アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「備え付けの翻訳機能が不完全だったため」と、いうのだが…。

2012年06月13日 | Weblog
 奈良県が外国人観光客向けに今月公開した会員制交流サイト「フェイスブック」の公式ページで誤訳が相次いでいたのだそうで…。「備え付けの翻訳機能が不完全だったため」と、いう。機械のせいにしないでよ。出来上がりをチェックできなかっただけの話でしょう。

 鹿の毛が年2回、生え変わることを紹介した文では「生え変わります」が訳しきれなかった。これは、訳しきれないのが当たり前。「生え変わる」ではなく、「生え替わる」か「生え代わる」と、すべきでしょう。優れた翻訳機能でも、「生え変わる」は、うまく訳せないと思います。

 笑えるのは、「もともと」を「元々」と認識せず、「下々(もともと)」と認識したということ。つまり、訳文は、「アンダーアンダー」になっていた。大笑いさせていただきました。おもしろい!

 東大寺の鹿について「たくさんの人からおやつをもらって満腹だったと思います」を英訳する予定でした。で、できあがった文では、「鹿から(人が)おやつをもらった」ことに。おもしろいけど…情けない。
 国際化の時代ですから、外国人向けホームページ(HP)は、中国語、韓国語、英語、フランス語では追いつかない。ドイツ語、イタリア語、スペイン語のページも追加される…表面には出ないが、とんでもない表現の文がたくさんあるのでしょうねえ。 おかしな訳が、ますます増えますよ。

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