乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

乙女高原展シーズン11「乙女高原フォーラム」の歴史

2017年11月26日 | 街の駅・乙女高原展

山梨市駅前の「街の駅」の一角を借り、展示用ボード1枚を使って継続的に乙女高原と乙女高原ファンクラブの情報発信をしている「乙女高原展」。そのシーズン11として、来年1月28日に行う乙女高原フォーラムにちなんだ展示を開始しました。

 

 

一つは、ポスターを通して乙女高原フォーラムの歴史をたどるコーナー。今回で乙女高原フォーラムは17回目となりますが、今までのぽすたーを全部、展示しています。眺めると、それにしても、スゴい人たちをお呼びしたもんだ・・・と、あらためて思います。

 

そして、今回のフォーラムにちなんで、乙女高原で見つかった地上巣の写真や、地上巣の実物を展示しています。

「お持ち帰り自由」のパンフレット類もあります。

お近くに来た折には、ぜひお立ち寄りください。

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初めての延期! 草刈りボランティア

2017年11月26日 | 草刈りボランティア

例年11月23日に行ってきた乙女高原の草刈り。

17年間、雨や雪に降られることがありませんでした。18年目にして初めて「雪で中止」です。

そして、11月26日(日) 、来れる人だけ集まって、できる範囲で草刈りしました。

幸いにも、天気に恵まれました。

 

金峰山は前日の雪で真っ白でした。

 

側溝に落ち葉がたまって水が道路にあふれだし、道路全面が凍ってしまったところは、このように側溝にたまった落ち葉を取り、路面凍結がなくなっていました。山梨市の職員の皆さんの作業のおかげです。

 

万が一のための救急医療品です。AEDは緊急車両の中です。

 

作業開始。草を刈ったり、刈った草を遊歩道に敷き入れたり。それにしても、いい天気!

 

遊歩道の両側から外してきたロープは、巻きなおして、整理します。

 

途中、ネズミの巣も見つかりました。上半分は刈り払い機でスパッと切られてしまいました。

 

用事があって、先に帰ってしまった方もいました。いつもの年の1/5~1/6の参加者です。来年の草刈りちらしには、顔がはっきり映りますよ。

 

草刈りが終わった後の乙女高原です。草原上部に草が刈り残されてしまいました。やっぱり例年の200~260人の参加者のパワーはすごいです。

 

「ゲレンデ」の上から見たところ。

いずれにしても、草刈りが終わると、乙女高原は冬に包まれます。

 

 

 

 

 

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2017年度 第6回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

2017年11月16日 | 世話人会
日 時:2017年11月16日 午後7:30~9:00

前回議事録の確認・・・異議なく承認された。


乙女高原連絡会議

■草刈りボランティア     (検討・連絡会議)
・往復バス 林道通行許可は進んでいる(市)。
・バス申し込み者は少なく8名。原因として①ボランティアボード掲載なし,②マスコミ報道なし,③県立大学「環境論」受講者が少ない。
・10月12日(日)下見会無事終了。
・昼食後の団体紹介は「笛吹荘」
・準備項目・準備品準備は完了。スタッフ配置表を確認。参加者配布資料を確認。日程表を確認。

■乙女高原フォーラム     (検討・連絡会議)
・ちらし完成→市に1千,県に2千。
・企画書を提案。検討は次回世話人会で。


乙女高原ファンクラブ世話人会

■自然観察交流会(報告・世話人会)
・11月4日、参加者5名。
・草原の地上巣、キク科のたね(わたげ)の多様性、イボタノキとセミの謎の関係などを観察。 
・次回は、12月2日。

■その他(報告・世話人会)
・秋の観光地清掃に4名参加。
・11月17日、県立大学にて、乙女高原の自然保護について植原が講義。
・甲武信ユネスコエコパーク申請のニュースがあった。


次回連絡会/世話人会 12月14日(木)19:30~ 山梨市役所牧丘支所2階第4会議室
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草刈りボランティア準備会

2017年11月12日 | 草刈りボランティア

11月12日(日)はとてもいい天気でした。
 乙女高原に10人が集まり、和気あいあいと準備をしました。「草刈りボランティア」は200以上もの人が集まる大規模なイベントです。その準備ですから、このくらい多くの方に集まっていただけると、とても助かります。複数人で協力して作業ができますし、かつ、大人数なので細かく仕事が分担でき、短時間で終わらせることができるからです。
 10時前から作業を始め、12時前にはすべての作業を終わらせることができました。ベンチで、角田さんがもってきてくださったカブの漬け物やナシ、三枝さんがもってきてくださった温かい飲み物や漬け物をみんなでほおばり、歓談しました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。




※こんな作業をしました

①キッズ・ボランティアの準備・・・落ち葉があるか確認。崖を上がる場所を決め、ロッジのはしごを掛けてみる。林道からブナじいさんまで安全に登れるようにロープを設置。「草刈りボランティアの日までは落ち葉を取らないでね」看板の設置。ブナじいさんの周囲に新しい杭を打ち、落ち葉を入れやすくする。

②草刈りの境界線のうち、分かりにくい2箇所にビニール紐を張ってわかりやすくする。

③遊歩道のロープに付けた看板を全部取り、整理する。

④富士ビューの看板が汚れているので、表面をきれいにする(水とスポンジたわし)。

⑤草原内に「ここに刈り草をいれないでね」「この中は草刈りをしないでね」「シカ柵の中も草を刈り、持ち出してね」といった看板を設置する。




⑥草原内(特にツツジコース)に生えてきたカンバ類やヤナギ類の若木を伐採する。

⑦ロッジの窓を開けて風を通し、そうじする。



⑧豚汁の調理道具を確認する(魔法瓶,包丁,まな板,ボウル,ざる,菜箸等)。

⑨包丁の切れ味が落ちているので、研ぐ。



⑩外トイレのそうじ(バイオトイレと古いトイレ)

 なお、ロッジのホールと物置にある用具類のチェックは植原が事前に済ませ、足りないものは補充しておきました。また、草原の一部は県の発注により、すでに草刈りがされています。草刈りボランティア前半で、ごみ収集車を「遊ばせない」ための工夫です。
 今年の作業はすでに終わってしまいましたので、今年都合がつかなかった方は、ぜひ来年、よろしくお願いします。

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11月4日の交流会

2017年11月04日 | 乙女高原観察交流会

※井上さんがレポートを書いてくださいました。

 11月の観察交流会は、4日に行われました。いつものように牧丘の道の駅に集合しました。今回の参加者は5名、先に帰りたい人もいたので、2台の車に分乗して、乙女高原まで行きました。途中、カラマツの黄葉やカエデ類の紅葉が見られました。今年の紅葉は天気のためか、いまひとつ鮮やかではありませんでしたが、所々にきれいな紅葉も見られました。

草原は一面のススキが枯れて薄茶色になっていて、もう晩秋という感じです。ロッジから草原に入った左側の草は刈られていました。県で刈ってくれたとのことです。刈られている所を歩いて、昨年見つけたネズミの巣(昨年、植原さんが印をつけてくれた所)を観察しました。巣の形はなくなっていて、そこに巣があったことはわからなくなっていました。でもいくつか新しく巣を見つけました。ススキの根元の地面に作ってある丸い巣を解体してみると中側は細かく裂いたような枯れ草でできています。その中に糞があるのを植原さんが発見して回収しました。今後、この糞を調べれば、何のネズミの巣なのかわかるかもしれません。楽しみです。

 夏にキンバイソウやアヤメが多く咲いた駐車場近くの草原の中に、歩くと水がしみ出てくるような、かなり湿った場所がありました。コケも青々としています。水が集まってくる場所であり、水脈が地表近くにあるのかもなどと話し合いました。まだ草の刈ってない場所にフユノハナワラビがたくさんありました。胞子のうが開いて、触れると胞子が白く粉のように飛び出すものもありました。

今回の観察会ではいろいろな実や種の観察をしました。特にいろいろなキク科の花の種をたくさん見ることができました。タンポポの綿毛のような種も、花によって少しずつ違っていておもしろかったです。ハバヤマボクチ、ノハラアザミ、タムラソウ、シラヤマギク、ハンゴンソウ、マルバダケブキ、アキノキリンソウ、セイタカトウヒレン、ノコギリソウ、コウゾリナ、ヤナギタンポポ、オケラなど、種になったほうが仲間同士ということがよくわかります。途中、茎は株立ちしてしっかりしているのに、花(実)の部分が折れて垂れ下がったようになってたくさん付いているキク科の植物があり、何だろうと気にしていたらひ らめきました。ゴマナです。枯れた後の様子から花の姿が想像できました。茎も葉もザラザラしていて小ぶりなポンポンがかわいいのはコウゾリナなど、似ているけれど、それぞれ違いもあっておもしろかったです。その他、イタドリ、ヒメトラノオ、アヤメ、イケマ、タチコゴメグサ、ツリガネニンジン、シモツケソウ、イチヤクソウ、マイヅルソウ、トリカブト、リンドウなどの実や種も観察できました。タチコゴメグサの実は初めて見ました。ロート状に上部が開いていて種が中に入っています。これはどんなふうに種が飛び出すのか、見てみたいと思いました。

リンドウの枯れた花が少し食べられていて、その花に斜めに棒がささったようなものがくっついていました。花に喰いついているようですが、薄茶色で死んでいるのかと思ったら、落ちて丸くなり、動きます。虫です。ロッジ前のテーブルの所に持っていき、見てもらうと尺取虫だろうということでした。確かに尺取虫のように逆U字型になります。でもそのうちにまたピンと真っ直ぐに頭を上げて棒状になってじっといました。何を意図した行動なのでしょう。不思議な尺取虫でした。

乙女高原のカンバ三兄弟のダケカンバやヤエガワカンバは葉をすっかり落としているのに、シラカバはまだ少し黄葉を残していました。三つの中でいちばん最後に芽吹くダケカンバがいちばん先に葉を落としてしまうということで、寒冷地仕様なのだということも改めて知ることができました。

昼食後、湿地の所へタニミツバ(これも初めて見るものです)を見に行きました。もう枯れかけていましたが、葉や小さな種を見ることができました。湿地の所では黒い実のついた低木がありました。ミヤマイボタノキです。実などの写真をとっていたら、イボタノキの枝にくっついているおかしなものを岡崎さんが発見しました。みんなで観察してみると、なんとセミのようです。ストローを枝に刺した状態で干乾びているのです。胴体部分はありませんが、目がくっついていたのでわかりました。どういう事件がこのセミに起こったのでしょう。他にもないかさがしてみると、今まで気づかなかったのですが、この湿地にはイボタノキがたくさんありました。そしてセミのストローのささったものが他にも二つ見つかりました。イボタノキとセミに何か関係があるのかどうかはわかりませんが、不思議でした。

先に帰る人たちと別れて、今年咲いたレンゲショウマの花後を見に行こうということになり、車で林道を走っていると、虹です。山際の一部だけですが、七色があざやかで太い虹でした。しばらく見入っていました。数分で消えてしまいましたが、美しい虹でした。レンゲショウマには実がついていました。トリカブトなどと同じような袋果でした。中に まだ黒い種が残っているものもありました。種が散らばってまた来年も咲いてくれるといいなと思いました。太陽は出ているのに、小雨が降ってきて、それで虹も出たのだろうと話していると、今度は空にアーチ状の虹が出ているではありませんか。見通しのいい所へ大急ぎで移動して、大きな虹を見ることができました。西に傾いた太陽の光と小雨の細かい水滴がすばらしい光景を見せてくれ、大感動でした。

毎回、いろいろな発見や不思議や感動のある乙女高原観察交流会です。皆さん、ぜひ参加しませんか。

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