アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「労働教化刑」処刑より効果がある…

2024年08月20日 | Weblog
  驚きませんがね。北朝鮮当局は、韓国ドラマを見た中学生30人余りを公開処刑した。
 その前には、脱北団体が北朝鮮への風船を飛ばし、その中に韓国ドラマが保存されたUSBメモリーを入れたという。これを拾って摘発された学生たちが公開銃殺されています。
 6月にも、同じ理由で17歳前後の青少年約30人が無期懲役と死刑。
 対北朝鮮団体が風船ではなく海から送った「コメの入ったペットボトル」を流したそうですが、拾ってご飯を炊いて食べた住民に労働教化刑を下しています。

「公開処刑」ってのも怖いですが、「労働教化刑」の場合、刑期の間中、過酷な労働をさせられるのですよね。
「処刑されたほうがマシだったなあ」と、人生を諦めかける人もおられるんじゃないかなあ。

 教化の意味は、「人を教え導き、道徳的・思想的な影響を与えて望ましい方向に進ませること」。
 北朝鮮の教化は、私にとっては、「望ましくない方向へ進ませること」なのですがね。
「労働教化刑」で思い出しました。日本人でもこの刑を宣告され、実際に服役した人がおられたのです。

 1983年に「第十八富士山丸事件」がありました。
 日本の貨物船の船長と機関長が北朝鮮にスパイ容疑で拘束されたのです。2人は、1988年に「教化労働15年」の刑を宣告されました。

 第十八富士山丸事件の経緯は…不可解なものでした…日本~北朝鮮を往復していた冷凍貨物船「第十八富士山丸」に、北朝鮮人密航者が乗り込んでいたのです。船長は、門司海上保安部へ身柄を引き渡しました。それで落着かとおもったら…10日後、北朝鮮に入港したら抑留されたのです。密航の幇助及び継続的なスパイ行為の容疑。
 私だけの解釈でしょうが、北朝鮮はこれぐらいのことは、呼吸するぐらい普通のこと。