毎年,イタドリに見つかる「枯れ枝」。最初は本当にだまされましたが,これ,尺取り虫のイモムシです。途中で少し折れているところといい,枝先には葉の柄が落ちた跡までついているところといい,本当に枯れ枝そっくりです。
はじめのうちこそ曇っていましたが,そのうち,大粒の雨が降り出しました。
さて,これはサルナシの花。結構きれいなんですが,下向きに咲いているし,咲いていても葉に隠れてしまうので,なかなかじっくり見る機会がありません。花の時期になると,それを知らせるように,白い葉や一部が白い葉が出現します。不思議です。
これ,キウイの花にそっくりなんですよ。それもそのはず。同じ仲間です。ということは,キウイのように甘い実がなる・・・ということです。
初めて見ました。びっくりしました。
大きさといい,葉の形や付き方といい,フデリンドウに間違いありません。
でも・・・春先,あんなに愛らしい薄い青紫の上品な花を付けていたのに・・・・
今回見たフデリンドウは空に向かって大口を開いていて,なんかエゲツないです。
大口の中には吹けば飛ぶくらい小さい(けし粒より小さい!)たねが入っていました。
この大口に雨粒が命中すると,その反動でたねが飛ばされるというわけです。
水鉄砲によってたねが散らばるという珍しい種子散布です。
乙女高原の湿地に,こんな虫がたくさん発生していました。空中を飛んでいて,なかなか降りてくれないので,写真が撮りにくかったです。飛んでいる時,なんか黄色がフラッシュされるので,どうしてかなーと思っていたら,止まった姿を見て,納得。こんなに派手なオレンジ色の斑点を持っていました。ヨツメトビケラのオスです。メスは同じようなシルエットで全身真っ黒です。幼虫は水の中で暮らし,ミノムシみたいなみのを小石を使って作っています。