おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

声の宝物。

2008-03-08 18:06:37 | 我思う、故に書くなりよ。
広川太一郎氏が死去 007ムーアさん吹き替え(共同通信) - goo ニュース

人間だから、仕方ないコトなのだけれど、残念至極…。ブームになっているモンティパイソンもそうだけれど、この人が吹き替えたからこそ『名作』になったシリーズは多かったりしちゃったりなんかして…。

つい先日、マグロ漁かなんかの番組でのナレーションをされていたのを見たのが最後となってしまったが、あの声を楽しむチャンスを多く残して頂けたのは、残された者にとってはとても素晴らしいコトである。

『宝物』をありがとう…。ご冥福を祈ると共に、感謝せずにはいられない。

Mr.BOOもそうだが、広川節とさえ言われたアノ調子は永遠に残って欲しい。NHKでやっていた「キャプテンフューチャー」とか海外ドラマの「600万ドルの男」と言った、比較的アノ節の少ない作品でも、やっぱりあの声じゃなければダメってくらいに決まっていた作品も多い。

惜しむらくは、007シリーズを広川節炸裂状態の吹き替えで見てみたかったなぁ。

そんなコトしたら、オースティンパワーズになってしまうのだろうけれど、アノ吹き替えが楽しめるなら…と、望んでやまない気持ちが尽きないんである。

「セイラさん」が逝ったと驚いていたら、「ブライト艦長」までも逝き、「古代進」も「古代守」も逝ってしまうなんて、宝物がどんどん失われてしまう喪失感がいたたまれないのだけれど、作品がこの世に残る限り、永遠でもあるワケだから、長く、しっかりと残されていける様だと喪失の補完もまんざらじゃないんだけれどね。

探して、見返す作品が増えちゃったなぁ…。せつない春である…。

Comments (2)
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