おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

漏れる。

2008-03-19 05:36:32 | 我思う、故に書くなりよ。
チベットが昨日に引き続いて大変である…。

ま、そりゃそーだが、早朝から意味もなくネットをうろうろすると、従来では考えられなかったコトに感嘆する…。

中国は外交官やマスコミをチベットから遠ざけており、現地や周辺で騒ぎが起きているトコロからは直接情報を得られない。ネットも規制されて、あちらからの発信や、こちらからの発信も遮断されていると言う。これも普通、やるだろうなぁ…。

ところが、ちらほらとホットな情報が漏れており、犠牲となった遺体の証拠写真などが既に出回っているのだ…。数と言い、証拠と言い、真っ先にどこかへ隠すべきが遺体でもある。

まぁ、それが本当に…? となると、これは確認のしようも無いのだけれど、従来じゃ考えられなかったコト。電話ですら盗聴されていてもおかしくは無く、鎮圧と同時に制圧するのが情報の漏洩で、ここいらは中国はかなり得意な分野。でなければ、共産党なんてのは続けていられないし…。

それでいても漏れる。漏れてくる。すげー時代だなぁ…。

どちらかと言えば、ギョーザ問題でも判ると思うが、中国は「先に言っちゃったモン勝ち!」的な姿勢が強い。確たる根拠があるのかどうだか怪しすぎる段階でも強気にバンバン先に言ってしまうんである…。

まぁ、従来はそれでも良かったんだろう。どうせ、判らないだろうコトにしちゃってるし、真実を知り得る人間もいないんだから、言ったモンが勝ち…にはなる。

これを見事にひっくり返すだけの情報が、現代では確実に漏れる…ってコトは、結構な致命傷に繋がりかねない。いつかは漏れて来るものだけれど、従来考えていた早さを大きく凌駕しているのは間違いない。

一見、中国が言っている様に、致命傷を与える様な武器を使った痕跡は見えない様だが、何か細い刃物で刺している、もしくは小口径の銃弾を使った射殺…って感じは受ける…。そんな画像が情報として流れていた…。

これがまた、どこぞへと転載され、無限にコピー状態ともなると、中国はネットの出口も入口も塞がなければならなくなるから興味深い。部分的には一方的に…とはなるだろうけれども、何かと不便にはなるんじゃなかろうか…。

なにげに使っているPCが大きな武器になっちゃう時代なんである…。

その辺は結構キビシイ国なので、抜かり無いんじゃないかと思ったんだけどねぇ。

それでも、死と隣り合わせの苦労があるんだろうな…。情報を持って、ヒマラヤ越えて…って感じの…。

また、そんなのが全て「でっちあげ…」でも良かったりする。真実としてそんな遺体なんかなくとも、そうした偽の情報が1つの「武器」なのだ…。争乱が起きて、死者が出た…と、そこまでは真実であって、その先は真実で無くとも良いんである。

アナログ時代の情報戦は共産圏の国はなかなか手強かったと言う。要人が失脚すれば、記念写真ですらその姿が消えた…。そうした工作で、いかようにも歴史すら変えて来たのであるが、デジタル時代の情報戦…とは言え、チープな感じもするが、そうしたコトが既に始まっており、世界を流れているんである。(かもしれない…)

マンパワー以外に武装のないチベットの対抗手段は情報の流出、そしてその質と量にしか頼れない。目に見える抗い…だけでは無く、目に見えない抗いをいかに有効なモノにするかが、チベットの自由にかかっているのかも知れないねぇ…。

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