ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

1/100アカツキガンダム(最終回)

2007年04月15日 | SEED・DESTINY
 メッキランナー7枚、背部オプション装備2種類、価格は並みのMG以上の超豪華無印1/100キット・アカツキガンダムも今回が最終回です。メッキのキットは作るのも気を使いますが、写真を撮るのも難しいですねぇ…(汗)。



 オオワシは前回の状態から説明書のまま主翼とビーム砲を組み立てました。ビーム砲の砲身カバーにもホコリのツブツブが付着していましたが、感覚がマヒしてきたのか、単にめんどくさかったのか、そのままにしておきました(汗)。実際、あまり目立たない場所ですので…。
 それにしてもオオワシ、デカいです! 全幅30センチ近くあります。このキットのオオワシとシラヌイって、それぞれが2000円ずつぐらいなのかもしれません。メッキ使用部位も多いですし…。

 ビームライフルは、形状が複雑な上に成型色が黒という強敵です。合わせ目を消すのも大変ですし、ペーパー掛けの跡がハッキリと分かってしまう黒成型色…(汗)。丁寧に合わせ目を消し、全体をメラミンスポンジでこすってツヤ消しにして、ペーパー掛けをした部分だけ浮いてしまわないようにしました。あ、ビームライフル単体で写真撮るの忘れました(汗)。


 シラヌイのドラグーンの噴射炎を量産中の写真です。型紙をオーロラ折り紙の裏に当て、マーカーでだいたいの形を写します。切り抜くのもけっこうアバウトです。不揃いな方が自然な雰囲気になると思いますからねぇ。切っているうちに、お寿司に付いてくるバラン(緑色のギザギザのヤツ)を思い出してしまいました(笑)。




 「行け、ファンネルたち!」 キュピーン!…ではなく、ドラグーン射出状態です。



 射出状態の取り付けには、アカツキを支えるスタンドを「アクションベース」に交換して、アクションベースの穴に取り付けようかとも思いましたが、結局はシラヌイ本体のドラグーン連結部のすき間に直接取り付けました。ドラグーンを支えるタミヤの透明ソフトプラ棒は直径2ミリのモノを使用しています。この辺はアカツキ製作の「(その9)」を見て下さい。


 「ガンダムSEED」らしさを意識した決めポーズにしてみましたが、ここで気が付いたのが股関節が意外と可動範囲が狭いことです。太ももの上端が腰のフレーム(腰サイドアーマー可動用ポリキャップが付く辺り?)に干渉しているような感じです。この干渉によって脚を開くポーズが決まらないんです(汗)。解決法としては、太もも上端の一部を削るか、股関節の位置を2ミリほど下げてやると良いかもしれません。股関節の位置を変更する場合は、下に下げるだけでなく、前に2ミリほどずらしてやると脚長効果が期待できますよ!



 オオワシ装備状態の飛行ポーズ。カッコ良さでいうと、シラヌイよりも上かもしれませんねぇ、個人的好みですが…。
 それにしてもメッキのキットは写真を撮る時に、カメラを構えた自分とか部屋の風景が写ってしまう危険性があります(汗)。カメラアングルを工夫したり、カメラのレンズののぞき窓を開けた黒画用紙ごしに写したりしました。でも写真が小さいので、あまり気にすることもなかったかも…(笑)。


 筆者がこのキットでいちばんカッコ良いと思う、オオワシ装備立ちポーズの背中をローアングルで撮った写真です。ガンダムSEED系では翼の付いたMSが数多く登場しましたが、コイツが一番好みですねぇ!



 素のアカツキです。ストライクから強化発展した機体というのがひと目で分かるナイスなデザイン! ストライクのようなトリコロールカラーも似合うかもしれませんねぇ。

 メッキのホコリや糸クズに圧倒されたり、ドラグーン射出状態の撮影に手間取ったりでけっこう苦戦しましたが、キット自体は非常に良く出来ていて完成後の姿も豪華です。難しいことを考えずに、よく切れるニッパーを使ってサクサク組んで楽しむのがこのキットの正しい作り方かもしれませんねぇ…。

 さて、最終回といえばエルガイムMk-ⅡやHi-ニューガンダムの最終回がまだ残っていますが(これがなかなか難しいんですよ…:汗)、次回からは他のキットに移ります。発売スケジュール的にはHGUCブルーディスティニー2号機が順当なのですが、すでに発売されているのをすっかり忘れていました(滝汗:ちょっと疲れ気味です…)。「積みプラ消化企画」でもやろうかなぁ…。
 

1/100アカツキガンダム(その11)

2007年04月12日 | SEED・DESTINY
 (前回のあらすじ)オオワシ装備の主翼がメインとなるEランナーは、表裏両面にクリアーイエローの塗料がコーティングされたランナーなのですが、それが関係しているためか、ホコリや糸クズの類が他のメッキランナーよりも多めに付着していました。垂直尾翼(?)に付着したツブツブはモルゲンレーテ社のロゴのシールを貼ってごまかしたオッサンでしたが、主翼の数ヶ所に付いた糸クズには悶絶してしまいました…。どうする、オッサン!?

 とりあえず糸クズなどの状態を確認します。落ち着いて見てみれば、解決法が見つかるかも…。
 
 この2つは、左右の主翼表面のスジ彫りに沿って糸クズが付着しています。左右ともスジ彫りの内側(機体に近い側)に付着していますので(左主翼にはスジ彫りの反対側にも糸クズがまたがっていますが…:汗)、スジ彫りの内側に何かのシールを貼れば何とかなるかも…。でも、場所が場所だけにシールの選定が難しいです。

 注意書きのマーキングシールでは不自然になるかもと思ったので、「1/100アカツキガンダム(その3)」で使用したシールの赤い部分に再登場してもらうことにしました。ゴールドメッキ地に赤いストライプって、けっこう気に入りましたので…。

 貼ってみると、こんな感じです。上の糸クズ写真の右側と見比べてください。シール類は意外と下地の凹凸の影響を受けやすいのですが、表面がツヤ消しのシールは凹凸面に貼っても目立たないようです。あれだけゴツかった糸クズがほとんど分からなくなりましたよ!
 ただ、このスジ彫り横の糸クズ隠しで赤いシールの在庫が切れてしまいました。少々分厚いですが、カッティングシートの赤を使うのも良いかもしれません。


 もう一つ気になる糸クズが主翼の広い面にベタッと貼り付いています。最初はここに前回使用したモルゲンレーテ社のロゴを貼りたかったのですが、キット付属の「大鷲」のガンダムデカールを貼る場所に近いので、モルゲンレーテのロゴを貼るとバランスが変になりそうです。
 ここは「補修パッチ」作戦で行くことにしました。
 航空機は飛んでいる間に空気抵抗などの負荷が掛かって、翼など機体の各所に亀裂が入ってしまうことがあるそうです。そこで、亀裂が入った部分に薄い金属板(補修パッチ)を貼って補修するということを模型誌のエアモデルの作例記事で読んだことがあります。この補修は、亀裂が入っていなくても同形機全てに行われるそうです。スゴい! 
 補修した感じに見えるよう、小さく切った金色のメタリックテープを貼るのですが、メタリックテープは下地の凹凸の影響をモロに受けるので、下地処理が大事です。

 問題の部分の周辺をマスキングテープで保護し、糸クズを耐水ペーパーで削り落としました。

 補修パッチに見立てたメタリックテープを貼った状態です(写真中央近くの色が違う部分)。テープを長方形に切って貼りましたが、楕円形とかにした方がカッコ良かったかも…(汗)。
 こうやって補修しているうちに、メッキに付着したツブツブに対しての感覚が鈍ってきて、「あとのツブツブは気にしなくても良いかも」と思うようになりました。いちいち構っていたらキリが無いですから…。

 
 主翼の付け根部分にはゲート跡が2ヶ所あります。翼を折りたたんだ状態にするとバッチリ見えてしまう部分です。ここはヤタノカガミじゃなくても問題ない部分ですので、ペーパーでならしてから「SEEDグレー」で塗っておきました。

 さて、前回オオワシの機首を見ていて思いついたことというのは、「目玉を付けてみよう!」ということなんです(笑)。実際の戦闘機や戦車でもオシャレや威嚇目的で目玉や口が描かれている場合がありますからねぇ、シャークマウス(シャークティース)とか…。適当なシールがなかったので、作ってみました。
 
 これはずっと前の「電撃ホビーマガジン」誌に付いていた、HGガンダムアストレイ対応のマーキングシールですが、ジャンク屋組合のマーク(?)の六角ナットの部分を切り取って黒いシールに貼り付け、切り出しました。

 貼ってみるとこんな感じです。ちょっと目が小さかったかも…。


 横から見たところ。機体両サイドのインテーク部分には手持ちのシールのコアファイター用のマーキングを貼りました。バクゥの時と同じです。
 翼にはめ込む白と黒のパーツは、キットのままだとはめ込み部分のメッキがあるために、はめ込みがキツくなっています。はめ込み部分のメッキをナイフやペーパーで削り落とすと、はめ込みやすくなりますよ!

 それではまた…。
  

1/100アカツキガンダム(その10)

2007年04月11日 | SEED・DESTINY
 「スーパーロボット大戦W」をやっていて、はじめて「オーブ連合首長国」が日本そのもののコズミック・イラにおける姿ではなく、南太平洋のソロモン諸島にある島国だという設定と知ったオッサン・かめっチです。「オノゴロ島」はてっきり淡路島だと思っていましたから…(汗)。

 さて、オーブの守護神アカツキの続きです。

 オオワシ装備の機首上面、有人機ならキャノピーがある部分には縦長のスリットが入っています。ここは何らかのセンサーやカメラが備えられている部分だと思いますので、アカツキ本体のカメラ類と同様にラピーテープのブルーを貼ろうかと思いましたが、説明書の塗装見本では黒く塗られています。あいだを取って濃いブルーのメタリックテープを貼ることにしました。ダイソーの「キラキラ光るテープ」のブルーを使用しています。キレイな色ですよ~!


 オオワシの機首はアカツキとの合体時には上方に折りたたまれるようになっていますが、可動アームはパーティングラインが段差になっていますので、根気よくペーパー掛けして消してやる必要があります。アームの中央に四角い凸モールドがあるので、キレイに消すのは難しいですが…。
 オオワシ装備は「アカツキ計画」が凍結された後に開発されたモノかどうかは不明ですが、機首が折りたたみ式になっていてインパルスのようなシルエットフライヤーが不要な点、フォースシルエットには無い大型のビーム砲が装備されている点などから、かなり新しい装備なんでしょうねぇ。
 それにしても機首の先端部がV字に尖っていて猛禽類のクチバシに見えます。まさに「オオワシ」ですねぇ! お、ここで思い付いたことがあります! ちょうど良いシールはないかなぁ…。う~ん、無いなぁ(汗)。

 ところで「ガンダムSEED」の舞台となるコズミック・イラの世界のビーム兵器というのは、宇宙世紀におけるビーム兵器「メガ粒子砲」のような素粒子ビーム兵器ではなく、レーザーのような光学ビーム兵器なんでしょうか? 鏡で光を反射するようにヤタノカガミでビームを反射できたり、ビーム砲のエネルギーがモビルスーツ本体のエネルギーと共用の電力であったりするのを見ると、レーザーのような気がするのですが…。どなたか詳しい方、教えてください。m(- -)m


 さて、だんだん問題の部分に近付いてきました。いちばんの難点(メッキに付着した糸クズがスゴい)である主翼は後回しにして、垂直尾翼(でも垂直じゃないんですけどね:笑)から処理します。
 写真の赤い楕円で囲った部分に、わりと大きめのツブツブが2つ付いています。「やっぱりシールを貼ってごまかすしか…」と思いましたが、オーブのマークかなんかを貼るにしては位置が低すぎます。
 どうしようか悩んでいたら、頭の中に映像が浮かびました。最近、放送が始まった海外ドラマ「名探偵モンク(第4シーズン。NHKBS2にて毎週火曜日午後11時から放送中です。面白いですよ~!)」のオープニング映像を思い出したんです。名探偵のモンクさんが空軍基地の滑走路でF/A-22ラプター戦闘機(実物!)を走って追いかけているシーンなんですが、地味なグレーの低視度迷彩(ロービジ)でもラプターの尾翼付け根には「F/A-22 RAPTOR」と大きめの字で書かれていました。
 う~ん、形式番号とか「大鷲」のマーキングシールは持っていないから無理でも、メーカー名を貼っても大丈夫な気がしてきました。
 というわけで、手持ちのシールの中から「ガンダムSEED」放映時にミドリさんでいただいたキャンペーン用のシール(MGエールストライクに対応)の中からモルゲンレーテ社のロゴを持ってきました。ちょうど2つあって良かった~。

 シール自体はツヤ消しなので、ツヤツヤテカテカのメッキに貼ると悪目立ち(特に余白が…:汗。下の細かい文字の部分の余白を切っておけば良かった…)しますが、まあ気にせず行きます。ホンマは気になっています。ツヤありトップコートを吹きたい衝動を抑えています。なぜなら、マーキングシール(テトロンシール)の余白の部分には塗料を塗ってもペロッとハガレてしまうんです(泣)。たとえそれがラッカー塗料でも(数年前に何度か経験済みです:汗)。印刷の部分なら大丈夫なんですが…。
 でもツヤ消しシールの効果で、ツブツブはほとんど分からなくなりました。ふぅ。

 さて、次は主翼…と思ったのですが、付着している糸クズの大きさに圧倒されてしまいました。

 長さ1センチほどのクネクネと曲がった糸クズが、主翼のスジ彫りモールドや主翼前縁の黒いパーツをはめ込む部分をまたいでビッシリと付いているんです。どうする?どうするオッサン!?(次回に続く…)。
  

1/100アカツキガンダム(その9)

2007年04月06日 | SEED・DESTINY
 筆者は昔から工作が好きで、幼児の頃は当時の特撮番組「大鉄人17(ワンセブン)」の主役ロボの着ぐるみをダンボールで作ったり、小学生の頃は紙工作にハマッたりしていました。今回も…紙工作です(「三つ子の魂百まで」ですねぇ:笑)。

 アカツキ装備の本体部分は何も考えずにキットのまま組んでいます。アカツキ本体との着脱はドッキング部位がABS樹脂製でスムーズに行えます。アカツキの背中とシラヌイの背中カバーがピッタリ合うので「おおっ!」と感動しましたよ(笑)。
 各ドラグーンも接続用パーツがABS樹脂なので、けっこうガッチリ組み付きます。背中の中央に付くドラグーンがゼータガンダムの「ロングテール・バーニアスタビライザー」みたいでカッコ良いっす。その両側のドラグーンが2機縦に並んで取り付けられるようになっている部分はリック・ディアスや百式のバインダーのような雰囲気がありますねぇ。


 ビームサーベルは長いモノが2本に分割できるというか、短いモノを2本連結したというか(説明書の記述によると、どうやら前者らしいです)、そんな感じの両端からビーム刃が出るタイプです。キットでは長いモノを1本と数えるとすると、1本で8パーツ(両端のビーム刃を入れると10パーツ)で構成されています。発光ギミックの無いサーベルとしては最多パーツ数かも…(汗)。


 サーベル完成状態です。柄の部分の赤い部分は、手持ちの塗料で塗ってもハゲそうなので、メタリックテープの赤を適当に切って貼っています。切るのが適当でも、貼ってしまえばそれなりに見えますよ! 

 MGストフリ・フルバーストやHi-ニューガンダムには遠隔攻撃兵器のスラスター噴射を演出するエフェクトパーツが付属していましたが、アカツキには付属していません。ならば自分で作るしかない!
 というわけで、作ることにしました。

 コピー用紙に適当なスラスター噴射の炎を描いて型紙を作ります。この時点では、スラスターノズルへの挿し込み部分を立体的なモノにしようと考えていました。

 1/100デスティニーガンダムの「光の翼」の時に使用したクリアホルダーを引っ張り出してきて、ブルーのモノを型紙を参考に切り出しました。

 ドラグーン1機あたり2枚重ねで使用するつもりですが、意外と地味ですねぇ…(汗)。

 そこで…

 これまた「光の翼」で使用したオーロラ折り紙のブルーのモノを使用することにしました。今回はトーヨー製の表面にエンボス加工されたモノを使っています。

 かなり誇張された表現になりましたが、本体のメッキに負けないようにするにはこれぐらい派手なヤツの方が良いかもしれませんねぇ! オーロラ折り紙の裏側は白いので、油性マーカー(コピック)の水色で塗っておきました。 
 ドラグーンをスタンドに取り付けるのにはタミヤの透明ソフトプラ棒の2ミリを使います。ドラグーンのノズルの穴の幅が2ミリなのですが、透明ソフトプラ棒の片方の端をオーロラ折り紙の炎2枚で挟んだモノを挿し込むとピッタリでした。
 ドラグーンの重みでしなるのを逆手に取って、ドラグーンが移動した軌跡にしてしまおうと思っていますが、どうでしょうねぇ…。


 とりあえずドラグーン1機射出! 透明ソフトプラ棒はスタンドに取り付けるよりも、シラヌイのドラグーン接続部に取り付けた方が面白いかもしれませんねぇ(笑)。

 これがあと6機分か…(汗)。

1/100アカツキガンダム(その8)

2007年04月04日 | SEED・DESTINY
 昨晩の臨時ニュースでも紹介しましたが、ミドリさんにバンダイさんの新製品情報が出ています。
 筆者が一番注目しているのは1/20スコープドッグです。ガシャポン以外ではおそらく初のバンダイ製ボトムズモデルですが、斬新な設計(ネジ状パーツでの外装取り付けとかパイロットのヘルメットの分割がスゴい!)ながらもプロポーションに関しては手堅くまとめられていると思います。「ペールゼン・ファイルズ」などの最近の設定画ではなく、1983年TV版の設定画のプロポーションの雰囲気がありますねぇ。
 HGUC陸戦ガンダムはHGUCブルーディスティニー2号機とのパーツ共用キットでしょうか。1/144スケール用のアクションベースが発売されるというのがうれしいですねぇ。
 SDガンダムは新展開!「三国志」をベースとしたお話になるようですが、キットの方は今までよりスリムなプロポーションになるようですねぇ。個人的にはトールギスⅢ風のヤツがいるのが気になっています!キットが出るかどうか…。
 新しいケロロロボはビークラフトデザインの可変ロボになりますねぇ。大河原邦夫先生デザインの懐かしのプラモ「オモロイド」を思い出してしまいます(笑)。
 
さて、製作に入ります。シールドは大きく分厚く、とても立派です。長さはストライクやデュエルが装備しているものよりも短いですが、ボリューム満点です。なんか昆虫のタガメを思い出してしまうシールドですねぇ(笑)。

 下半分のフチの白い部分は左右に分割されていますが、裏側のディテールを再現するために斜めに差し込むようになっています。スゴい分割ですねぇ!


 前回実験したマニキュアでコート済みの水転写デカールですが、マニキュアトップコートの乾燥時間を充分に取ったら余白を切り取ることも可能だということが分かりました。ツヤは期待したほどにはなりませんでしたが…。
 シールドの、写真で「ORB」の「O」の字がある辺りに糸クズが付いていましたが、なんとかごまかせた、かな?
 ホンマはシールドのもうちょい下にもホコリが付着していて、オーブのマークで隠したかったのですが、シールド上部のノゾキ窓(?)周囲の部分がすでにオーブのマークになっていてクドくなる恐れがあるのでやめときました。


 シールドの取り付けは、前腕に取り付けるマウントラッチ(2ヶ所のポジションを選択可能)と手で握るためのグリップ(スライドレールのモールドに沿って取り付け位置を変更できるかも)の2ヶ所で固定する方式です。例の「ユルく握った細長い握り手」をごまかすにはグリップを握らせると良いです。ただし、写真の向きにシールドを取り付けるとポーズが決まりやすくなるもののシールド上部が肩アーマーと干渉してしまうんです(汗)。自然と肩アーマーの角度は上に吊り上がった状態になります。


 オオワシの主翼の糸クズ処理は後に置いておいて、先にシラヌイ装備から行きます。「M531R 誘導機動ビーム砲塔システム(長いので『ドラグーン』と省略します)」は、機体上部と下部、機首のビーム砲口、後部の機関砲(?:実体弾兵器ですよねぇ、コレ?)砲口、スラスターノズルの5パーツ構成になっています。「MG Hi-ニューガンダム」のフィン・ファンネルの後なので組み立ては楽な気がしましたが、MGストフリのドラグーンの倍以上のパーツ数です(汗)。砲口はそれぞれ開口されていて非常に良い感じ。デザインのカッコ良さとメッキの豪華さでストフリのドラグーンよりも強そうな感じです。
 このドラグーン、3通りの攻撃が可能なんですねぇ! 1.ビームによる攻撃 2.機関砲による攻撃 3.ビームをヤタノカガミで反射する攻撃(防御も)。う~ん、アカツキがSEED最強MSといわれているのも分かるような気が…。
 機体上部、スラスターの上にかぶさるカバーの裏側にゲート跡がある&メッキがシルバー状態なのですが、完成後もドラグーン起動時は外から見える部分ですので、耐水ペーパーで仕上げて「ガンダムゴールド」で塗っておきました。

 今回のドラグーンは、「同じモノを何個も…」が苦手な筆者にしては珍しく、1回の記事で全機揃いました。なぜか他のキットの誘導兵器に比べ、組み立てがなんとなく楽でしたよ~。ビーム砲口、機関砲口、スラスターノズルのパーツは各1個ずつ余ります。流用パーツにしたり、ゲート処理に失敗した時の予備になりますねぇ。


 ドラグーンのスラスターに差し込まれたこの紙切れは…? やるのか? アレをやっぱりやるのか、オッサン!?

 おまけ

 MGザクver2.0発売が近づいて来ています。1/100MGクラスの宇宙世紀モノアイMSにHアイズ+丸ノズルのモノアイは似合うのかどうかを検証すべく、以前登場したF2ザクのモノアイを交換してみました。けっこう良い感じ?
 F2ザクの頭はかなり小さいのでHアイズ3ミリ+丸ノズル4ミリでOKでしたが、MGザクver2.0はF2よりもMGザクver1.0に近い頭のサイズですので、Hアイズ4ミリ+丸ノズル5ミリにした方が良いかもしれませんねぇ…。

1/100アカツキガンダム(その7)

2007年04月03日 | SEED・DESTINY
 ここ数年で頭髪がかなり寂しくなってきた(若い頃は余るほどあったのに…)筆者ですが、モッズヘアのボリュームアップ用シャンプーで洗ってみると、髪の毛がふわっとボリュームアップしてかなりマシになりました。ちょっと若返った感じです。ヘアースタイルを自由に決めたい女性用に開発された商品でしょうが、「最近頭が寂しいなぁ」という方にも良いのではと思います(注:これは数回使った筆者の感想であり、商品の効能を紹介するものではありません)。
 ちなみに姉はモノスゴく髪の毛が多いので、ボリュームダウンの方を使っています。こちらも調子良さそうです(注:これは数回使った筆者の姉の感想であり、商品の効能を紹介するものではありません)。

 さて、100円ショップ「ダイソー」で、使えそうなメタリックテープを2種類買ってきました。
 
 左は「4色テープ(商品番号:テープ-296。105円)」、右は「キラキラ光るテープ(商品番号:テープ-85。105円)です。それぞれ金・銀・赤・青4色各5メートル、金・銀・赤・青・ピンク・緑6色各3メートル入りです(幅はどちらも12ミリ)。

 手持ちのメタリックテープのゴールドの色を比較してみました。

 グリーンの線で囲った部分が実際の色に近い部分です。メッキのランナーの色と比較してみてください。
 左から「4色テープ」「キラキラ光るテープ」「メタリック7」「ラピーテープ」です。

 「4色テープ」:かなり濃い金色。アニメのアカツキはこんな感じの色だと思います。キットのメッキの色が濃い部分よりもちょっと濃い目です。表面にヌラヌラ~っとした汚れが付いているのが難点。貼る前にティッシュでぬぐっておきましょう。

 「キラキラ光るテープ」:薄めの金色。MG・HGUC百式とか1/100モビルスモーのメッキはこんな色だと思います。といってもスモーは全身が曲面構成なので貼り込むのは無理でしょうねぇ。細かく切ったモノをゲート跡に貼るのには良さそうです。

 「メタリック7」:レモンイエロー寄りの金色。幅が狭いので広い面には使えません。表面に粘着剤が付いているので、貼る前にティッシュでぬぐっておく必要があります(こちらは「ガンダムマーカー消しペン」などの溶剤で拭き取ると効果的です)。

 「ラピーテープ」:銅みたいな色の金色。品質は4種類の中では一番安定していますが、いかんせんキットのメッキの色とは違います。

 4種類ともキットのメッキの色とほぼ同じというわけにはいきませんが、キットのメッキも部分的に濃い薄いがありますので、その場に応じて使い分けるのが良さそうです。

 では問題のスラスターカバーのパーツの補修に掛かります。

 適当な長さに切った4色テープのゴールドを、両面テープの剥離紙に貼り付け、パーツの大きさ・形に合わせて切り出しました(この時点ではパーツのスジ彫りを活かす方向で進めていました)。左はスラスターカバーのパーツ。大きなツブが堂々と付いています。


 左:ツブをデザインナイフで削り落とし、周辺を耐水ペーパーで仕上げた状態です。先ほど切り出したテープは、貼るのに失敗しました(泣)。位置がズレたり空気が入ったりして、なかなかキレイに貼れません。貼り直そうとして一度ハガすと、折れ線が入ってしまって目立つんです(汗)。
 右:無難な方法として、適当な長さに切ったテープの上にパーツを乗せ、端からそっと押して貼り込みました。パーツに定規を当て、デザインナイフで余分な部分を切り取ります。パーツにテープを貼った状態で余分なテープを切るので、パーツにキズが入りますが、意外とキズは目立ちません。「4色テープ」はヌラヌラ汚れが完全には取れなかったので、結局「キラキラ光るテープ」を使用しました。
 スジ彫りは埋まってしまいましたねぇ…。


 無事だった方のパーツ(右)との比較。色はかなり違いますが、輝きは同等です。補修した方のパーツはスラスターノズルの下側に取り付けることにしました。


 スラスターを取り付けたので、ようやく背中の写真を載せることができました。「MG版ストライクガンダムの強化発展型」というのがよく分かるデザインですねぇ!


 ここでちょっと実験。シールド表面のメッキに糸クズが付着しているのですが、これを水転写式「ガンダムデカール」の「ORB」の文字で隠す予定です。デカールの余白の部分を全て切り取るのは至難の業ですので、デカールを余白ごとツヤありにしてメッキのツヤになじませてしまおうという作戦なのですが…。
 おそらく活躍の機会が少ないであろう連合軍マークにマニキュアの「素爪トップコート」を塗ってみました。デカールを貼った後にクリアー塗料をスプレーしてコーティングする(クリアー塗料を厚塗りして、乾燥後に耐水ペーパーでならし、コンパウンドで磨く「研ぎ出し」という技法。デカールと塗装面との段差をなくし、デカールの保護にもなります)という方法はF-1などのカーモデルではよくある技法ですが、貼る前のデカールをクリアーでコーティングするという方法は聞いたことがありませんので…。
 結果は、トップコートの乾燥時間がかなりかかることが分かりました。あと、トップコートが多すぎるとデカールがシワシワになってしまうことも…。
 とりあえず今は「ORB」の文字にトップコートを塗って乾燥中です。

1/100アカツキガンダム(その6)

2007年04月02日 | SEED・DESTINY
 前回のラストで、マーキングシールで隠すのには向いていない場所に糸クズが付着しているのを発見したのですが、そこで筆者が取り出したのは…

 だいぶ前、R3レイズナーの頃に紹介して以来、すっかりその存在を忘れていた、レモン株式会社製「メタリック7(写真左)」です。幅5ミリほど、7色入りのメタリックテープで、文房具店やファンシーグッズの店などで入手できると思います(200円ぐらい)。
 写真右は最近買った「パール7」です。パールというよりオーロラフィルムでコーティングされたテープで、メタリックのモノよりもさらに奥行きのある質感です。今後の活躍が期待できる逸品!
 
 さて、この「メタリック7」のゴールド(というかイエロー)が、アカツキのメッキの色にかなり近いんです。

 写真のグリーンの矢印で示した部分が、細かく切ったメタリック7を貼って補修した部分(前もって耐水ペーパーで糸クズやホコリを削り落としてあります)です。写真ではほとんど分かりませんねぇ。テープの厚みがありますので、どうしても微妙な段差が出来ますが、40センチほど離れて見ると目立ちません。
 「メタリック7」は表面が粘着剤(?)で少しベタベタして曇っているので、パーツに貼る前に「ガンダムマーカー消しペン」や「コピックモデラー カラーレス・ブレンダー」で粘着剤を拭き取ってやるとギラッと光ってくれますよ。
 指紋除去のためにメッキの表面をティッシュなどで拭き取る時は、メタリックテープやマーキングシールを貼った部分はこすらないようにしましょう。シール類の粘着剤でティッシュなどの繊維クズがベッタリと付いてしまいますよ!(付いてしまうと、なかなか取れないんですよ:泣)。


 これは「パール7」を買った店で見つけたサンスター製「キラリンテープ」(100円)です。幅約1センチ、テープカッター付きの小さなメタリックテープで、青と赤がありました。今回は使いませんが…。


 太ももの後ろ側に大きなキズを発見しました。ここはリアスカートで隠れるかなぁと思い、そのままにしてあります。


 スネ後ろ、フクラハギの下の装甲にクリアーイエローコーティング用塗料の垂れを発見しました。パーツ側面の下半分(写真の向きで)に乾燥前の塗料が垂れて分厚くなった状態で乾燥したモノです。けっこう目立ちますが、今のところ良い解決法が思い浮かびません(汗)。とりあえずこのまま組み立てることにしておきました。


 MGストライクとの比較。写真では同じぐらいの背丈に見えますが、アカツキの方が背が低く見える場合が多いです。立たせる時の姿勢にもよるのですが…。ストライクも肩アーマーや腕を取り外した方が分かりやすいとは思いますが、外れませんでした(汗)。


 アカツキの方がフロントスカートが短いせいか、脚が長く見えますねぇ。あと、顔も小さいので、MGストフリと並べた時の違和感も少ないと思います。身長差はどうしようもありませんが…。


 ヒザや足首正面の合わせ目消しが終わりました。瞬間接着剤はやっぱり固まるのが早いですねぇ!
 この後、装甲のパーツをフレームに組み付けていったのですが、パーツの合いは良好で、気持ちよいほどパカパカと組み上がります。フレームの外観に気を使わなくて済む分、装甲とフレームの取り付けがうまくいくようになっているようですねぇ。

 ヒザ関節の可動範囲はこのくらいです。正座は無理ですが、これぐらい曲がれば充分だと思います。
 ∀ガンダムのデザインを考え中の時のシド・ミード氏にサンライズ側から「(現状では90度ぐらいしか曲がらないので)もっとヒザが曲がるようにしてください」みたいな発注があったのですが、「日本のロボットはタタミの上で正座するのか!」とあきれたそうです。この辺の話は∀ガンダムのデザイン画集「ミードガンダム(講談社:刊。絶版?)」に詳しく出ているのですが、現在入手困難なのが残念です。良い本なのになぁ…(泣)。


 両脚が付いてアカツキ本体、ほぼ完成状態です。いやぁ、実にカッコ良い!! 脚の基本的なラインはストライク系なのですが、フクラハギ外側の追加スラスターと足首アーマーのデザインが独特で、見るアングルによっては百式っぽく見えたりゼータ(特にカトキ氏によるMGver1.0開発用画稿)っぽく見える不思議な脚です。

 先日チラッと書いた100円ショップ「ダイソー」のメタリックテープですが、入手に成功しました! 詳しくは次回に報告しますね~。
  

 




1/100アカツキガンダム(その5)

2007年04月01日 | SEED・DESTINY
 今日は4月1日、エイプリルフールの日です。子どもの頃はエイプリルフールには何か面白いウソはないかとネタを考えていたのですが、中学生ぐらいからは思いつかなくなってやめてしまいました。エイプリルフールといっても、ウソをつくと怒られますし…(笑)。
 かなり昔にイギリスで「人類はすでに火星に行っていた」みたいな内容の番組が放映されていました(エンディングに「この番組の内容はエイプリルフール用のウソです」というテロップが出ていたそうです。日本のテレビ局が同番組を放映した時にはそのテロップがカットされていたそうで…:汗)そういう番組って好きなんですけど、最近はあまりやっていませんねぇ…。

 さて、製作に入ります。

 筆者のキットの足の甲には糸クズが付いています。オオワシの主翼対策のための練習として、まずここを処理してみます。


 糸クズの周囲をマスキングして、糸クズの部分をコピックモデラーの「0:カラーレス・ブレンダー(コピック版『消しペン』。ペン先が細いので『ガンダムマーカー消しペン』よりも細かい所に使いやすいです。『ガンダムマーカー リアルタッチマーカー』にも同様のモノがあったと思います)」でクリアーイエローコーティングを溶かしたところです(写真では分かりにくいですが…)。
 コーティングを溶かしてみると、銀色に光った糸クズがパーツ表面に残っていました。どうやらこの糸クズはメッキによってパーツに定着したモノのようです。
 仕方なく耐水ペーパーで糸クズを削り落とし、マスキングテープをはがしてみると…

 マスキングテープを伝って「カラーレス・ブレンダー」のインクが糸クズ以外の部分にも広がり、クリアーイエローコーティングを溶かしていました(汗)。この作業にはマスキングをしない方が安全かもしれません。かくなる上は、この付近一帯をマーキングで隠すしかありません。


 手持ちのシールの中に、横長の赤地に白文字のマーキング(このマーキング本来の意味は不明)があったので、問題の部分を隠すように貼ってみました。ただ、このシールは意外と透けるので、メッキの部分とメッキをはがした部分との色の差が分かってしまいます。前もってメッキをはがした部分に「ガンダムゴールド」を塗っておいた方が良さそうです。
 もう片方の足の甲には糸クズはありませんが、左右を合わせるためにシールを貼っておきました。


 足首はMGストライクと違い、つま先の独立可動ギミックは無く、つま先とカカトが一体で成型されています。アカツキはストライクを参考に開発された同系機ですが、他の部分同様、足の裏もけっこう違います。
 土踏まず(?)の部分はフレームなのでグレーで塗るよう指示されていますが、塗り分けを省略してしまいました。特に意味は無く、単なる手抜きです(汗)。


 ヒザ関節は前後に分割されていて、ポリキャップCを挟み込む構造になっています。ポリキャップの軸をプラ製の軸受けで受ける方式と違い、ポリキャップの穴にプラ製の軸を通す方式で、信頼性が高い関節になっています。シラヌイやアカツキの重量対策でしょうねぇ。オマケに関節ブロックには消さなければならない合わせ目がありませんよ~♪


 スネのフレームは内部メカを再現したものではなく、純粋に構造材としてのフレームです。ヒザアーマーの下に露出する部分は合わせ目が片側に寄っています。左右の脚で同じパーツを使うため、合わせ目の位置が左右鏡対称になっていません。かなり目立つので、瞬間接着剤で接着して合わせ目を消すことにしました。シンナー臭OKな方は、タミヤセメントの流し込みタイプ(フタがグリーンのモノ)を使った方がキレイに仕上げられると思いますよ。


 足首関節はMGストライク(写真右)と違い、ダブルボールジョイントにはなっていませんが、さほど問題はないと思います。デザインはMGストライクと共通のイメージでまとまられていますねぇ。
 正面にある丸いセンサー(?)の真ん中に合わせ目があるので、接着して合わせ目を消します。


 足首の横方向への可動範囲はMGストライクよりも広くなっています。ただし装甲を付ける前の状態で、装甲を全て付けると可動範囲が狭くなるかもしれません。力強い立ちポーズのためには重要な可動部分ですから、この可動範囲のままであってほしいですねぇ。


 太もも上側に糸クズを発見しました。狭い場所なのでマーキングを貼るのには適していません(汗)。しかもアカツキは前スカートアーマーが短いデザインなので、この部分がスカートで隠れる可能性はかなり低そうです(汗)。
 さあ、どうするオッサン!? そこでオッサンが取り出したモノは――?(次回に続く…)


1/100アカツキガンダム(その4)

2007年03月31日 | SEED・DESTINY
 俳優・阿部寛とモデルの森泉は兄妹じゃないかと思うぐらい似ていると思います。キッチリ見比べたわけではないですが、顔の長さ・顔のパーツの形や配置、全体的な雰囲気がソックリです。そういえば阿部寛はもともとモデルだったような…。今回もネットで検索してみると、同じように「似ている!」と思っている方がいました。前にも書きましたが、「似ている」探しはやっぱり楽しいし、プラモ製作における感覚を養うのにも有効だと思いますよ~♪

 さて、アカツキの続きです。

 手首はガンダムSEED系無印1/100キットでは恒例の、ユルく握った握り拳です。何も持たせない状態ではスカスカしていますが、武器の保持については非常に心強いです。この手指のパーツ、ランナーにつながっているゲートの部分がかなり太い(2ミリ角ぐらいあります)ので、ランナーから切り離す時やゲート跡を削る際には注意が必要です。余分な力が掛かってケガをしたり、パーツを破損したりする可能性が高いですから…。
 メッキパーツの手の甲の裏側は、フチの部分が完成後も外から見えるのですが、クリアーイエローでコーティングされていないシルバーメッキの状態ですので、ガンダムマーカー「DESTINYゴールド」で塗っておきました。
 この手の甲のパーツ、手首付近の切り欠きの形状やはめ込み用ピンの位置を見ていると、あることに気付きました。それは…

 MGストライクガンダムの可動指手首にメッキの手の甲を取り付けてみると、取り付けピンの形状・位置や手首近くの切り欠きの形状はバッチリでした(!)。ただし、無印1/100シリーズの手の甲はやや短く、MGストライク手首の指の可動部が丸見えになってしまいます(はめ込みピンを切り取って、手甲を0.5~1ミリほど前にズラしてやるとマシになると思います)。あと、可動指手首パーツの横幅がやや広いため、メッキの手甲を取り付けるには可動指手首の両サイドを削って幅を狭くしなければなりません。
 前腕に接続するボールジョイントの径はほぼ同じです。可動指手首に交換するのには無加工というわけにはいきませんが、少しの加工で取り付け可能であることが分かりました。筆者は小心者なので、壊したり無くしたりしていないパーツを部品注文するのには気が引けます。手首パーツが豊富に付属するMGストライクノワールからもらってくるのがベストでしょうねぇ(笑)。でも買ってないんですけどね、ノワール…。


 前腕の装甲パーツは、ヒジ付近(写真左)やヒジアーマー裏(写真右)がシルバーメッキ状態です。フチの部分のみ「DESTINYゴールド」で塗っておきました。しかし、ヒジ付近は塗らない方が良いです。ヒジ関節パーツに金色がこすれて付いてしまいますから(汗)。


 このキット、ヒジの関節は2重関節になっています。説明書を見るまでは、MGストライクと同様のポリレスABS2重ヒジ関節だと思っていましたが、実は1/144HGキットのヒザ関節とほぼ同じ構造だということが分かりました。文章で説明するよりも、写真を見ていただく方が分かりやすいですねぇ。上腕の回転部分はポリキャップではなく、ABS樹脂製の軸受けになっています。


 前腕とヒジ部分のアップ。ヒジ関節の可動範囲は優秀です。人間並みとまではいきませんが、かなり深く曲がります。可動範囲もHGキットのヒザ関節と同じような感じですねぇ(笑)。


 ところでメッキパーツのゲートを削り落とすと、ほんの少しですがゲート部分のメッキが残ります。これは意外と目立ちますので、軽く削っておいた方が良いと思います。


 両腕が付いた状態です。1回の製作で両腕が手首まで揃うのは久しぶりですねぇ(笑)。1/144HGキット並みに時間が掛からない手軽さが無印1/100キットの魅力です。それでいて(手指以外の)見栄えはMGクラスに引けを取らないのですから、ガンプラの理想的なカタチといえるのではないかと思います。


 同系機であるストライクガンダム(MG)との比較。アカツキって、特撮的に表現すると、ストライクがキングフォーム(「仮面ライダーブレイド」の)に進化したような感じですねぇ(笑)。「アブソーブ・クイーン、エボリューション・キング!」みたいな…。

 *取り扱い注意場所その1:前回、肩アーマーの接続部の保持力が高いことを書きましたが、今回、肩ブロックに上腕部を接続してみて取り扱い注意場所を発見しました。腕を左右方向に広げると、自動的に肩アーマーの中で肩ブロックが回転するのですが、腕を元のポジションに下げようとすると、肩アーマーを持って腕を動かす必要があります。この時に肩アーマー接続部の可動が固いので、肩ブロックから生えている上腕の回転軸が折れてしまう危険性があります。腕を下ろす時には気を付けましょうね~!
 今後も取り扱い注意場所を発見したら報告いたします。

1/100アカツキガンダム(その3)

2007年03月30日 | SEED・DESTINY
 現在製作中の1/100アカツキガンダムは、あの傑作キット「MGエールストライクガンダム」系列のキットと並べても違和感が無いようにデザイン&設計されていますが、実際にMGストライクガンダムと並べてみると共通している部分と違う部分がよく分かります。実在のメカでもこういった共通点や異なる点を探してみるのは楽しいです。兄弟車種とか…。こういった部分で楽しめるデザインのMSって好きなんですよ! OZのMSなんか特に好きですねぇ~。出ないかなぁ、MGでリーオーとかトールギス…。

 さて、今回は腰から。

 腰フレームの、腹部との接続軸には、一度はめ込んだら抜けにくいようにストッパーが設けられています(赤く塗った部分)。後で分解したいし、はめ込む時にポリキャップに傷が付くのがイヤなので、削り落としました。軸の横に付いているパーティングラインも削っておくと万全です。


 腰フロントアーマーの台形の出っ張り付け根部分に、クリアーイエローコーティングの塗装ムラを発見しました。塗膜が薄い部分と厚すぎる部分がありますので、どうしようかなぁと考えたのですが…。

 アカツキは確か大河原邦夫先生のデザインだったかと思いますので、大河原風のラインマーキングによって隠すことにしました。
 手持ちのシールの赤い部分を細切りにして貼ります。

 写真は数年前のMGキットのキャンペーン用景品シールです。「応募用クーポン」と書かれた部分の赤い枠を利用することにしました。


 とりあえず塗装ムラの部分は隠せましたが、もうちょっと細いラインにしても良かったかも…(汗)。


 腰まで組んだ状態です。ウエスト部分が長めの、アニメ作画やMGストライクを意識したプロポーションになっていますねぇ! スカート裏に塗った赤はこんな感じです。


 肩内部の四角いブロックは、合わせ目が後ろ側に寄っています。この合わせ目は別にMGストライクのように中央にあってスジ彫りで処理してあっても良かったと思いますが…(汗)。
 長い長い肩アーマーは、ボディー側の肩関節軸に基部パーツを介して取り付ける方式ではなく、肩の四角ブロック前後の軸に直接取り付ける方式です。この辺はやっぱり無印1/100の構造ですねぇ。
 ただし、普通の無印1/100や1/144HGキットのように、取り付け部が磨耗して肩アーマーが垂れ下がってしまう心配はなさそうです。取り付け部は肩アーマーがABS樹脂製、肩ブロック側はメッキコーティング、取り付け部の形状は保持力が高くなるようにリング状になっています。ヘタなポリキャップ接続よりも頑丈だと思いますよ~! 
 肩アーマー自体は装甲パーツの合わせ目が目立たないように工夫されたパーツ分割になっています。何も考えずにそのまま組みました。


 この時点ですでにメチャクチャカッコエエんですけど…! いやあ、ホンマ良いキットですわぁ♪ 肩アーマーのフレーム部は、MGストライクと共通のイメージになっていますが、丸いパーツはやや小さめです。改良により小型化されたということにしておきましょう。
 それにしてもウチのブログ、全身像に近付くほど画像が荒れていきます(泣)。何か良い方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてくださいますようお願いいたします。m(- -)m

 つい先ほど、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」で、バンダイさんの新工場の様子が紹介されていました♪ 収録当時に開発されていたMGストライクノワールのCAD図面が映っていたり、レーザー加工機による彫刻作業のシーンが出ていました! やっぱり見ているとワクワクしますねぇ~!
 あ~! 静岡行きてぇぇぇ~~!!! 新工場見学してぇ~!! 
 

1/100アカツキガンダム(その2)

2007年03月29日 | SEED・DESTINY
 アカツキガンダムの続きです。筆者はメッキパーツや黒いパーツ、フレームのメカ色部にはあまりスミ入れをしないので、このキットはサクサク製作が進みそうです♪

 胸部は肩付け根関節部がMGストライクガンダムと似た構造になっていますが、基本的には無印1/100キットの構造です。筆者のキットの胸正面の黒いV字型のパーツは、左側上端部の取り付けが少し浮いた感じになっています。原因は不明ですが、いくら押しても浮いてくるのが気になって気になって…(汗)。


 頭を取り付けたところです。ヘルメットのスソの部分やほっぺたのガードがエリの部分と干渉しますので、首を1ミリほど延長しても良いかもしれません。プロポーションもスッキリした感じになりますし、一石二鳥だと思います。もう組み立ててしまったので、筆者はやりませんが…(笑)。


 作業を中断する時は、組み上がった部分をビニール袋に入れておくと、ホコリの付着や不意の事故によってメッキに傷が入るのを防ぐことができます。

 ここまで来て、やっぱり顔の幼さとアンテナ裏を「ガンダムゴールド」で塗ったことが気になってきたので、頭部を分解して手直しすることにしました。一度完成状態まで持って行っても、後になって気になるところが出てくれば、手直しするのはアリだと思います。せっかく完成したのに後で手直しした結果、失敗してしまったら悲しいですけどねぇ…(汗)。

 アンテナは前回の状態からさらに薄くなるように削り、「ラピーテープ」のゴールドを貼りました(写真左側)。貼ってからアンテナ自体を定規にして余分なラピーテープをデザインナイフで切り落とすのですが、ナイフでアンテナを傷付けないよう細心の注意が必要です。
 ラピーテープのゴールドは、キットのメッキの色とやや異なる色ですが、アンテナの裏は意外と目立たない場所なので違和感はありません。
 キットのメッキにより近い色のメタリックテープを、以前100円ショップ「ダイソー」で見かけたことがあったのですが(4色ぐらいのセットでした)、最近では見かけません。廃盤になった可能性があります(泣)。


 目のシールは、前回よりも2回りほど小さく切ったモノを貼り付けました。個人的にはこのぐらいのバランスが好みです。パーツの目のモールドに比べてかなり小さく、目のモールドが余り気味ですが、気にせず貼ってあります。


 ギリアンさんのコメントにもありましたが、腰アーマーの裏側にはクリアーイエローのコーティングは掛かっていません。シルバーメッキのままで、けっこう目立ちます(汗)。せっかくMG並みのモールドが入っているので、黒く塗りつぶすのももったいないと思ったので、服の裏地(またはドムの肩アーマー裏や腰スカート裏)を意識して、赤く塗ることにしました。カラーパレットマーカーの「ルビーレッド」のインクをカサカサと筆塗りしています。裏面だから適当です。多少のハミ出しは気にせず塗りました。←思いっきりハミ出してるやん!


 ハミ出した部分は、消毒用アルコールを少量含ませた綿棒で軽くこすって落としました。
 注:キットのメッキのクリアーイエローコーティングは、消毒用アルコールでも溶けます!! ゴールドメッキ部にハミ出た塗料を落とすときは、サッとなでる程度でも落ちますので、強くこすらないようにしましょう。


 あとはフチの部分をガンダムマーカー「DESTINYゴールド(セット売り)」で塗りました。「ガンダムゴールド」と同じ色だと思いますが、ペン先が細いので、細かい所を塗るのに適しています。(←とかいいつつ、赤い所に金のしぶきを飛ばしてたりする:汗)
 さて、このアーマー裏、組み立ててみるとどんな感じに見えるでしょうねぇ?




  

1/100アカツキガンダム(その1)

2007年03月28日 | SEED・DESTINY
 今回から1/100アカツキガンダムの製作に入ります。ビニール袋からランナーを出してみると、モノスゴい輝き具合に圧倒されます。なんというか、お正月か五月の節句向きです(笑)。
 ではさっそく行きます。

 先日、パーツのメッキの具合をチェックしていた時には気付かなかったのですが、左側頭部のパーツには「ORB-01 Alba」の文字がモールドされています。「ホビージャパン」の作例を見て文字の存在に気付き、ライターさんがデカールか何かで文字を再現したのかなぁと思いましたが、説明書の写真を見ると完成見本写真にも文字が入っています。ひょっとしてモールドかなと思ってパーツを見てみると…

 メッキかクリアーイエローのコーティングで文字が半分以上埋まっているではありませんか! OTL
 スミ入れ可能なのは「Alba」の「ba」だけです。メッキかクリアー塗料で埋まっている部分を彫ってみようかと思いましたが、失敗する可能性が非常に高いので、シールで再現することにしました。


 手持ちのシールの中から「E.F.SPACE FORCE」「RAH-KAIRAM」の文字(Hi-ニューガンダム製作時に使わなかったモノ)を1文字ずつ切り抜きました。「F」を「l」に、「R」を「b」に、「P」を「a」に、「R」を「B」に、それぞれ加工して貼り付けましたが、「Alba」の「ba」の辺りが汚くなってしまいました(泣)。
 スミ入れならものの数秒で終わってしまう作業に、30分も掛かってしまいました。あー疲れた。
 シールを貼った部分は、保護の目的でマニキュアのトップコートを軽く塗ってあります。

 目とクマドリ部分のパーツ(A29)の、目の周りをガンダムマーカー「SEEDダークブルー」で塗り、乾かしている間に目のシールを自作します。キット付属のシールでは目が大き過ぎますし、メッキに輝きに負けてしまうので、「ラピーテープ」のブルーを切り抜いて作ります。

 適当な剥離紙(筆者はビデオテープのラベルシールの剥離紙をよく使っています)の上にラピーテープを適当に貼り、パーツの目のモールドを参考に切り抜きました。キット付属シールよりもやや小さく、精悍な感じを狙ってみました。
 片方の目が出来たら、反対側の目を切り抜きます。まず、先に作った目のシールを、2つ折りにしたマスキングテープに貼ります(上の写真の状態。マスキングテープは粘着面を内側にして折り、裏表とも粘着ではない面にしておきます)。
 次に、マスキングテープの裏に大きめに切ったラピーテープを貼り、目のシールを貼った面を上にして、目のシールに沿ってマスキングテープと裏側のラピーテープを切り落とします。

 デザインナイフの刃を引いて切るのではなく、「ブチッ」と上から押して切るようにします。目の全ての辺が切れたら、マスキングテープからゆっくりと両方の目のシールをはがし(デザインナイフの刃先を使いましょう。爪ではがそうとしてもなかなかハガレませんよ~)、剥離紙の上に貼って待機させます。
 こうすることによって左右鏡対称の目のシールを切り抜くことが出来ます。この方法は、マスキングテープを使うのがミソです。以前は両面テープの剥離紙を使っていましたが、両面テープの剥離紙は表面がスベスベなので、ナイフで目のシールを押し切る時に「ヌルッ」とラピーテープが滑ってしまい、誤差が出てくるんです。そこでマスキングテープに替えました。切り終わった目のシールをはがすのが難しいですが…(汗)。
 それでも左右の目に多少の誤差は生じています。剥離紙の上に両目のシールを並べて、よく見比べながらナイフで切り、微調整します。切り終わったらパーツに貼り込みます。


 アンテナの先端裏側には、安全対策のための突起が付いています(写真右側)。

 ニッパーでこの突起を切り取り、アンテナ裏面をヤスリで削ってアンテナ先端をシャーぷにするのですが、メッキのハゲが怖いので、あんまりできませんでした。
 ヤスリを掛けた裏面は、耐水ペーパーでならしてから「ガンダムゴールド」で塗りました。ラピーテープのゴールドを貼っても良いのですが、「ガンダムゴールド」を塗る方が楽なので…(笑)。裏側なので、あまり目立ちませんし…。


 ヘルメットやアンテナを顔面に組み付けて、頭部完成です。メッキへの指紋付着防止用に手袋を買いましたが、組み立て時にはやっぱり素手の方が作業しやすいですねぇ。素手で組み立てて、組み上がったら手袋をはめてメッキ表面の指紋をぬぐい落とすと良いと思います。ただし、シールを貼った部分は手袋で触ると手袋の繊維がシールの粘着材に付いてしまいますので、極力触らないようにしましょう。

 トサカのカメラは目と同様、ラピーテープを切り抜いて貼っています。目は小さめに作ったつもりですが、完成後に見てみるとまだ大きいです。ホンマはビークラフト版設定画みたいな小さい目にしたかったのですが、このバランスではまるでノーベルガンダムです。カガリ搭乗時にはちょうど良いかもしれませんが、ネオ搭乗時にはやや幼い顔立ちに見えてしまいますねぇ…。

 上の画像を加工してみました。ネオ乗機の場合、これぐらいの目の大きさがちょうど良いと思うのですが、どうでしょうねぇ…?

 アンテナの額の部分の2本あるV字モールドは、恐る恐る「ガンダムマーカースミ入れ用ブラック」でスミ入れしようとしたところ、案の定クリアーイエローコーティングの塗料が溶けてきました。仕方なく「SEEDダークブルー」を面相筆で塗りましたが、汚い仕上がりになってしまいました(泣)。
 メッキにスミ入れ用マーカーでスミ入れするのは厳禁ですよ~! 
 



1/100アカツキガンダム(その0・完全版)

2007年03月26日 | SEED・DESTINY
 昨日の記事ではやむを得ず不十分な内容をお送りして申し訳ありませんでしたm(- -)m。今回は前回の記事の内容と重複する部分がありますが、「完全版」としてお送りしますので、よろしくお願いします。

 先日、みのもんた司会の歴史ミステリー特番を観たのですが、実に面白かったです! 内容はというと、「平家はペルシア人とつながりがあった!?」「聖徳太子も徳川家康もUFOを目撃していた!?」「日本のピラミッドでマッカーサーは何を探したのか!?」などなど…。1つのネタをダラダラと引っ張るのではなく、15分~20分で1つのネタをやってしまうという無駄のない番組構成と内容の面白さから、途中で眠くなることがなく、見終わった後の充実感はかなりのものでした。筆者はこういうの大好きです! あとUMA(未確認生物)ネタとか「川口浩or藤岡弘、探検隊」も大好きです。
 
 さて、その番組でも「黄金の国 ジパング」ネタが取り上げられていました。今回のネタである「アカツキガンダム」は、「日本」をモデルにした架空の国家「オーブ(フランス語で『夜明け』)首長国連邦」の極秘開発兵器ですが、やっぱり「黄金の国 ジパング」を意識してか(いや、もちろん「百○」の存在が…:以下、自粛)全身金色の豪華なモビルスーツになっています。
 ちなみに「日本」が「ジパング」になった由来は諸説ありますが、筆者は「日本」の中国語読みの発音「ジーペン」説を支持しています。
 
 「1/100アカツキガンダム」のキットは、ビーム反射装甲「ヤタノカガミ」を再現するために、おそらく使用部位はガンプラ最多と思われるぐらいのギンギラギンのメッキ仕様になっています。パーツのボリュームから考えて、メッキ仕様でない場合の価格は3500円程度(1/100ブレイズ&ガナーザクウォーリアを参考にして想定)だと思います。価格の半分弱ぐらいはメッキ代なのではないでしょうか(?)。
 MG百式を超えるメッキ仕様部位により、箱を開けてみると異様にまぶしいです(写真では地味に写ってしまいましたが…:笑)。

 「メッキの、宝石箱やぁ~(by彦麻呂)
 パーツの取り扱いにおける指紋の付着防止用に手袋(タクシーやバスの運転手さんがはめてるモノ)を用意しました。

 念のために、一度洗濯しておいた方が良いと思います。

 とてもおめでたい、そしてありがたみを感じる豪華キットですよ!
  しかし…
 メッキ仕様(特にカラーコーティングされたモノ)のキットの宿命として、メッキに閉じ込められたホコリがあります。これには個体差があるようですが、筆者が購入したキットはというと、一部ランナーにかなり派手にホコリが付いたものがありました。このメッキに閉じ込められたホコリ、どういう状態なのか想像してみますと…

 図の白い部分がパーツのプラスチック部分、グレーが金属メッキ皮膜、黄色がクリアーイエローの塗膜、茶色がホコリです(水色は余白です)。たぶんこんな感じなのだと思います。もしくはメッキの上にホコリが付いて、クリアーコーティングで塗り込められているかのどちらかなのでしょう。
 実際のパーツのホコリはどんな感じかといいますと…。

 これが筆者のキット最大のホコリ粒、背部スラスターカバー(E8)のモノです。デカいです。ギリアンさんからいただいたコメントでもこのパーツにダマがあるということで、驚きました。ひょっとしたら、これは全てのキットに存在するモノかもしれませんねぇ…(汗)。

 筆者のキットのランナーごとのコンディションを調べてみますと…
 ランナーB:普通です。細かいツブツブはありますが、気にならない程度。ボディー前面パーツのコクピットハッチに糸クズが付いていました。胸の先端は少しメッキがハゲています。
 ランナーC1:やや難アリです。シールド表面にツブツブ、足の甲に糸クズが付着しています。
 ランナーC2:良好です。オレンジ色のメッキです。
 ランナーD:普通です。ごく小さなツブが少しだけあります。
 ランナーE:最大の難関! 両面にクリアーイエローのコーティングが施されているためか、ホコリの付着が多いです。オオワシ主翼は裏表とも大きめのツブツブや糸クズが付いています。最大のツブもこのランナーに…(泣)。
 ランナーF:極めて優秀です。ホコリの類はほとんどありません。シラヌイ装備のパーツで構成されたランナーで、ドラグーン(ホンマは違う呼び名ですが、ややこしいので今後は「ドラグーン」でいきます)1個のフィンにメッキのハガレが少しある程度です。
 ランナーG:普通です。オオワシの機首や機体、ビーム砲のカバー、足の甲に糸クズやツブがあります。
 全体的に見て、オオワシ装備のパーツにホコリが集中しています。筆者的にはオオワシはオマケでシラヌイをメインにしたいと思うぐらい…。カガリたん、ゴメンな~(笑)。

 正直、ホコリによるツブツブは気になります。しかし、これはどうしても発生してしまうモノのようなので、自力で解決してみようと思います。
 クリアーコーティングが非常にデリケートなので、対処法は限られてきます。処理したためにかえってみすぼらしくなるのは避けたいと思うのですが…。
 
 さて、オッサンがひねり出した解決法はといいますと、修復するのはあきらめて、隠すことです。それも出来るだけカッコ良く! メッキパーツの輝きは、修復するのは困難ですからねぇ…(汗)。

 方法その0:下準備として、ホコリや糸クズを削り取ります。マスキングテープなどで周囲のメッキを保護する必要があります。この跡地に貼るシール・デカール類は、意外と下地の凹凸の影響を受けますので、キレイに整形する必要があります。
 
 方法その1:ラピーテープ(文具・画材店などで入手可能な金属色テープ)を貼る――模型雑誌でもよく紹介されているポピュラーな方法です。ちなみにラピーテープの金色は…

 ややオレンジ色っぽい濃い色なので、キットのメッキとは雰囲気が異なります。迷彩(?)のようにして使うという方法が考えられます。

 方法その2:マーキングで隠す――シールやドライデカール、水転写式デカールの「注意書き」マーキングなどでツブや糸クズの跡を覆ってしまうのですが、マーキングの配置や意味などを間違うと恥ずかしいことになってしまいます。

 方法その3:バトルダメージや汚れにしてしまう――ヤタノカガミは、どうやらPS装甲の機能は無いようですので、実体弾兵器によるダメージはありうると思います。部分的にヤタノカガミがはがれたり、ススなどで汚れたという表現はアリだと思います。
 
 方法その4:ワンポイント的なメッキハゲなら「ガンダムゴールド」でタッチアップする。こんな時こそガンダムマーカー「メッキゴールド」があったらなぁ…と思うのですが…。エッジ部分のハゲなどには有効だと思います。広い面に「てんっ」と塗るのは目立つので、避けた方が良いです。

 今のところ考えられる方法はこれだけです。もっとスゴい方法を期待していた方、ゴメンなさい(汗)。さて、これを実際にやるとどうなるでしょうねぇ…。

1/100アカツキガンダム(その0)

2007年03月25日 | SEED・DESTINY
 今日は町内会で大変な一日でした。理事長の用事をしながらも一応は次ネタの「1/100アカツキガンダム」のことを考えていたのですが…

 メッキ仕様(特にカラーコーティングされたモノ)のキットの宿命として、メッキに閉じ込められたホコリがあります。これには個体差があるようですが、筆者が購入したキットはというと、一部ランナーにかなり派手にホコリが付いたものがありました。このメッキに閉じ込められたホコリ、どういう状態なのか想像してみますと…

 図の白い部分がパーツのプラスチック部分、グレーが金属メッキ皮膜、黄色がクリアーイエローの塗膜、茶色がホコリです(水色は余白です)。たぶんこんな感じなのだと思います。もしくはメッキの上にホコリが付いて、クリアーコーティングで塗り込められているかのどちらかなのでしょう。

 正直、ホコリによるツブツブは気になります。しかし、これはどうしても発生してしまうモノのようなので、自力で解決してみようと思います。
 クリアーコーティングが非常にデリケートなので、対処法は限られてきます。処理したためにかえってみすぼらしくなるのは避けたいと思うのですが…。
 さて、オッサンがひねり出した解決法は…?(次回に続く)

 今日はヘロヘロなので、この辺で失礼します(泣)。

HG モビルバクゥ(ひとまず最終回)

2007年02月24日 | SEED・DESTINY


 歌手の「JYONGRI(ジョンリ) 」を「ヨンガリ(韓国の怪獣映画『大怪獣ヨンガリ』に登場する怪獣)」と読んでしまった怪獣好きのオッサン・かめっチです。って、最初に「J」が付いてるのにヤ行で発音してるし…(←ドイツ語か!?)。
 今回の最初の画像は多分に怪獣映画を意識しています。

 さて、今回でバクゥはひとまず最終回です。それでは最終仕上げに入ります。

 子持ちさんオススメの「水性トップコート(つや消し)」を第2秘密工場にて吹いたバクゥです。子持ちさんのおっしゃる通り、乾燥後は水性塗料特有のベタ付きはありません。ラッカー系の「Mr.スーパークリアー」のスプレーと遜色ない感じです。しっとりとした上品なツヤ消し具合になってくれました。ツヤ消しの具合は、「Mr.スーパークリアー つや消し」よりも「Mr.カラースプレー 30番 つや消しクリアー」に近い雰囲気の、半ツヤ寄りのツヤ消しです。


 前回、「ガンダムサンドブラウン」で砂ヨゴシを施したのですが、粉をモデルの表面にこすり付けただけなので、手で触っているうちにハゲてしまいます。それを保護するためにトップコートを吹いたのですが、子持ちさんが懸念したとおり、「ガンダムサンドブラウン」の効果が薄れてしまいました。前回、砂まみれにした爪(?)にあたる部分は、見事に黒に戻ってしまっていますねぇ。
 これは筆者にとっては想定内の現象です。

 数年前に、食玩「アルティメット・オペレーション」のグフを改造して「プロトタイプ・グフ」を作った際に、通常の製品のエアブラシ塗装に近い仕上がりを目指して、パステルを粉にしたモノを塗装面にこすり付け、その上から「Mr.スーパークリアー つや消し」を吹いたら同様の現象が起こりました。
 ツヤ消しクリアーでコーティングする前にパステル粉末やガンダムマーカー「ウェザリング用」をモデル表面にこすり付けても、コーティングによって薄れてしまいます。しかし、「下塗り」としては有効だと思います。コーティング後に再度パステルやウェザリングマーカーをこすり付けたモノを手で触ると、やっぱり多少はハゲますので、それに対しての「保険」になりますので…。


 さて、トップコートのツヤ消し塗装面に再度「ガンダムサンドブラウン」で砂ヨゴシを施して完成です。ツヤ消し塗装面のおかげで、「ガンダムサンドブラウン」の定着性は格段に良くなっています。また、トップコートは合成ゴム製パーツのホコリ付着防止の役割も果たしてくれるようです。


 上から見たバクゥ。砂漠っぽい色の布の上に置いています。砂漠の表現に布を使うのは、姉からのアドバイスによるものです。


 顔アップ。やっと額のセンサー部分に貼った「ラピーテープ」が目立つ写真が撮れました(笑)。


 昔見た「砂漠の斜面で傾きかけの姿勢で主砲を撃っている戦車」の写真を思い出しつつ…。


 砂漠気候の日差しって難しいです…(汗)。


 最初の画像の加工前のモノも貼っておきます。ミサイルポッドと左後ろ足で地面や背景と接地させています。スタンドを使用せずに動きのあるポーズを取らせるのって、根気の要る作業ですねぇ。

 今回でウチの方のバクゥはとりあえず最終回ですが、後日再登場する予定です。合同企画で作っているエプロンさんは、どんな感じに仕上げてくるか楽しみですねぇ!