乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

マルハナバチと谷地坊主

2018年05月27日 | 街の駅・乙女高原展

乙女高原展シーズン13は、マルハナバチと谷地坊主のダブルテーマです。

お近くにおいでになられましたら、ぜひ足を伸ばしてみてください。

 

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第3回スミレ観察会

2018年05月19日 | 観察会

※スミレ観察会リーダーの依田さんがレポートを書いてくださいました。

 小田原を出たときは雨でした。東富士道路は50m先が見えない濃霧で乙女高原にはギリギリの9時30分に到着しました。

 今日の参加者は井上さん、芳賀さん、渡辺さん、鈴木さん、渡辺さん、植原さん、依田(三)、依田の8名でした。二回目の観察会が一週間前の遊歩道作りの日にあったばかり、小雨にもかかわらず25名の参加がありこの日に皆さん参加されてしまったのでしょう。

 今年はスミレもその他の山草も花の咲く時期がすごく早くなりました。何がこの状況を作ったのか分かりませんが、来年の観察会は日程を決めるのが難しくなりました。

 参加者は気心が知れた人達、一、二回目にも参加した人、相談の結果、今日はサクラスミレに絞って観察する事にしました。

 

 10時出発、草原を左に横切り始めにシロバナサクラスミレに会いに行きました。いつもの場所で7,8株見つかりました。その後、全く離れた別の場所でも1株見つかりました。来年は、他の場所でも見つかる希望が出て来ました。

 

 草原にはサクラスミレが沢山咲いていました。大きい花をつけた株、7~8輪の花をつけた株、同じようにロッジの横の林内でも見事に咲いていました。

今回の観察会はサクラスミレの満開に合わせた会になりました。午前中残り時間に以前見つかったチシオスミレ、アルガスミレを見つけてみましたが残念ながら今年は見つかりませんでした。

 

 

 昼食後、ヨモギ頭への道で、シロバナエゾノタチツボスミレが数株見つかりました。咲き始めらしくしっかりとした姿でした。

 

 今日見たスミレは①サクラスミレ②シロバナサクラスミレ③シロバナエゾノタチツボスミレ④ニョイスミレ⑤シコクスミレ⑥ミヤマスミレ⑦アケボノスミレ⑧マンジュリカ⑨タチツボスミレ⑩ソラムキタチツボスミレ⑪キョナシタチツボスミレの11種でした。このうち⑤⑥⑦⑧⑩⑪は1~2株見つかっただけでした。①②③④⑨が咲き終わると、スミレは早々と来年の準備に掛かるのでしょう。

 

 久しぶりに乙女高原に来て、沢山のサクラスミレに出会えて幸せでした。

 今年は、総ての山草の咲く時期が早くなった事は、四季の森でスミレ観察会の時期に見られなかったツマトリソウの花の咲いた群落を初めて見た事です。

 大きな蕾のレンゲツツジや、クリンソウなども咲き始めてきました。

 いまから楽しみな花がいっぱいの乙女高原に大感激でした。

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雨の中のスミレ観察会

2018年05月13日 | 観察会

午後から天気が崩れるという天気予報だったため、午前中の「遊歩道づくり」をできるだけ早く終わらせたかったのですが、なんと10時半には作業が終わってしまいました。早くて、びっくりです。

スミレ観察会はもともと午後からの予定でしたが、「雨が降ってこないうちに、森のコースの上に咲いているスミレだけでも見に行こう」ということになり、さっそくスミレ観察会の始まりです。

なんと25人もの参加者がありました。

草原の中は花はまったく咲いていないように見えました。フデリンドウなんかは晴れてないと花を閉ざしてしまうので、見えないのです。森のコース途中で、エイザンスミレの花を見ることができました。

「てっぺん」では、さすがにヒナスミレはもう終わっていましたが、タチツボスミレやアケボノスミレ、アカネスミレを見ることができました。

帰って来て、ロッジのベンチでお昼を食べ始めたのはいいのですが、そのうち、大粒の雨が降り出してしまったので、急遽ロッジに避難し、中でお弁当を食べました。

そして、いよいよ午後の部のスタートです。

全体での説明はここで済ませ、あとは雨の中、各々で観察してもらうことになります。

ここでは、前回も大活躍した「スミレ・カード」を使って、前回のスミレ観察会で見られたスミレを確認したり、「サクラスミレの変わり種」を見比べてみたり。

いよいよ、ここからは雨の中の観察なので、詳しい写真はありませんが・・・

雨の中、森の中(林床)を25人という大勢で歩くと、たいへんなことになるなという経験をしました。

もちろん、お一人お一人に悪気はないのですが、「塵も積もれば・・・」のコトワザ通り、皆さんが写真に撮りたい花があれば、大勢が入れ代わり写真を撮るので、そこの地面がみるみる荒れていくのがわかります。少ない人数だったら、ほとんど問題にならないことも、大勢だからこそ、問題になってしまうんだな・・・ということがわかりました。

このような場合、道だけを歩くようにするといった配慮が必要になると思いました。反省です。

 

もう一カ所での観察を予定していたのですが、「乙女高原自然観察交流会」のメンバーは、違う場所で観察していただくこととして、人数を少し減らしていきました。そして、各々が三々五々歩くのでなく、できるだけ同じ道(けもの道ですが)を歩いていただくようにしました。自然へのインパクトを少しだけ減らせることができました。

 

 

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遊歩道づくり

2018年05月13日 | 遊歩道作り

※参加された渡辺さんがレポートを書いてくださいました。

 

乙女高原の植物を保護するために毎年行われている遊歩道作り。

今年も山梨県、山梨市、乙女高原ファンクラブ主催で、ボランティア参加者のご協力により無事に立派な遊歩道が完成しました。

天気は作業終了まで曇り空、強い日差しがなかったため作業しやすい条件になりました。

 

9時前、集合場所のグリーンロッジの駐車場には県内外から多くの参加者が集まってきました。

※参加者の皆さんがいらっしゃる前に、スタッフで準備万端整えました。

※受付の様子です。

※受付終了後、ロープ結びの練習です。杭をまわすだけでしっかり結べる「とっくり結び」をマスターします。

 

 

午後から雨の予報のため、9時半からのはじめの会の開始を前倒しして進めることにしました。

はじめの会の挨拶、諸連絡の後、コース別に打ち合わせを行います。

※諸連絡の中で、今年も㈱田丸さんの「田丸グリーン基金」より助成金をいただきました。

 田丸グリーン基金さんから助成金をいただくのは15回目(=15年目)となります。

 

 

今回の作業は痛んだ杭の打ち直しとロープ張りです。草原のコース、ツツジのコース、森のコースの各コースごとに参加者が別れ、それぞれスタッフの指示によって打ち合わせを行います。

杭の打ち直しが必要な箇所は事前の下見で目印として竹の棒を差してあります。

ロープ張りでは高原内への立ち入りを制限する目的で、遊歩道に沿って立つ杭と杭の間にロープ結びつける作業ですが、結び方にちょっとしたコツが必要です。

初めての方や1年ぶりの作業なので忘れてしまった方がいるのでコースに出る前に経験者に手順を教えてもらいます。

作業手順が明確になったら杭、かけや、ロープなど重量のある材料の運搬を男性男性陣に任せてコースに向かいました。

作業を開始します。

スタッフの指示に従って作業を進めます。まとめたロープを解く際に絡まないように作業を進めなければなりません。

「ロープを解くのに毎年苦労するんだよな」との声が聞こえてきますがさすが毎年参加の常連さん、コツを思い出すと流れるように作業が進むようになりました。

作業中は高原のいたるところから楽しそうな会話や笑い声が響いてきます。普段は野鳥の声しか聞こえない高原がこれほどぎやかになるは本当にうれしいことですね。

※山梨市役所の皆さんは、シカ柵出入り口の高さを調節する作業もしてくださいました。


 

すべてのロープを張り終えるのとほぼ同時にポツリポツリと雨粒が落ちてきました。作業終了を知らせるかのようなタイミングでの雨です。

コースに散っていた参加者は、再びロッジ前の駐車場に集合し、おわりの会で締めくくりました。

いよいよ乙女高原の本格的なシーズンスタートです。完成したきれいな遊歩道を改めて眺めていると、大勢の人が楽しく高原内を歩く姿が目に浮かんでくるようです。

※遊歩道にはこのような「看板」もセットされています。ご覧ください。

 

※また、ロッジ玄関には、このような展示もあります。ご活用ください。

 

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