モニタリング調査

 10メートル四方の正方形を草原内に設定し(これを「コドラート」といいます),コドラートごとに草刈りの時期を変えたらどうなるか?-を調べる実験を麻布大学野生動物研究室と始めて3年目。今年も6月14日に第1回目の刈り取りと調査,9月13日にその第2回目を行いました。

ちなみにコドラートは全部で6つ。それぞれの草刈り時期は以下の通りです。
 ①6月区・・・・・・・6月に区内の全植物を刈り取って効果をみる。
 ②9月区・・・・・・・9月に区内の全植物を刈り取って効果をみる。
 ③11月区・・・・・・11月に区内の全植物を刈り取る(現行の刈り取りの効果の確認)。
 ④2度刈り区・・・・・6月と9月に区内の全植物を刈り取って,2度刈りの効果をみる。
 ⑤選択刈り区・・・・・6月に区内のススキのみを刈り取って効果をみる。
 ⑥刈り取りなし区・・・全く刈り取りをしない区。

 9月の草刈り実験の活動には,麻布大学から高槻先生と学生の大竹さん、土屋さん。ファンクラブから宮原さん、三枝さん、松林さん、植原が参加しました。


調査のビフォーは、こんな感じ。



作業は、まず、②9月区,④2度刈り月区の方形区中のススキの草丈等を計測し、その後、宮原さんに草を刈っていただき、

(右は調査中の高槻先生,左は調査が終わった場所から草刈りをしている宮原さん



袋に詰めたり、ひもでしばったりして重さを計り、それをみんなで運び出すというものでした。





6月より草の量がだいぶ増えたので、運ぶのが大変でした。

【問題!】では、ここで問題です。
 9月にだけ刈り取る区②と、6月と9月に刈り取る区④では、
 もちろん②の草の量の方が多いですが,では、どれくらい多いと思いますか?
 (1)2倍くらい (2)1.5倍くらい (3)ほぼ同じ…答えはこのグログの最後に。


 午後からは高槻先生の提案による植生調査を実施しました。シカ柵設置後の草原の変化をモニタリングするために、調査地点を決めて定期的に調査しようというものです。草原内に10このポイントを設定し,杭を打ったり、ポールを立てたりしました。ここが調査ポイントになります。ポイントを起点に1m四方のコドラートを設定し,その中に出現した植物種名、被度,草丈を測定・記録しました。これらはすべて高槻先生が行い、植原が少しだけお手伝いをしました。
 すでに山梨県森林総合研究所には草原のフロラ調査(草原内の全植物名を記載したリスト作り)を、会員の林さんには草原以外のフロラ調査をお願いしていますので、これらと合わせて、シカ柵設置後の草原の変化を見守っていきたいと思います。


草刈り実験アフターはこんな感じ。




※【問題!】の答え・・・②は約64kg,④は約41kgでした。ですから、約1.5倍が正解。
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マルハナバチ復活のきざし?!

2015年09月06日 | マルハナバチ調べ隊
のち
今年度最後のマルハナバチ調べ隊が9月6日(日)に行われました。
いつ雨が降り出してもおかしくない天気。参加者も5人と少数精鋭です。
雨が降り出しては調査に支障があるので,開始早々ラインセンサス調査を始めました。



そしたら、マルハナバチが見つかる、見つかる。



昨年に比べて咲いている花の数も断然多かったです。ですから、訪れるマルハナバチの数が多いのもうなずけます。昨年2月の大雪の影響が、遅れて草原に出てきたのかなと思いました。



 「去年の大雪→シカの減少→去年はシカが食べた草が少なかった→去年元気に草が育った→今年花が多く咲いた」というストーリーです。ラインセンサス総計は71頭でした。マルハナバチの個体数の回復傾向が見て取れました。
 ・ミー 計46頭 (→ノハラアザミ33, ヤマハギ1,タムラソウ11,マルバダケブキ1)
 ・トラ 計06頭 (→ノハラアザミ2,タムラソウ4)
 ・オオ 計19頭 (→ノハラアザミ7,タムラソウ10,シオガマギク2)



 少し早めのお昼を食べていたら雨が降り出し、雨足も強くなったので,午後からの調査は中止としました。
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牧丘第一小学校、最後の案内

2015年09月02日 | 乙女高原案内人

今年度で牧丘・三富地区の4小学校が統合されます。
ですから、今まで牧丘の2~3小学校の案内をするのも今年で最後。

9月2日、牧丘第一小学校の5年生16名を対象に、乙女高原の案内を行いました。
天気はあいにくの「雨が今にも降りそうな」天気でしたが,決行しました。



ちょっとしたセレモニーの後、竹居さんに乙女高原の歴史と保全活動の状況について説明していただきました。
昨年、山梨ロータリーによって設置していただいた看板をうまーく活用されていました。
何も言わずにすっとフォローに入る内藤さんもさすがです。


次に森のコースの途中で,内藤さんの指導で森の勉強とゲーム。
まず、この森の優占種がなにかを観察しました。簡単に言うと「この森で一番ありふれた木の種類はどーれだ?」



優占種がシラカバとミズナラであることを確認した後,ゲーム。2チームに分かれ、それぞれシラカバとミズナラの子どもを探しました。
するとミズナラの子どもは見つかるのに,シラカバの子どもは見つかりません。ということは?



てっぺんで2班に分かれ,一つの班はウエハラとヨモギ頭の御料局三角点経由でブナじいさんへ。「胴回り」を計りました。
同時に、もう一つの班は山本さんとゲレンデ上で遷移の勉強。途中でローテーションしました。



最後に、今日おつきあいさせてもらった案内人から一言ずつ。子どもたちの心の中に今日一日のことが根付いているといいのですが。
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