おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

じゃあ事故るなよ…。

2007-06-12 15:03:19 | 我思う、故に書くなりよ。
元福岡市職員、危険運転を否定 3幼児死亡のRV転落事故(共同通信) - goo ニュース

正常な運転が出来ないほど飲酒はしていないと主張しているらしい…。

飲酒して正常な運転が出来なかったからこそ、こうした極めて重大な事故を起こしてしまったんじゃないのか? 逃げて「事件」にまでしちゃうし…。

という、素朴な疑問はどーでもよいらしい…。マジメにこの点を争う裁判が始まったそうだが、飲酒して3人を死に追いやり、おまけに逃げるし、水飲んで飲酒を誤魔化している時点で「死刑」でも良いと思うし、被害者が身内だったら絶対そう主張したい事件である。挙句には責任を被害者に押し付ける様な主張もしてるし…。

まぁ、裁判で争うのも致し方ないので、争いの中ではこうした妙な論法で対抗しうる事もあったりするワケだが、普通に考えて…「バカ…」だよなぁ…。弁護士もその辺は承知の上だろうから、ごくろうさんである…。

ことごとく、飲酒には甘い国なので、判決が気になるところだが、これで加害者側の主張が通ってしまうと、おそらく世の中もっとおかしな事になる。法律の不備でそうしたおかしな状態が維持されてしまうとなると、新設された危険運転致死罪ってものでさえ、何ら意味を成さなくなってしまう。

少なくとも、しらふで事故るよりは、1杯ひっかけて事故った方が「お得」って現状はどう考えてもマズイんである…。結果はどうあれ、飲酒で罪までもが薄められる世の中で良いワケではないし、飲酒して自動車を運転している時点で重罪としていかなければ、変な主張ばかりがあわよくば通ってしまいそうな雰囲気がまだ、残っているのもかなりヤバイ。

3人も沈め殺しておいて「過失致死」なんて主張出来る雰囲気が許せないだけの客観的事実が明らかになっているのにだ…。1人あたり25年は刑期として計上しても何ら悪いとは思えないし、コンボでアウトって感じすらするんである。

飲酒さえしていれば、痴漢も暴行も自動車事故も「軽く」なる様な雰囲気はいかん。慣行としてそうした甘やかしを助長するような雰囲気を廃絶して行かないと…。

この加害者だって、飲酒せずに、逃げずに、キチンと通報し、救助に当たっていたら、こんな言われ方もされなくて済んだハズである。そうした上で、主張すべき事を主張すれば、それは誰もが「主張」と見るだろうけれども、逃げるわ、水飲んで誤魔化すわ、で、これじゃあ「同情するのに金をくれ…」とさえ、言いたくなる。

ま、飲んだら運転しないだけで、こんな憂き目に遭わなくても済むのだから、常識のある成人ならば、とっくにそうしているのだろうけれど、飲酒して運転する事自体に罪悪感さえ抱かない成人や未成年が未だにゴロゴロしているのも事実なので、大目に見る…なんて寛容な態度はなおさらのこと、要らないと言うのが大方の意見である。反則金や、免許停止、剥奪くらいじゃ痛くも痒くもないって人が多いのはどーしてか?

飲酒自体は趣味嗜好なワケで、悪い事でもないと思うが、そんなこんなの果てに、大目に見る…って雰囲気が助長されるならば、飲酒自体の是非も問われかねなくなって来る。まぁ世論としてそうした雰囲気までは形成されはしないだろうけれど、飲まなきゃ済むのに、わざわざ飲んでいるんだから、始末に負えないってのは確かだと思うけれどねぇ…。

さすがに、こうした不条理な事件が多くなったので、あれやこれやと見直される機会があちこちで増えてはいるのだけれど、まだまだ…なのも現状だからねぇ…。加害者にも被害者にもならないために、必要な事はキチンとおさえておかないと、行く末も危うい事になるんだねぇ…。

明日はわが身だ…って、明日のどこいらへんの誰がってのは、知る事と、それを守る事で防ぐ事が可能だと言う事が、少なからずの救いだったりするんじゃなかろうか…。

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