おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ワーグナーを聴く…。

2009-12-26 06:28:57 | おじたん。的便宜耳机評論。
いや…ラジオでやってるもんで…。

この時期になると、NHK-FMで長々とワーグナーを流してますな。

『バイロイト音楽祭2009』って事で、日本で言えば「夏フェス」みたいなもんですが、ほぼ1ヶ月くらいやるのでして…。

そろそろ遠くなる頃の昔に、取材で訪れたドイツでこれに出くわしましてね。
お祭りだって言うから、ドイツは夏祭りもカルチャー度高いなぁ…と、思ったんですが、延々と1ヶ月もやってる事を知り、素直に驚きました。しかも…ワーグナーだけしかやらない。音楽祭なのに…。

ワーグナーと言えば…『地獄の黙示録』な『ワルキューレ』が脳内に焼き付いているので、そんなのはやってるのかと周囲の人に訊ねると「もう終わっちゃったよ…」。

プレスには違いないモノの、分野が全く違うんだけれど、地元の人が「この人プレスの人よっ!」って、勝手に紹介しまくるもんだから、チケットもないのにちょっとだけ入れて貰えて…

「なんじゃこりゃ…。」

熱気ムンムンでメガネが一瞬で曇ったのでした。後で訊いたら、空調なんてのはあっても乏しいモノみたいで、一応は夏ですから…。

日本と比べると過ごしやすい夏だと感じていたんですが、早朝なんか結構涼しいし…と言うか、寒かったんですが、劇場ってもう少し快適なもんかと思ったんですがねぇ…。

実は…世界的に由緒ある有名な音楽祭だったワケで、そうしたのを知ったのは帰国した後だったんですけれどね…。チケットもなかなか取れないと言ってましたし、あっちの夏休みはハンパ無いんで、丸々1ヶ月この音楽祭を聴くだけに費やす…なんて人もかなりいましたっけ。

和装の日本人もかなりいて、正装じゃないとダメなのか? とも思ったのですが、裸みたいな人もいるし、中は熱気ムンムンだし、良く判らなかったです。

でまぁ、日本ではこの時期に長々とFMで流してまして、例年ならかいつまんで聴く…って感じでしたが、そりゃこの時期観たいTVも多くなるし、特番も増えるワケですから、全部を齧り付いて聴いてみる…なんてのは出来なかったのですけれど、今年はHDD空けて待ちかまえてます。

全部で…33時間? 関係あるんだか無いんだかなオマケの曲も含んでますが、何GBになるんだろうか…。PCに録音しておける…ってのは実に便利で…。

まぁ…主体は歌劇ですから、ほとんど何を歌ってるのか判らないんですが…曲が好きだと結構飽きずに聴いていられます。

「何言ってンの?」
「…判りません…」

ちょろっと覗いた時に、現地のコーディネーター兼通訳のねぇちゃんに訊ねてみたんだが、判らない…って言うんだよね。判る部分もあるらしいけれど、そこそこたしなんでおかないと、判らないモノだと理解したんだけれど…。

「ビール全然飲まないのにドイツ人よりソーセージ食べる変な日本人…」

と、このねぇちゃんにドイツ語のあだ名を付けられましたが、もう忘れちゃったな…。

どこへ行ってもザワークラウトと言うキャベツの漬け物がタダ同然で出て来るので、むしゃむしゃ食べまくってたら「ザワーさん」って呼ばれるし…。地方ごとに微妙な味の違いにハマってましてね…中には食べて大丈夫なのかな? ってのもありましたけれど、お通しみたいなものですかねぇ…日本で言えば…。

そうした思い出とともに、ワーグナーなんか聴いちゃって教養を深めるワケです…。

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