乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

第2回スミレ観察会

2013年05月25日 | 観察会
5月25日、今年第2回目のスミレ観察会を実施。15名のスミレ・ファンが参加してくださいました。

はじめの会です。今回の講師も依田さん。今回は地元山梨CATVの取材がありました。


みんなでスミレを探しました。やっぱり目が多いっていいですね。一人では見逃してしまったこと、見つけられなかったものがたくさんあるのに、みんなでみると、人の発見までいただけるので、最高です。


こんなにたくさんの花をつけたサクラスミレがあり、


今年も出会うことができました。シロバナサクラスミレ。
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第1回スミレ観察会

2013年05月12日 | 観察会
 遊歩道づくりの午後はスミレ観察会。16人の参加者があり(ほとんどは遊歩道づくりからの継続参加),春のスミレ観察を楽しみました。スミレ観察会の講師・「フィールドガイドⅢ スミレ・ウォッチング」編集代表の依田さんからメールをいただいたので,転載します(以下,依田さんからのメール)。

乙女高原ファンクラブの皆さんへ。
 12日のスミレ観察会を兼ねた、遊歩道づくりご苦労様でした。新しいスミレは見つかりませんでしたが、楽しい観察会でした。昨年に続きオトメ(真ん中の白い1本)は健在でした。井上さんの見つけた(ひな?)は花の側弁に毛が無い、色が濃い等、交雑種かと調べてみましたが分かりません。続けて調べてみます、お気づきの方があれば教えてください。次回の観察会も行けると思いますが…。当会員でもあり、三ッ峠ネットワークの山本さんが次回の観察会の参加をメールで呼びかけてくれています。皆さんよろしくお願いいたします。 依田 昇 (メール終わり)

 また,参加した皆さんからも感想文を預かっていますので,ご紹介します。

●未だ緑色の乏しい草原の何処にスミレが咲いているのか半信半疑でしたが、注意深く見ると、彼方此方に咲いている、その姿に驚かされました。さらに、その小さな小さな花をかがんで見ると、意外に複雑な姿であることに気が付きまたまた驚かされました。こんなに密やかで可憐な花と、その回りの小宇宙の存在を知ってしまうと,たとえ遊歩道であっても、注意して歩かなくてはならないと思い知らされ、自然と人間のつき合い方についても、改めて考えさせられる機会となりました。
●井上さんの見つけてくれた最後のスミレ,期待します。サクラスミレが見れてよかった。
●今年はいつもの年より花丈も小さめでしたけど,色はあざやかで孫とともに楽しみました。ミヤマ,ヒナスミレ,最高。
●今年の花は小さくて,寒さが厳しかったのかと思われました。厳しい環境の中でも花はがんばっているのだなと思いました。
●初歩からのスミレ観察となりました。色々な形・色にビックリです。参加回数を重ねていこうと思います。楽しかったです。
●神奈川ではスミレの時季も終わりましたが,乙女はこれから。今後の出会いを楽しみにしています。
●スミレの種類・見分け方はよく分からないながら,ただ楽しい!観察会でした。ありがとう。
●2年ぶりのスミレ観察会に感激。あらためて乙女高原のスミレの種類の多さにびっくり。貴重なフィールドをいつまでも次世代に引き継ぎたいと思います。
●小さいながら今年もまたスミレが何種類も芽を出していたが,今までと違って咲き方も小さいが,さらに観察を続けていきたいと思いました。

【観察できたスミレの花】エイザンスミレ,サクラスミレ,アケボノスミレ,アカネスミレ,ヒナスミレ,タチツボスミレ,ミヤマスミレ,オトメスミレ

次回は今度の土曜日(5月25日)です。12日には観察できなかったスミレも咲きだしていると思います。お楽しみに!

スミレ観察会常任講師・依田さん。ダンディ!!


おばあちゃんと観察会、うれしいな。


どうして大人って、みんな地面に這いつくばっているのかなあ(ひなちゃん)


スミレを観察するためだよ(エイザンスミレ)


ヒナスミレ





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第14回(14年目の)遊歩道づくり 2013年5月12日

2013年05月12日 | 遊歩道作り
 週間天気予報では雨だったのですが,予報はだんだんいい方にずれ,結局,1日いい天気でした。今年も60人もの乙女高原ファンが集まり,和気あいあいと乙女高原のために汗を流しました。参加者とはいえば,毎年,田丸グリーン基金の方々が大勢参加してくださり,とても助かります。今年も25人もの方々が参加してくださいました。参加者全体の半数にも迫る勢いです。

開会行事の様子です。


竹越山梨市長さんのあいさつです。


宮原乙女高原ファンクラブ代表世話人のあいさつです。


遊歩道のルート別に班を作りました。


さあ、いよいよ出発です。


 とてもスムーズに作業を進めることができました。昨年は,ロープを延ばすときに,ロープがからまってしまい,これを戻すのがたいへんでしたが,今年はロープの束を本部に置いておき,そこからロープをどんどん延ばしてもらったので,からまることもなく作業を進めることができました。


 また,毎年のことなのですが,この作業に先立って,市・県・ファンクラブ合同で下見をし,交換が必要な杭の本数を遊歩道のコースごとに調べておいたので,どの班が杭を何本持っていけばいいかがすぐにわかりました。おかげさまで,1時間も早く作業を終わらせることができました。




終わりの会で、三枝代表世話人のあいさつです。


 今年,草刈り実験をします。10メートル四方の方形枠(コドラート)を草原の中に5カ所,設定し,それぞれ草刈りの仕方を変えて,その後の草原生態系にどんな違いが見られるのか探ります。これは,麻布大学野生動物学研究室(高槻研究室)との共同事業です。で,県の職員の方や麻布大学の高槻先生らと一緒に草原を歩いて,コドラートをどこに設定するかを決め,杭を打ちました。この作業を遊歩道づくりと平行して行いました。




 また,高槻研究室では1m四方の枠に網を張った方形柵を今年も設置しました。シカによる食害を完璧にシャットアウトし,まわりとどう違ってくるかを研究します。1メール四方の緑のネットが草原の中にポッと置いてある感じです。
 さらに,高槻研究室では,遊歩道のロープに赤いビニールの印を付け,これを位置情報として,草原の植物と訪花性昆虫との関係を調べます。くれぐれも赤いビニールにイタズラしないでね。
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