乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

マルハナバチ調べ隊~初秋編

2023年09月02日 | マルハナバチ調べ隊

すごくいい天気でした。

 8月30日に「独りマルハナバチ調べ隊」を行った井上さん情報によると、ラインセンサス調査で、なんと249頭ものマルハナバチをカウントされたとのこと。井上さんにとって「私の過去最高数のマルハナバチ」だったそうで、今までのマルハナバチ調べ隊のデータと比べても、歴代2位の記録です(もっと多かったこともあったということです!!)。

 余談になりますが、マルハナバチ調べ隊を始めた目的は「調査方法を体験してもらい、今度は参加者一人一人が自主的にマルハナバチ調査をし、よりきめ細かいデータを取る」ということです。つまりは、井上さんの今回のような行動を多くの人にとってもらいたくて、やっているということです!!

 ちなみに、井上さんはこの日、ちょうちょのカウントも行っていて、「ヒョウモンチョウもたくさんいて、ほとんどミドリヒョウモンのようでしたが、ラインセンサスの1時間半くらいで36頭、午後、森のコースから草原のコースを歩いたら16頭いたので、計52頭です。多少重なりがあるかもしれませんが…。他にもキアゲハ、クジャクチョウ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、ジャノメチョウなど見ました」とのことでした。マルハナバチを調べながら、チョウも調べていたとは・・・すごいですね。

 さて、この日のマルハナバチ調べ隊には20人以上も参加者がいて、とても賑やかな会になりました。いつものように、マルハナバチの紙芝居からスタート。「マルハナバチの1年」のパートについては、久しぶりに参加した、中学性になったいぶきさんとあんなさんが読んでくれました。二人とも、とても上手に読んでくれました。ありがとう!!

 

 午前中の調査は、ラインセンサス調査です。草原内の決められたコースを決められた時間かけて歩きながら、見られたマルハナバチを記録するというものです。説明と先導を鈴木さんにお願いしました。列が長くなってしまうので、途中途中に芳賀さん、角田さん、駒田さん、岡崎さん、渡辺さんなどスタッフに入ってもらいました。たくさんのマルハナバチが見られましたよ。

 詳しくは、ぜひ角田さんが作ってくださったユーチューブ動画をご覧ください。

 https://youtu.be/MZ4GLeTdC2U

 

 印象的だったのは、蜜がそんなに出るとは思えないゴマナにもいたことです。まるで掃除機でも動かすように花の上をすべるように動いていました。きっと、この動きで花粉を体に付けて、あとでまとめて、足の花粉バスケットに付けて、持ち帰ろうとしているのでしょう。ということは、巣にはまだ育ちざかりの幼虫がいるということです。

 結局、ラインセンサスでは100頭のマルハナバチをカウントすることができました。

 内訳は、オオマルハナバチ57、ミヤママルハナバチ26、トラマルハナバチ17でした。

 人気のある花ランキングは、1位タムラソウ(21頭)、2位ヤマハギとノハラアザミ(20)、4位タチフウロ(18)、あとの花は10頭以下でした。これらは昼食中におにぎりを食べながらデータをまとめ、午後の部の始めで紹介しました。

 

 午後からは待ち伏せ調査。参加者の1人1人に選んでもらった花の前に15分、待ち伏せてもらい、訪れるマルハナバチを記録するというものです。各自2ラウンド行ってもらい、帰って来たら結果を報告してもらいました。それを集計しました。そのままでは花によって待ち伏せ時間が違ってしまうので、1時間当たりに換算しました。概要を報告します。

 ゴマナ1時間当たり60頭、タムラソウ34.4、ハバヤマボクチ24、ヤマハギ24、ノハラアザミ22.6、セイタカトウヒレン16、タチフウロ16、マルバダケブキ12、アキノキリンソウ10、ツリガネニンジン0、オミナエシ0

 最後の二つが「0」なのは誤植ではありません。「0」というデータも大切です。

 最後にマルハナバチのデータが乙女高原を囲むシカ柵設置につながったことをお話し、マルハナバチ調べ隊を終えました。今年は3日間とも天気に恵まれ、予定通りに実施することができました。ご協力くださいました皆さん、ありがとうございました。

 

 マルハナバチ調べ隊終了後、笛川小・日下部小の子どもたちを案内する予定になっているスタッフで残り、案内についての打ち合わせを行いました。こちらもご苦労様でした。

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マルハナバチ調べ隊~盛夏編

2023年08月05日 | マルハナバチ調べ隊

 とてもいい天気。盆地では今日も猛暑日だと思いますが、乙女高原は「そんなことどこ吹く風」で22℃です。日陰にいて、風でも吹いてこようものなら、もうこの世の天国です。

 さて、そんな乙女高原で、今年で21年目となるマルハナバチ調べ隊の今年2回目の調査です。いつもの年だと夏の回には夏休み中の子どもたちがたくさん参加してくれるのですが、今年はどういう「風の吹き回し」か子どもの参加者は0。「オ・ト・ナのマルハナバチ調べ隊」になってしまいました。総勢13人です。自己紹介を終えたら、マルハナバチの特徴と種類を写真を使いながら説明しました。そして、マルハナバチの1年間を、紙芝居を使って、芳賀さんが説明してくださいました。


 いよいよラインセンサス調査に出発です。先頭を鈴木さんが歩いてくださいました。鈴木さんは初めての方にもわかりやすく説明しながら、ゆっくり歩いてくださいました。「オオバギボウシに来たトラちゃんが次にどの花を訪れるでしょうか」とか「これはマルハナバチではなくアブです。違いがわかりますか」とか。鈴木さんがゆっくり歩いた理由には、じつはもう一つありました。マルハナバチがいっぱい来すぎて、なかなか前に進めなかったのです!!
 途中、マルハナバチが蜜を吸うわけでもなく、花の上をクルクル走り回っている行動も見ることができました。今頃咲いている花だったら、シモツケやシモツケソウ、シシウドなどで見られるのですが、これは、マルハナバチが花粉ばかりを集めている行動です。
 結局、いつもは1時間かけて歩くセンサス・コースを歩くのに17分オーバーしてしまいました。
 ラインセンサス調査終了後、お昼ごはんの時間にしました。遠くで雷の音が聞こえたので、お昼の時間を少し短めにして、午後の調査を早く始められるようにしました。私はお昼を急いで食べ終わり、調査結果を集計しました。

 午後は調査結果の発表から始めました。
 全部で119頭のマルハナバチがお花を訪れていました。平均すると、1分間に2頭ずつ見ていたことになります。
 内訳はトラマルハナバチが93、オオが13、ミヤマが13頭でした。
 お花の人気ランキング・ベスト3は、第3位ヤナギラン21頭(全部トラ)、第2位ヒメトラノオ22頭(トラ12、オオ8、ミヤマ2。3種のマルハナバチからまんべんなく支持されている感じです)、そして栄えある第1位はノハラアザミ28頭(トラ27、オオ1)でした。
 9月の調査で、これらがどう変化するのか楽しみです。

 午後の調査は待ち伏せ調査です。午前の調査で参加された皆さんは、だいたいどんな花にマルハナバチが来ているのか理解できたと思います。その中から1人1人で調査するお花(の群落)を決め、その前で15分間マルハナバチが来るのを待ち伏せします。来たら、どんなマルハナバチがどんなことをするのか観察して記録します。15分の調査を2回したら、帰ってきます。1回目と同じ場所で調査してもいいし、違う場所・違う植物の調査をしてもいいことにしています。それらの結果を集計します。
 井上さんが以上の説明をしてくださいました。
 皆さんが三々五々草原の中に散ったところで、私は角田さんと一緒に観察会の片付けを始めました。また、乙女高原ファンクラブでこのような活動をする際には、グリーンロッジの建物が少しでも傷まないように、窓等を全部開け放して、建物に風を通すようにしているので、それを片っ端から閉める作業も行いました。
 皆さんが帰ってきたので、調査結果をお聞きして、集計用紙にまとめました。
 結果、ダントツだったのが、ヤナギランでした。井上さんが15分間にトラ5ミヤマ16頭を、菱山さんが15分間にトラ26 ミヤマ7頭を、浅田さんも15分間にトラ26 ミヤマ7頭を、篠原さんが15分間にトラ5ミヤマ1頭を観察しました。合計すると、観察時間はちょうど1時間(60分) になり、トラ72ミヤマ31で計103頭です。
 このように調査結果を集計し、1時間あたりに換算して比べます。第2位はクガイソウの32頭、第3位はヒメトラノオの22.4頭でした。午前の調査でトップだったノハラアザミはなんと第5位に転落し、1時間当たりで4頭でした。いったいノハラアザミに何があったというのでしょうか??!

 これで本日のマルハナバチ調べ隊は終了です。今日も観察に双眼鏡が大活躍でした。この双眼鏡は50cmという近距離でもピントが合うので、花に来る虫の観察にはもってこいです(ペンタックスのパピリオという双眼鏡。6.5倍のものが使いやすいです)。

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マルハナバチ調べ隊~初夏編

2023年06月25日 | マルハナバチ調べ隊

※三枝さんがレポートを書いてくださいました。

 天気は曇り空。乙女高原は10時を過ぎても気温17度です。太陽が出ていないせいか肌寒く感じます。
 今日は21期マルハナバチの調べ隊の一回目です。草原のところどころにレンゲつつじの花が終わりを迎えて橙色の花を残しています。今年はいつもの年よりもすべてが1週間から10日早く花も進んでいます。マルハナバチのグッズ(戦車・トランスフォウマー・マルハナバチの指人形等)ハリーポッターのダンブルドア・教科書に載った鷲谷いずみ先生のサクラソウとマルハナバチなど多彩なマルハナバチに関する資料もテーブルに展示しました。参加者15人(小学生4人)初めての参加者は4人です。会の始まる前に展示物を見て楽しみました。
 10時、参加者の自己紹介で会が始まりました。参加者の住所は、東京1、千葉1、甲府市4、甲斐市1、大月1、甲州市2、山梨市5(人)でした。

プログラム1マルハナバチの特徴と種類  写真とパンフレットで説明
    2マルハナバチの紙芝居 5年生の奥平純太君にお願いしました。
    3乙女高原のお花たちのパンフレットの説明
    4マルハナバチのライセンス調査  午前中1時間かけて行う
    【昼 食】
    5マルハナバチの待ち伏せ調査   午後15分ずつ2回行う

 10時40分~11時40分、マルハナバチのライセンス調査に3班に分かれて、草原のコースからつつじのコースに5分ずれて行いました。草原には主にアヤメが咲いてヤマドリゼンマイがミステリーサークルみたいに草原のあちこちに広がりを見せています。アマドコロ・キンポウゲ・ニガナ・シロバナニガナ・キジムシロ・ミツバツチグリもまだ咲いていました。肌寒さでマルハナバチが飛んでいません1時間の調査でナガマルハナバチ1・トラマルハナバチ2・ミヤママルハナバチ1の計4頭です。ロッジに帰って各班集計しました。他の2班も同じような結果です。お花にはマルハナバチばかりではなくいろんな種類のハナアブや甲虫が足元にはバッタ類が賑やかです。

 午後からは待ち伏せ調査ですいつもこの時期は梅雨の時期で午前中で切り上げることが多かったですし、コロナの影響もありました。私にとって4年ぶりの調査です。この時期は草原内はお花もまだ多くなく、いつもの時期ならレンゲツツジが待ち伏せ調査の対象ですが今年はほとんど咲き終わっています。山のコースの入口のニシキウツギを選んで待ち伏せ調査開始。高さ2メートルぐらい。1メートル四方の範囲に、白と赤の混じったお花がいっぱい咲いています。15分間でトラマルハナバチ7頭です。次は草原のコースに移動してアヤメの固まっている場所で15分待ち伏せ、トラマルハナバチ1頭でした。
 ロッジの駐車所に帰って集計と他の人たちの様子を聞きました。ヤマオダマキで2人で待ち伏せ15分0頭・兄弟2人でレンゲツツジで15分トラマルハナバチ1頭と、皆さんマルハナバチになかなか会えなかった様子でした。

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2022年9月のマルハナバチ調べ隊

2022年09月03日 | マルハナバチ調べ隊

 昨日の笛川小学校5年生自然学習に引き続いての本日だったので、体はちょっときつかったですが、今日のほうが天気が安定するという予報だったので安心していたら・・・朝からパラパラ雨。それで自主的に参加を取りやめた方もいらっしゃいました。結局、角田さんご夫妻、芳賀さんとお孫さんのいろはちゃん、植原の5人でラインセンサス調査をしました。天気は曇りでしたが、薄日が差す時間帯もありました。いつもはだいたい1時間でセンサス・ルートを歩くのですが、今日はほかにもいろいろと面白い発見があり、30分以上も超過してしまいました。

 一つはキアゲハの幼虫です。毎年この時期、シシウドの葉に、いろいろな段階のキアゲハの幼虫が観察できます。隠れることなく、葉っぱの上に堂々とたたずんでいるので、とても観察しやすいです。小さいのは黒地で、体の真ん中あたりに黒い筋が横に入ります。まるで鳥の糞のようです。大きくなり終齢幼虫になると、ビビッドな緑色と黒のシマシマ模様に赤いドットがたくさん入る・・・という刺激的なデザインになります。ノーメイクでこんな模様を持っているのですから、すごいと思います。いろはちゃんが幼虫をツンツンと優しくつつくと、幼虫が「イタイ、イタイ!」と言いながら(?)橙色の角を出します。角はⅤ字型で、細長い風船に空気を詰める感じでふくらみます。おもしろくて、何回かやるうちに、幼虫もくたびれたのか、角を出すのをやめました。


 キアゲハ成虫の産卵シーンも見ることができました。キアゲハが葉っぱに止まっては「違うなあ」といった感じで飛び上がり、また、別の葉に止まり・・・というのを繰り返しています。こうやって幼虫の食草であるシシウドを探り当てて、卵を産むようです。どうやってシシウドと確認しているのか不思議だったので、帰ってから調べてみると、「成虫は空を飛びながら、(1)複眼でそれらしい植物を探し、(2)近づいて触角で匂いを嗅ぎ、食草らしいと判断したらその葉に止まり、(3)味覚を持つ「感覚毛」と呼ばれる毛が生えた前脚でトントンと葉を叩いて味を確かめて食草だと確認する」のだそうです。脚で味を確かめて卵を産んでいたのですね。不思議だし、すごいなあ。

 もう一つの楽しい観察は、ハンゴンソウに付いた虫こぶ。たくさん付いています。一つがピンポン玉くらい大きなのもありました。「中はどうなっているんだろう?」と芳賀さんが割ってみると、強烈なにおい。そして、中から、小さな小さな橙色のいもむしが4頭出てきて、超スピードで逃げ回りました。家に帰って調べて見たら、これはハンゴンソウメタマフシといって、タマバエの1種によってハンゴンソウの側芽に作られる虫こぶだそうです。ハンゴンソウには花にも虫こぶができますが、これはハンゴンソウハナタマフシといって、ハンゴンソウハナタマバエによって花または実に作られる虫こぶで、ハンゴンソウメタマフシとは別物のようです。


 他にも、ヨモギ、ゴマナ、ホタルサイコにも虫こぶが付いていました。

 さて、今日のラインセンサスの結果です。

・合計50頭のマルハナバチに遭遇。マルハナバチが訪花していたのは6種の植物。
・見られたのはオオマルハナバチのオス蜂3頭・不明2頭以外すべて働き蜂だった。トピックはオオマルハナバチのオス蜂が見られたこと。
・マルハナバチの内訳はオオマルハナバチ6、トラマルハナバチ33、ミヤママルハナバチ11と、2/3がトラマルハナバチだった。
・訪花植物の内訳は、ノハラアザミ21、タムラソウ14、ヤマハギ12、アキノキリンソウ・キンミズヒキ・マツムシソウ各1だった。
・マルハナバチ各種の訪花傾向は、以下のようだった。
 オオマルハナバチが訪れていた植物は4種。ノハラアザミ2、ヤマハギ2、アキノキリンソウ・タムラソウが各1。
 トラマルハナバチが訪れていた植物は5種。ダントツ多かったのはノハラアザミ19頭だった。そのほか、タムラソウ9、ヤマハギ3、キンミズヒキ・マツムシソウに各1頭だった。
 ミヤママルハナバチが訪れていた植物は2種。ヤマハギに7、タムラソウに4頭だった。

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2022年8月のマルハナバチ調べ隊

2022年08月06日 | マルハナバチ調べ隊

 井上さんがレポートを書いてくださいました。

 本年度の第2回目のマルハナバチ調べ隊が8月6日(土)に行われました。天気予報は曇りのち晴れ、ところが乙女高原に着くと霧雨が降っていました。三枝さんが早めに来て、ロッジの玄関前に受付の準備をして下さっていました。こんな天気なので、参加者も少ないだろうと思っていたら、ぞくぞくと人が集まってきて、スタッフ5名、お客さん12名、総勢17名という大人数になりました。子どもたちも4名いました。
 いつものように始めに、マルハナバチの種類や特徴について三枝さんから説明があり、「マルハナバチの一生」の紙芝居は角田さんが初デビュー、そんなことをしているうちに霧雨も止んで、空も少し明るくなってきました。事前に三枝さんが草原を歩いたらマルハナバチは全くいなかったということでしたが、せっかくなのでラインセンサス調査に出発しました。
 草原に入ると、いろいろな花が咲いていました。オオバギボウシ、オミナエシ、タチフウロ、ノハラアザミ、ヨツバヒヨドリ、チダケサシ、コオニユリ、ヒメトラノオ、ヤナギラン、シシウドなどなど。マツムシソウも咲き始めていました。こんなに花が咲いているので、天気が良ければたくさんのマルハナバチやチョウ、その他の昆虫がでてくるはずなのですが、花には水滴がついているし、気温は20℃と涼しいため、虫があまりいません。花の説明などしながら、進んで行くと、空がだいぶ明るくなり、暖かくなってきました。すると虫の羽音が聞こえ始め、ハチやアブなどが出てきました。花の説明の時は退屈そうだった子どもたちも、がぜん元気がでてきたようでした。トラマルハナバチ(トラ)の一番人気はノハラアザミです。オオバギボウシに潜り込むトラも見ました。トラは今回の調査でいちばんたくさん見られました。ミヤママルハナバチ(ミー)はノハラアザミ、クルマバナ、ヤマハギにきていました。オオマルハナバチ(オオ)はタチフウロからタチフウロをまわって吸蜜していました。草原のコースからツツジのコースといういつもの調査のコースを1時間ほどかけて戻ってくると、また霧が出てきました。
 ロッジ前で調査のまとめ。今回の調査で私が見たのは、トラ10頭、ミヤマ4頭、オオ2頭の計16頭でした。三枝さんは18頭見たとのこと。花粉団子をつけていないマルハナバチが多くて、働き始めたばかりだったのでしょうか。午後のまちぶせ調査は空模様があやしいので、中止となりました。
 天気が悪かったけれど、マルハナバチを見ることができてよかったです。美しいアサギマダラを見ることもできました。マルハナバチをかわいいねと言う人やお花がきれいと言っている人もいて、楽しいマルハナバチ調べだったと思います。

※マルハナバチ調べ隊の角田さんユーチューブは・・・
 https://www.youtube.com/watch?v=NhhyH-_yzso

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